犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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善さげな人

2019年04月17日 | 日々
近所のスーパーで。

客の一人の女性が、商品の陳列台の前で床に屈み込んでいる。
何か落としたらしい。

もう一人の男性客が、一緒になって床に這って陳列台の下を覗き込んでいる。
作業着で、仕事帰りなのだろう、総菜や弁当や缶ビールが買い物籠に入れてある。

男性はただの通りがかりだったようだ。
総菜の陳列台は動かせるようだったが、女性は勝手に動かそうとはしなかった。
男性にちょっと礼を言って、店員を呼んで来て、台を動かしてもらい、
落とし物を無事に拾った。

赤の他人の落とし物のために、床に這うとは、
気のいいおっちゃんだな、と見ると、
作業着には社名が縫い取られている。
近所のある食品工業会社だ。



住宅街の中だとウインカーを出さずに角を曲がる車をよく見かける。
徐行しているからいいと思うのか。
周囲に他の車がいないからいいと思うのか。
歩行者は車のウインカーを見ていないと思うのか。
遠くから見て道路の端に避けようとしている人などいないと思うのか。
意外に危ないからやめてけれ。

一方で、どんな道でも安全運転をする人はする。
きちんと一時停止し、じわりと動いてまた停止し、確認して進む。

こちらが歩いていて、車が近付いて来たときにも、
なんとなく感じの良い車というのは、なんとなく感じ良い。
動きという動きが丁寧なのだろう。
それが全体の雰囲気を作るのだろう。

何がどう良かったのだか、数ヶ月前のことなのでもうよく憶えていないのだが、
そういう、穏やかな運転の車を近所で見た。
いい運転をするな、と思って見ると、
車には社名が入っていた。
近所のある食品工業会社だ。



運転していたのが、私がスーパーで見たおっちゃんかどうかは分からない。
ただ、おっちゃんが床に這いつくばっているのを見て、
この人が人の好い人というだけでなく、
職場の雰囲気も良いんじゃないかな、
だからこの人も人の好さを発揮して暮らしていられるんじゃないのかな、
などと思った。

わからないけどね。



家の近所に、ある大手会社の配送センターが在る。
そこのドライバーたちが、車で出勤してきて周辺の駐車場にとめる。
ただ、運転が荒い。
そしてウインカー出すこと無くキュッと駐車場に入る。

仕事でトラックを運転する時はひと味ちがう運転をするのだろうけれど、
普段の運転が荒いのは、どうかな。
と、思ってしまう。

ちょっと離れた所から車で通勤して来ているから、
地元の人ではないのだろう。
でも、会社の周辺の地元の人の目というものも、有るのにな。
地元でもない、仕事中でもない、という時の運転が荒くなるのは、
何か無責任さを感じる。



思えばどちらも食品流通に関わる会社だ。
地元会社の仕事に、ちょいと興味が湧いた。

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