万力を机に設置するための板を作る

去年だったかもう少し前だったか、
どっしりとした万力を買った。

バイスが欲しいバイスが欲しいバイスが欲しい
とずっと思っていた。
欲しい工具はとっとと買うべきである。
ということに最近やっとたどり着いた。

買ってもそんなに使わないかもしれないからなー。
とか
無かったら無かったで他になんとか工夫してできるしなー。
とか思いがちだ。
工夫は結構なんであるが、
「そんなに使わない」ことは無い。
有れば使う。
有ればどんどん使う。
それを使ってできることをどんどん思い付くようになる。

※

銅の丸棒にネジ山を切る。

ただの棒をボルトに作るのだ。

ダイスという工具を使う。
これも、
ダイスが欲しいダイスが欲しいダイスが欲しい
と思っていて、数年前にやっと買ったものだ。

有ると工作の幅がグン！と拡がる。
今までできずに諦めていたことがどんどんできる。

今回は、銅の丸棒53㎜の両端がネジになっているものが４本必要だ。
片方のネジ山のほうが５㎜ほど長いとちょうどいい。

そんな細かい仕様の物など、どこにも売っているわけが無い。
自分で作らなければならない。

ダイスを持っているから、
銅の丸棒さえ買ってくれば、自分で作れる。わーい。

※

バイスを持っていなかった頃は、
丸棒をクランプで挟んで、更にそのクランプをクランプで机に固定する、
という方法で材料を固定していた。


これが、まあグラグラするわ回転するわ。
作業しにくいったらありゃしなかった。

バイスが有るからもう大丈夫。

なんですが、
買ったバイスは、台にクランプで固定する仕様ではなく、
ボルトで固定する仕組みになっている。

ずっしり重いし、
もう、作業台のある一角に固定して使うよね、という仕様なのだ。

そうしたいのは山々なのだが、
そのような作業台が、現状では無い。

バイスを机に直接置くと、机が傷付いてしまう。
それに、しっかり固定しないと、グラつく。
重いとは言え、作業で力が掛かることも有る。

※

そこで、バイスを板に固定して、その板をクランプで机に固定することにした。

バイスを板にボルトで固定するのだが、
そのボルトの頭が板の裏に出っ張ってしまったら、
机の上にうまく置くことができない。

そこで、板の裏に、ボルトの頭が収まる深さの穴を開ける。
木工用のドリルビットで、なんじゃろう、10㎜くらいの穴を掘る。
適当な深さでドリルを止める。

それから、中心にボルトの通る５㎜の穴を開ける。
凸の字の穴が板にできるわけだ。


写真、左寄りが、できた穴。
右の穴には既にボルトを入れてあるので、頭が見えている。

※

その穴にボルトをねじ込む。
バイスの固定穴は４ヶ所だけど、２ヶ所やりゃいいや。


ワッシャーと一体型になっているナットを使う。
帽子のつばみたいな部分が有る。
フランジナットという。お便利。

この板を机にクランプで固定する。
できやがり～