[あらまし] 飼い犬ジーロくん去勢オス14歳11ヶ月1週慢性腎不全たまに癲癇発作。
都知事選挙の投票から帰宅すると、
犬の声が聞こえた。
寝ている隙に出かけたのだが、目を覚ましたようだ。
駆け付けると、自力で起き上がれなくて困っている。
手を貸してやると、起き上がって立つことができる。
※
寝た姿勢と立った姿勢の切り替えが難しいらしい。
つまり、起き上がれないだけでなく、寝るのも苦手なのだ。
夜中でも昼間でも、うろうろと歩き続けることが有る。
不調の時だと、右の後足を軸にして、ずっと回っている。
疲れたら寝る。
疲れ切るまで寝ない。
疲れただろうと思って寝かそうとしてみても、
ぐいぐいと抵抗して立ち上がり、また歩く。
ちょっと以前はそうだった。
しかし、どうもこの頃は違ってきたようだ。
歩いていたり、回っていたりする時、
ちょいと引っ張ったり、離れている場合は抱き上げて、
寝床の上に座らせる。
そして、前足を肩から抱くようにして、ころりと横に寝かせる。
この時、少し抵抗する場合も有るが、
目から頭を撫でてやると、ほんの数秒で眠りに就く。
ちょっと以前より、寝かせつけやすくなったのだ。
※
かりかりかり、と音がする。
寝ながら脚をバタつかせている音だ。
夢を見て走っている場合も有る。
夢の中では今も疾走できているのだろう。
両脚を揃えて蹴っている。
犬が全力で走る時の脚の使い方だ。
あるいは、目が覚めて起き上がれなくてもがいている場合も有る。
そういう時は、声をかけ、体に触れ、安心させて、助け起こしてやる。
寝起きだと、立ってもふらつく。
うまく歩けない。
※
調子が悪いと、後足を引きずる。
右後足はまっすぐ引きずるので、指の関節の背の山のところが
少々、毛が薄くなりかけているように見える。
左後脚のほうが弱いので、右後足を軸に、右に回る。
回りながら左後足を引きずるので、足の外側を引きずることになる。
だから、外から2本目の指の外側にちょびっと擦り傷ができ始めた。
足を引きずる度合いは日によって時によって状況によって様々に変化する。
寝起きだと引きずる場合も有れば、寝起きだとスッキリして歩ける場合も有る。
散歩の時に後半身を吊るように支えてやらないと倒れてしまう場合も有れば、
散歩に出た途端に機嫌良くスタスタと足が上がる場合も有る。
※
足を引きずって歩く姿、
しかもそれが止まらずに回り続けてしまう姿を
見るのはつらい。
しかも、足を引きずる時には「ドズー、ドズー、」と特有の音がする。
音が聞こえ続けるのはつらい。
※
絆創膏を貼ってやる。
足を引きずって歩くと、一時間くらいで剥がれてしまう。
しかし、貼らないよりマシだろう。
布で足をくるんで、足首のところをマスキングテープでぐるりと締める。
かわいいマスキングテープではなく、塗装などで使う、粗面にも貼れるテープだ。
これはなかなか良い。
当分脱げないし、足を引きずる音もずいぶん軽減される。
※
夜中に、かりかりかりと足をバタつかせる音が聞こえた。
すぐに起きて見ると、夢で走っているのではなく、目を覚まして起き上がろうとしている様子だ。
立ち上がらせてやり、そのまま介助して歩かせ、トイレへ向かった。
トイレシートの敷いてあるのを通り越して、部屋の壁にぶつかってやっと止まった。
止まったと思うや、おしっこをし始めた。
じょぼじょぼじょぼじょぼ
じょぼじょぼじょぼじょぼ
板の間にずいぶんな量をする。
すっきりしたらトイレから離れて行った。
私はトイレシートに吸わせておしっこを掃除する。
すごい量だ。
寝起きにはおしっこしたいだろうと思って連れて来て正解だった。
と、背後で何かまた音がする。
振り返ると、犬が尻餅をついていて、
そのわきにウンチが2つ見える。
もしかすると、ウンチの上に尻餅をついているかもしれない。
駆け付けて立たせる。
立ったらまた続きが出るかもしれないと思ったが、出なかった。
尻餅をついたのも、ウンチの上ではなかった。ほッ。
※
その後しばらく、寝ないで歩き回っている。
私のいる前で、右後足を軸にして回り始めてしまった。
顔がこちらを向く度に、目が合う。
困っているのか。
引っ張って、寝床に座らせ、抱えて横たえる。
ハアハア言っているが、撫でてやるとほどなくビクンと振るえて
寝入った。
※
母が在宅介護の間は、こんなに犬に寄り添っていられなかった。
これからは犬の看取り。
しかしはてさて、これがまたいつまで続くのやら。
とは言え、犬の時間は速い。
人間の5~10倍くらいの速さで老いてゆく。
あと何ヶ月だろう。
都知事選挙の投票から帰宅すると、
犬の声が聞こえた。
寝ている隙に出かけたのだが、目を覚ましたようだ。
駆け付けると、自力で起き上がれなくて困っている。
手を貸してやると、起き上がって立つことができる。
※
寝た姿勢と立った姿勢の切り替えが難しいらしい。
つまり、起き上がれないだけでなく、寝るのも苦手なのだ。
夜中でも昼間でも、うろうろと歩き続けることが有る。
不調の時だと、右の後足を軸にして、ずっと回っている。
疲れたら寝る。
疲れ切るまで寝ない。
疲れただろうと思って寝かそうとしてみても、
ぐいぐいと抵抗して立ち上がり、また歩く。
ちょっと以前はそうだった。
しかし、どうもこの頃は違ってきたようだ。
歩いていたり、回っていたりする時、
ちょいと引っ張ったり、離れている場合は抱き上げて、
寝床の上に座らせる。
そして、前足を肩から抱くようにして、ころりと横に寝かせる。
この時、少し抵抗する場合も有るが、
目から頭を撫でてやると、ほんの数秒で眠りに就く。
ちょっと以前より、寝かせつけやすくなったのだ。
※
かりかりかり、と音がする。
寝ながら脚をバタつかせている音だ。
夢を見て走っている場合も有る。
夢の中では今も疾走できているのだろう。
両脚を揃えて蹴っている。
犬が全力で走る時の脚の使い方だ。
あるいは、目が覚めて起き上がれなくてもがいている場合も有る。
そういう時は、声をかけ、体に触れ、安心させて、助け起こしてやる。
寝起きだと、立ってもふらつく。
うまく歩けない。
※
調子が悪いと、後足を引きずる。
右後足はまっすぐ引きずるので、指の関節の背の山のところが
少々、毛が薄くなりかけているように見える。
左後脚のほうが弱いので、右後足を軸に、右に回る。
回りながら左後足を引きずるので、足の外側を引きずることになる。
だから、外から2本目の指の外側にちょびっと擦り傷ができ始めた。
足を引きずる度合いは日によって時によって状況によって様々に変化する。
寝起きだと引きずる場合も有れば、寝起きだとスッキリして歩ける場合も有る。
散歩の時に後半身を吊るように支えてやらないと倒れてしまう場合も有れば、
散歩に出た途端に機嫌良くスタスタと足が上がる場合も有る。
※
足を引きずって歩く姿、
しかもそれが止まらずに回り続けてしまう姿を
見るのはつらい。
しかも、足を引きずる時には「ドズー、ドズー、」と特有の音がする。
音が聞こえ続けるのはつらい。
※
絆創膏を貼ってやる。
足を引きずって歩くと、一時間くらいで剥がれてしまう。
しかし、貼らないよりマシだろう。
布で足をくるんで、足首のところをマスキングテープでぐるりと締める。
かわいいマスキングテープではなく、塗装などで使う、粗面にも貼れるテープだ。
これはなかなか良い。
当分脱げないし、足を引きずる音もずいぶん軽減される。
※
夜中に、かりかりかりと足をバタつかせる音が聞こえた。
すぐに起きて見ると、夢で走っているのではなく、目を覚まして起き上がろうとしている様子だ。
立ち上がらせてやり、そのまま介助して歩かせ、トイレへ向かった。
トイレシートの敷いてあるのを通り越して、部屋の壁にぶつかってやっと止まった。
止まったと思うや、おしっこをし始めた。
じょぼじょぼじょぼじょぼ
じょぼじょぼじょぼじょぼ
板の間にずいぶんな量をする。
すっきりしたらトイレから離れて行った。
私はトイレシートに吸わせておしっこを掃除する。
すごい量だ。
寝起きにはおしっこしたいだろうと思って連れて来て正解だった。
と、背後で何かまた音がする。
振り返ると、犬が尻餅をついていて、
そのわきにウンチが2つ見える。
もしかすると、ウンチの上に尻餅をついているかもしれない。
駆け付けて立たせる。
立ったらまた続きが出るかもしれないと思ったが、出なかった。
尻餅をついたのも、ウンチの上ではなかった。ほッ。
※
その後しばらく、寝ないで歩き回っている。
私のいる前で、右後足を軸にして回り始めてしまった。
顔がこちらを向く度に、目が合う。
困っているのか。
引っ張って、寝床に座らせ、抱えて横たえる。
ハアハア言っているが、撫でてやるとほどなくビクンと振るえて
寝入った。
※
母が在宅介護の間は、こんなに犬に寄り添っていられなかった。
これからは犬の看取り。
しかしはてさて、これがまたいつまで続くのやら。
とは言え、犬の時間は速い。
人間の5~10倍くらいの速さで老いてゆく。
あと何ヶ月だろう。
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