犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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清き一票

2021年06月23日 | 介護ウチのバヤイ
母88歳が特別養護老人ホームに入居して、あと数日で一年になる。

入居してすぐに、都知事選挙が有ったんだったっけ。
母は常日頃、「選挙は国民の義務だ」と言っているので、
投票したかろう。
老人ホームから出かけられなくても投票ができるように、
郵便投票を事前に申請した。
一度申請しておけば、今後は選挙の前に
その都度の申請書が届けられるという。

郵便投票をするには条件が有る。
母の場合、要介護5でもあったが、これは年ごとに申請し直さなければならない。
身体障害2級であり、こちらは一回通ったらOKだ。

投票用紙と、それを封入する封筒と、それを入れる封筒が送られてきた。
封筒には返信用の切手も貼ってあった。
手厚いことだ。



再来週、都議選が有るので、申請書の用紙が送られてきた。
申請書には自署が必要だ。

新型コロナ感染防止のため、今は面会もできない。
特養に電話をして相談してみた。
相談員さんに書類を預けて、本人にサインさせてもらえないか。

すると、返事は意外なものだった。
今、入居者が施設に居ながらにして投票できるように、
施設長が働きかけている。結果は一週間後に出る。ちょい待ち
ということだ。

なんと素晴らしい取り組みなんだろう。
そんなことならあたふたと郵便投票の申請をする必要も無かったな
と、チラリと思った。



一週間を過ぎてからあらためて電話してみると、
施設から投票できることになった、という。
更に、これから入居者に投票したいかどうか、意向を聞く。ちょい待ち
ということだった。

なるほど。
さらにちょい待ってみた。



電話が掛かってきた。
これまた意外な話だった。

母に意向を聞いてみたところ、
特に投票したくない、
という返事だったのだそうだ。

おやおや。
心境に変化が有ったのだろう。
無理も無い。

来週、通院のために会うので、話を聞いてみるか。
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