[あらすじ] 今まで敬遠していた書を、10月から始めた。
書初めに、敦煌から発掘された木簡の『急就篇』を選んだ。
書初めに取り組むのは、まったく生まれて初めてのことだ。
昨日は書いた物だけを撮った写真だった。
あれじゃあなんだかよくわからないですね。
※
今回お手本に使ったのは、
『天来書院テキストシリーズ54〈中国古代の書6〉木簡(二)敦煌漢簡』
である。
敦煌出土の、漢の時代の、木簡ばかりを集めたテキストだ。
実物大の写真と拡大写真が並んでいるのが良い。
難を言えば、実物大なら実物大と、拡大縮小しているなら%を書いてほしかった。
拡大写真の画質もなかなか明瞭だ。
黒く印刷されているのが、文字の一部分なのか、木目のスジか、材の陰なのか
わからない資料が多かったが、これはそのような見間違いがしにくい。
この種のお手本の中では、二玄社から出ている『簡牘名蹟選』というシリーズは
新しくカラー写真を撮ったものなので、墨か陰かなどという判別に悩む必要が無いのが良い。
ただ、今回書初めの題材にした『急就篇』は載っていない。
昨日書いたように、觚(こ)と呼ばれる断面が二等辺三角形の棒切れなので、表面・裏面と撮影すると、
表面の2面は斜めの角度から撮ることになる。
斜めから見ることになると、文字の幅が狭まってしまうわけだ。
なので、『天来書院テキスト』では、表面2面をコンピューターで処理して、
真正面から見たように幅を補正した画像を載せている。
これを見て練習した。
が、この画像は拡大しているものなので、本来より大きい字で練習することになる。
私は觚も原寸大で模造してそれに書くということがやりたいので、
小さく書く練習もする。
これがとても難しかった。
今思えば、幅を補正した写真を、原寸大まで縮小コピーしてそれをお手本にすれば良かった。
終わってすぐに思い付いた。
あほなのだろう。
出土木簡は数々あるが、役人が書いた書類が多い。
そんな中、この『急就篇』は字の教科書であり、出版物らしい。
サイズは大きく、字は書写の専門家が書いたらしく、キリリと美しい。
学ぶにふさわしい物なのだ。
※
第一 急就奇觚與衆異羅列諸物名姓字分別部居不雑厠
用日約少誠快意勉力務之必有憙請道其章 宋延年
鄭子方衛益壽史歩昌周千秋趙孺卿爰展世高辟兵
第一 急就奇觚は衆と異なる。諸物の名・姓字を羅列し、分別部居して雑厠(ざっし)せず。
日を用うること約少にして誠に意を快くし、力を勉めて之を務むれば必ず憙(よろこ)び有らん。
請う、其の章を道(い)わん。 宋延年、
鄭子方、衛益壽、史歩昌、周千秋、趙孺卿、爰展世、高辟兵。
Part1. この「漢字スピードラーニング」は他のテキストとひと味違います。
いろいろな物の名前や人名を、すっきりと分類して並べています。
毎日少しずつ楽しく練習できます。きちんとやっていると、必ず身についてステキな体験ができるでしょう。
では始めましょう。宋延年、(以下人名)
書初めに、敦煌から発掘された木簡の『急就篇』を選んだ。
書初めに取り組むのは、まったく生まれて初めてのことだ。
昨日は書いた物だけを撮った写真だった。
あれじゃあなんだかよくわからないですね。
※
今回お手本に使ったのは、
『天来書院テキストシリーズ54〈中国古代の書6〉木簡(二)敦煌漢簡』
である。
敦煌出土の、漢の時代の、木簡ばかりを集めたテキストだ。
実物大の写真と拡大写真が並んでいるのが良い。
難を言えば、実物大なら実物大と、拡大縮小しているなら%を書いてほしかった。
拡大写真の画質もなかなか明瞭だ。
黒く印刷されているのが、文字の一部分なのか、木目のスジか、材の陰なのか
わからない資料が多かったが、これはそのような見間違いがしにくい。
この種のお手本の中では、二玄社から出ている『簡牘名蹟選』というシリーズは
新しくカラー写真を撮ったものなので、墨か陰かなどという判別に悩む必要が無いのが良い。
ただ、今回書初めの題材にした『急就篇』は載っていない。
昨日書いたように、觚(こ)と呼ばれる断面が二等辺三角形の棒切れなので、表面・裏面と撮影すると、
表面の2面は斜めの角度から撮ることになる。
斜めから見ることになると、文字の幅が狭まってしまうわけだ。
なので、『天来書院テキスト』では、表面2面をコンピューターで処理して、
真正面から見たように幅を補正した画像を載せている。
これを見て練習した。
が、この画像は拡大しているものなので、本来より大きい字で練習することになる。
私は觚も原寸大で模造してそれに書くということがやりたいので、
小さく書く練習もする。
これがとても難しかった。
今思えば、幅を補正した写真を、原寸大まで縮小コピーしてそれをお手本にすれば良かった。
終わってすぐに思い付いた。
あほなのだろう。
出土木簡は数々あるが、役人が書いた書類が多い。
そんな中、この『急就篇』は字の教科書であり、出版物らしい。
サイズは大きく、字は書写の専門家が書いたらしく、キリリと美しい。
学ぶにふさわしい物なのだ。
※
第一 急就奇觚與衆異羅列諸物名姓字分別部居不雑厠
用日約少誠快意勉力務之必有憙請道其章 宋延年
鄭子方衛益壽史歩昌周千秋趙孺卿爰展世高辟兵
第一 急就奇觚は衆と異なる。諸物の名・姓字を羅列し、分別部居して雑厠(ざっし)せず。
日を用うること約少にして誠に意を快くし、力を勉めて之を務むれば必ず憙(よろこ)び有らん。
請う、其の章を道(い)わん。 宋延年、
鄭子方、衛益壽、史歩昌、周千秋、趙孺卿、爰展世、高辟兵。
Part1. この「漢字スピードラーニング」は他のテキストとひと味違います。
いろいろな物の名前や人名を、すっきりと分類して並べています。
毎日少しずつ楽しく練習できます。きちんとやっていると、必ず身についてステキな体験ができるでしょう。
では始めましょう。宋延年、(以下人名)
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