犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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古い写真を捨てる

2022年04月30日 | Do it myself
[あらまし] 地下室がカビてしょうがない。

家の北側に地下室が有るが、ここがカビて困る。
何年か前に業者に依頼して防水対策してもらったが、
結局ダメだ。

ある方向の壁が、どうしても湿る。
我が家の地下には水脈でも有るんじゃないか、
というくらい、湿る。

ここはきっと、地下室を作るべき場所ではなく、
井戸を掘るべき場所だったのだろう。

そんな地下室を書庫にしていたもんだからたまらない。
たくさんの本がカビにカビて、台無しになってしまった。
古本屋でも滅多にお目にかかれないような稀覯本も中には有ったけれど、
捨てるしか無かった。



本以外の物も少し置いてあった。

私が子どもの頃に作ったプラモデルも有った。
懐かしいが、捨てた。
筒に入った、高校の卒業証書も有った。
無くても困らない気がする。

それから、亡兄の撮った写真のパネルが有った。



兄は父の先妻の子で、私とは12歳離れていた。
おとなしい男子で、カメラが好きだった。

あちこちへ行って撮ってきた蒸気機関車の写真が有った。

兄は二十歳の時に亡くなっているので、
写真は、えーと、昭和52年、えーと、1977年までの物ということになる。
こんなSLが走っていたのか。
何かイベントで走ったのか。

wikipediaでC61を調べてみると、
引退は1974年とある。
なるほど。
兄は、現役最後の姿を高校生の頃に撮ることができたのだろう。

D51は翌1975年の引退だという。
兄が亡くなったのは私が小学2年生の時だったが、
「デゴイチ」という機関車の称号はよく聞いた記憶が有る。

右下の写真には兄が写っているから、同級生が撮ったものだろうか。
隣の男子の長髪とティアドロップ型サングラスに時代を感じる。



左下は、母の撮った奄美大島住用湾。

奄美にも観光開発の手が伸びてきていた。
沖縄のように、内地の人間の都合で形を変えられてしまうのではないか
とヒヤヒヤしていたが、
昨年、世界自然遺産に登録された。



カビてカビてどうにもならない。
残念だが、捨てる。
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