金子光晴老境随想「じぶんというもの」 2017年12月28日 | よみものみもの 先日のライブで。 中川五郎さんは、詩人の金子光晴が好きで、 自分が吉祥寺に住んでいた頃、ちょうど金子光晴も界隈に住んでいたと言う。 その頃、五郎さんは二十代で、金子は七十代。 街を歩いていると、たまに金子の姿を見かけたそうだ。 あるとき、金子は若い女性を連れていて、 なんの気無しにあとをつけて行くと、 吉祥寺の北東側のホテル街に消えて行ったそうだ。 ほほう。やるな、金子爺。 「当時の僕はそ . . . 本文を読む