
焚火をしちゃいけないというわけではない。
家庭のゴミ程度の量なら、自宅で燃やしてもかまわない。
市役所もそう言っている。
ただ、近所の目もうるさくもある。
ふるくから住んでいる人たちは農家なので、
焚火にとやかく言う感覚の人はいない。
むしろ、みなさん量が多いので、燃やしていない。
数年前に隣の敷地に新しく建った家々は、
気密性も高いようなので、窓が閉まってさえいれば、
煙も気にならなそうだ。
洗濯物も外に干さない家も多い。
一時期のように焚火を控えることも必要無いのではないかと思えてくる。
※
一年前から、切り枝をゴミとして無料回収してくれるようになった。
ただ、短く切り揃えて出すのが面倒で、私は利用したことが無い。
しかし、
落ち葉にしろ切り枝にしろ抜いた雑草にしろ、
庭で朽ちるに任せておいても良いのだが、
そうすると、全てが土に還るわけで、土が増える。
我が家の標高がどんどん高くなっていっている。
※
本当は燃やしたい。
でもなんとなく遠慮している。
しかし燃やさないと、土が増えて困る。
遠慮無く燃やすためには、短い時間で済めば良い。
パッと燃えてサッと消えれば良い。
そのためには、よーく乾いている必要が有る。
雑草を取ったら、土をふるい落として、風通し良く日に当てて
しっかり乾かす。
そこで、ふるいが必要である。
草を取って篩に入れて、土を振るい落として、
そのまま篩の網の上で乾かす。
大きい篩が要る。
※
この家に引っ越して来る頃、亡父は毎日のように庭の手入れをした。
庭の土づくりからだ。
空き地だったここは、雑草とゴミがひどかった。
高度成長期、昭和の頃は、道端や空き地などのゴミのポイ捨てが
今より多かった。
物が豊かになってゴミが増えたが、マナーはまだ確立していなかった。
土を掘ると、数十センチ下からも空き缶の錆びたのやら何やら
いろいろゴミが出てくる。
雑草で一番しつこいのは、ヤブカラシだ。
地上も蔓状で厄介だが、やつらは地下の根茎が本体だ。
太くて軟らかい根茎を掘り出して、切れ端を残さないように始末しなければいけない。
黒土を1メートル近く、赤土に到達するまで掘り、
その土を篩にかける。
小さな篩ではやってられないから、亡父は自分で大きな長方形の篩を作って使っていた。
※
あんな篩を作ろう。
亡父は蔵書が多く、本箱を自作して棚にしていた。
半分自作した地下室が水漏れでひどくカビてしまったので、
大量の本と本箱がダメになった。
本は捨てたが、箱は戸外に放置して晒してある。
まあまあの物を選んだ。
これをバラシて篩を作ろう。
※
本箱は全て、幅235㎜(八寸)・厚14~16㎜の板を使って作られている。
箱のサイズとしては、奥行235㎜・高305㎜・幅610㎜となっている。
この本箱を、半分の浅さにちょん切ってそのまま使おうか、とも思ったが、
それではちと小さい。
※
まず、金網を探した。
網に合わせたサイズに作ったほうが、工作が簡単だ。
工作金網という商品が出ているが、これは長さが1mと決まっていて、
どうも無駄が出る。
あれこれ探し回ったが、なんのことはない、
最寄りのホームセンターに測り売りの金網が有った。
1cm角と少し目は粗いが、いいだろう。
金網の幅は455㎜。
これに合わせて板を切って作ろう。
※
2枚の板を同じ長さと幅に切る。
1枚切ってそれに合わせてもう一枚を切るのでは、
ズレるし、二度切らなくてはならない。
重ねて切れば一回で済むじゃん。
篩を作るだけだから、少々ズレても良いけれど、
電動の丸鋸で切るのだからしっかりと固定していなければ、
重ねた板が暴れるだろう。
クランプでとめればいいじゃん。
経験は無いけれど、うまいこと思い付いた。
※
うまく切れた。
これを枡形に組んで、それに金網を張る。
つづく
家庭のゴミ程度の量なら、自宅で燃やしてもかまわない。
市役所もそう言っている。
ただ、近所の目もうるさくもある。
ふるくから住んでいる人たちは農家なので、
焚火にとやかく言う感覚の人はいない。
むしろ、みなさん量が多いので、燃やしていない。
数年前に隣の敷地に新しく建った家々は、
気密性も高いようなので、窓が閉まってさえいれば、
煙も気にならなそうだ。
洗濯物も外に干さない家も多い。
一時期のように焚火を控えることも必要無いのではないかと思えてくる。
※
一年前から、切り枝をゴミとして無料回収してくれるようになった。
ただ、短く切り揃えて出すのが面倒で、私は利用したことが無い。
しかし、
落ち葉にしろ切り枝にしろ抜いた雑草にしろ、
庭で朽ちるに任せておいても良いのだが、
そうすると、全てが土に還るわけで、土が増える。
我が家の標高がどんどん高くなっていっている。
※
本当は燃やしたい。
でもなんとなく遠慮している。
しかし燃やさないと、土が増えて困る。
遠慮無く燃やすためには、短い時間で済めば良い。
パッと燃えてサッと消えれば良い。
そのためには、よーく乾いている必要が有る。
雑草を取ったら、土をふるい落として、風通し良く日に当てて
しっかり乾かす。
そこで、ふるいが必要である。
草を取って篩に入れて、土を振るい落として、
そのまま篩の網の上で乾かす。
大きい篩が要る。
※
この家に引っ越して来る頃、亡父は毎日のように庭の手入れをした。
庭の土づくりからだ。
空き地だったここは、雑草とゴミがひどかった。
高度成長期、昭和の頃は、道端や空き地などのゴミのポイ捨てが
今より多かった。
物が豊かになってゴミが増えたが、マナーはまだ確立していなかった。
土を掘ると、数十センチ下からも空き缶の錆びたのやら何やら
いろいろゴミが出てくる。
雑草で一番しつこいのは、ヤブカラシだ。
地上も蔓状で厄介だが、やつらは地下の根茎が本体だ。
太くて軟らかい根茎を掘り出して、切れ端を残さないように始末しなければいけない。
黒土を1メートル近く、赤土に到達するまで掘り、
その土を篩にかける。
小さな篩ではやってられないから、亡父は自分で大きな長方形の篩を作って使っていた。
※
あんな篩を作ろう。
亡父は蔵書が多く、本箱を自作して棚にしていた。
半分自作した地下室が水漏れでひどくカビてしまったので、
大量の本と本箱がダメになった。
本は捨てたが、箱は戸外に放置して晒してある。
まあまあの物を選んだ。
これをバラシて篩を作ろう。
※
本箱は全て、幅235㎜(八寸)・厚14~16㎜の板を使って作られている。
箱のサイズとしては、奥行235㎜・高305㎜・幅610㎜となっている。
この本箱を、半分の浅さにちょん切ってそのまま使おうか、とも思ったが、
それではちと小さい。
※
まず、金網を探した。
網に合わせたサイズに作ったほうが、工作が簡単だ。
工作金網という商品が出ているが、これは長さが1mと決まっていて、
どうも無駄が出る。
あれこれ探し回ったが、なんのことはない、
最寄りのホームセンターに測り売りの金網が有った。
1cm角と少し目は粗いが、いいだろう。
金網の幅は455㎜。
これに合わせて板を切って作ろう。
※
2枚の板を同じ長さと幅に切る。
1枚切ってそれに合わせてもう一枚を切るのでは、
ズレるし、二度切らなくてはならない。
重ねて切れば一回で済むじゃん。
篩を作るだけだから、少々ズレても良いけれど、
電動の丸鋸で切るのだからしっかりと固定していなければ、
重ねた板が暴れるだろう。
クランプでとめればいいじゃん。
経験は無いけれど、うまいこと思い付いた。
※
うまく切れた。
これを枡形に組んで、それに金網を張る。
つづく
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