[あらまし] 玄関わきに屋根付き駐輪スペースを作るのだ。
地面にコンクリ平板を敷き終えたので、屋根作りに取り掛かる。
材木を買うためにホームセンターに行って、驚いた。
半年かそこいら前に、どこの店にはどの材が有るか、調べておいた。
その時のメモの価格の1.56倍になっている。
柱は、1200円の材を5本で6000円。
と考えていた分が9000円になるわけだ。
これが全てではない。
1.56倍とは。予算とまるで違うことになる。
一体どういうことなのか。
一旦、買うのをやめて、自宅に戻って調べた。
※
木材が高騰するというのは、なんだか誰かから聞いていたような気がする。
こういうことは幼馴染の建築士、友人Mに違いない。
聞いてみた。
「そうそう、だから〇〇を早く××しろって、母M子がうるさいのよ。」
そうだった。その話は聞いていた。
ひとんちの事情だからここに詳しいことは書かないが、
住宅関連の価格が変わって、業界は騒然としているそうだ。
※
国土交通省のサイトにはこうある。
「北米における住宅着工戸数の増加、中国での木材需要増大、
世界的なコンテナ不足による運送コストの増大等の影響により、」
輸入木材が不足している、と。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/jutakukentiku_house_tk4_000080.html
日本は木材の自給率が低い。
一次産業を賄えていない国家は、地盤が弱いとつくづく思う。
新型コロナウイルスの流行によって、在宅時間が増えたので、
北米で家を建てる人が増えたんだとか。
かつ、木材輸入国である中国での需要も増大しているとか。
そこへもってきて、ウクライナ侵攻からの経済封鎖によりロシアからの輸入ができず、
追い討ちがかけられているとか。
※
これは、少々待ったところで価格は下がってこなさそうだ。
家を一軒建てるというほどの量ではない。
私は今、買おう。
友人Fの亡くなったお父さんが使わなかった材を貰ってある。
それを使おうとして考えたが、問題が多くて脳みそが疲れてしまった。
・他の材と規格が合わない。
貰い物の材はツーバイフォーである。
材の規格の違いはすなわち工法の違いでもある。
規格の違う材が混じると、工法も混じるようなことになる。
頭ん中がゴチャゴチャになる。
・庭に置いてあったので、きちゃない。
ゴキブリの巣になっていたり、雨ざらしで汚れていたり。
屋根の桟に使いたい材も、汚い。
ペンキを塗ってごまかそうかとも考えたが、
汚れを隠すためには濃いめの色を塗ることになる。
見上げた部分が濃い色なのは、ちょっとうるさいので、避けたい。
1.56倍でもいい。数千円の違いだ。材を買おう。
きれいに作って長もちさせよう。
※
数ヶ月の間に高騰したので、
住宅の新築増改築リフォームなどについて、
見積りどおりに作れない、というトラブルも多く出ているようだ。
上掲のサイトでも、相談窓口の案内が有る。
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