犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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ケアマネ様々

2017年01月25日 | からだ
ケアマネージャーHさんは、話を引き出しつつ
自分の意見も述べて、すんなり納得させる名人だった。
話していてたいへん心地よいので、長くお付き合いしたかったが、
異動になってしまい、担当期間はたったの3ヶ月だった。

そこでMさんに代わったのは、2年前の4月だったか。
今までの中で一番若いケアマネさんだ。
年の頃は30前に見えるが、ケアマネージャーは前の職業で数年間を経ていないと
受験できないから、30歳にはなっているだろうか。
月一回の面談にきちんと来てくれる。

そして、何かしら課題を出していくのだ。
次の月に来た時には、この一ヶ月、その課題にどう取り組んだか、確かめる。
老母本人だけでなく、私にも同時に何かしら宿題が出ていた。

母は、面談当日になって、先月何を約束したんだっけ、
ということを思い出せずにじたばたした。
面談の場ではその気になるけれど、面談が終われば話した内容は
後回しにしてしまい、何日か経つうちに忘れてしまうのだ。

そんな調子だと、面談がまるで針のむしろのようになる。
自分で自分の首を絞めている、というのが真相だが、
母はその頃「あのケアマネさん、嫌い。」とまで言った。

ある時、体調が今までとちょっと違う、ということを説明し、
課題ができなかったことと、同じ事柄を今後も課題にすることは難しい、
ということをきちんと自分で言った。

それ以来、Mさんは毎月の課題の出し方をかなり変えた。
別の接し方も持っていたのだ。

母の言うことに納得行かないと、私はこっそりMさんに目配せする。
Mさんはうまくそれを拾ってくれる。
母子で日常きちんと伝わっていないことを、面談の場で繋いでくれる。
ケアマネージャーの技だ。第三者というのは大事だ。
2年近い期間を担当してもらった中で、私自身の心境の変化もあった。
また、若いケアマネさん自身もどんどんうまくなって行っているようにお見受けした。

何回もかけてお話をする中で関係を築いて行って、
やっとよく知り合えるようになるので、こうやって異動があると大変なんですけどね。
私もケアマネージャーの仕事を続けたいし。
と言っていた。
2月から別の事業所に異動になったのだ。
会社の都合で、看護士としての仕事に移るそうだ。

若いし、また会社の都合でケアマネに戻ることもあるだろう。
お元気で~

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