犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

昨日明けてしまった。

2021年01月01日 | 毎月馬鹿
昨日はツイッターだの犬の散歩だので、
「あけましておめでとうございます」と挨拶してしまった。
なんかみんな妙な薄笑いしか返してくれないので
おかしいな、と思った。

夜、テレビをつけたらどう見ても紅白歌合戦に見える歌番組を放送していて、
そこでやっと大晦日だったのだと気付いた。

地元深大寺界隈も初詣の人出など無く静かなものだ、
みんなコロナで自粛してんだな、えらいもんだ、
などと思っていた。
粛々と。



旧暦のカレンダーを使っている。
易をやるにも鍼灸をやるにも、運気論は基礎に欠かせない。
そのためにも、現代のグレゴリオ暦ではなく、太陰太陽暦が必要だからだ。

月の満ち欠けや、十干十二支、六曜(大安とか仏滅とか)、
二十四節気、七十二候のほか、
八十八夜や二百十日や土用なども書いてある。

こういう暦を使って何年も生活していると、
季節の変化が感じ取れる以上に、毎年の違いに明確な基準ができる。

秋の虫の鳴き始め、鳥の声の変化、風向き、
太陽の角度、月の低さなどがしっくりと体に入ってくる。



紅白の画面を見て気付いて、
犬の散歩で会う友人に電話をかけた。
ーいやぁ、閏年だから間違えちゃってさ。
「なんで閏年だと間違えるのよ!?
ってか、閏年で間違えるのは3月1日くらいでしょ!」

現代日本人である以上、
七曜365日のグレゴリオ暦も把握していなければ、
ゴミ一つ処分できない。

日付はともかく、曜日は大事だな、ってことで、
曜日を書いて、1月1日を1として番号を振っただけのカレンダーを
壁に貼っている。
つまり、2月1日のところには「32」と書いてある。

ですから。
365まで書いた次の木曜日のところには、「1」と書いてあった。

閏年を忘れていると、大晦日と元旦を間違えるのは
こういう次第である。



曜日と日数だけのカレンダーでは、
今日が一年の中で何日目か、ということだけはすぐ分かる。
私の誕生日は7月15日だが、それは196日目だ。

6月が終わり、7月に入ると
「さあもう一年の半分が過ぎましたね」なんてよく言うが、
私に言わせれば、一年365日のの真ん中の日は7月2日なので、
7月2日の正午を過ぎないと「一年の半分が過ぎた」ことにはならない。
え?細かい?

一年ぶっとおし番号カレンダーを使っていると、そう思う。



閏年だったことなんて、大晦日頃には
私でなくとも、誰しも忘れている。
そのズレは2月の終わりにとっくに消化されているからだ。

なんなんだ。2月って。
ひと月は31日。
小の月でも30日。
なのに、2月に限っては28日と、ずいぶん凹んでいる。

30より2も少ない。
その分を、他の大の月から1日ずつ取って来て、
2月を30日にすれば、他の大の月2つが小の月になる。
平均化されて、良いのではないだろうか。
月々で〆ている勘定など、なるべく日数が平たいほうが
何かと良いのではないか。

わざわざ2月が少なくなっているのには、
何か特別な理由が有るに違いない。

もしや。
閏年の時に増せるように、わざと少な目にしてあるのではないか。
と思って調べてみたら、そうだった。
増やせるように減らしてあるのだ。

でもでも、2日も凹ますことは無いじゃないか。
閏年でも1日増えるだけなのだから、
普段は29日でもいいじゃないか。

と思って調べてみたら、分かった。
4年に1度の閏年では、ズレが補正しきれないので、
400年に1度は2日閏わすからである。

明治5年にグレゴリオ暦を採用して以来、
まだ150年程である。
だから、日本人はダブル閏年を未経験なのである。

次のダブル閏年は180年後らしい。
それまで生きている人もいないわけなので、
知っていてもなんになるでもない。





今日は一日。
毎月馬鹿の日。
法螺話です。
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