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ムクゲは韓国で縁起の良い木ということになっているそうだ。
たいそう樹勢が良いからだろう。
まー、繁るわ繁るわ。
好きなだけ繁る。
そして花を咲かせる。
私は一重で白の中心に濃紅という組み合わせの花が好きだ。
※
ある時、ある所から槿(ムクゲ)を一本拾ってきた。
咲いてみたら、ほぼ白の八重だった。
繁りに繁り、花の重みで枝が折れそうになるくらいだった。
すぐ隣に生えてきた桃が成長した数年後、枯死してしまった。
負けたのか。
槿でも負けることが有るのか。
※
その槿を拾ってきたのは、
我が家に槿が無い、と思ったからなのだが、
よく見ると、在った。
サンゴジュとハナミズキとハゼの間の日陰で景気悪く、
花をあまり付けないこともあり、気付いていなかった。
一重で薄紫の中心に濃紅である。
ある年、庭に槿が生えてきた。
八重白の槿の子だと思ったら、あいのこであった。
八重で薄紫に濃紅の芯だった。
両方の木の花の特徴を合わせ持っている。
面白い花だが、ちとウルサい。
※
櫨(ハゼ)の幹が二股に分かれている、
槿寄りの幹を2,3年前に伐った。
すると、槿が勢いを増した。
花も増えた。
枝も増えた。
ちょっと鬱陶しくなったので、
太い所を伐った。
※
見ると、枝に虫が一匹いる。
蝶の幼虫だ。
頭やトゲの形から推測するに、
タテハチョウの仲間だろうか。
お初にお目にかかるので、よく分からない。
しかし、茶色い胴体で腹の後部わきに鮮やかなミントグリーン。
全体にトゲトゲしていて、4対の大きなトゲ。
これはかなり特徴的だ。
調べてみると、ホシミスジというチョウの幼虫だと分かった。
https://www.imokatsu.com/imo-hoshimisuji.htm
タテハチョウで合っていた。わーい。
寄主植物は
ユキヤナギ・コデマリ・シモツケ・ホザキシモツケ・イワシモツケ・シジミバナ・イワガサ・ミツバイワガサ(バラ科)など
とある。
ムクゲは一覧には無いが、どうなのだろう。
1メートルほどのところにコデマリが有る。そちらから移動したのだろうか。
だとしたら、もうすぐ蛹化するのかもしれない。
また探してみよう。
成虫も見慣れないように思う。
滑空して飛ぶという。
今後、気を付けておこう。
「夏の日中に水や薄めた尿を撒くと採集しやすい。」
ど?ど変態ですな。
いや、尿の中の何に反応するのだろうか。
※
老母の介護で心が飛んでいた2年間は、昆虫について書くことがほぼ無かったのではないか、と思う。
虫に目が行くようになったのも、自分(子どもの頃からの興味の対象)を取り戻した気がする。
楽しい。
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