![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/92/d098a4da7d769394c24c4348c9e5bfdb.jpg)
以前・・・10年以上前に参加していた、20年近い付き合いのバンドが
やっと録音して4曲入りのCDを作ったという。
おまけに、私がいた頃から叩いていたドラムの人が、やめるというのだ。
子どもが学校を出るまで、ドラマー業を引くという。
私も数年前にいろんなバンドをやめて、鍼灸学校に入り、資格を取り、
子どもを育てることを選んだ。
私のバヤイ、結局家庭は失敗しちゃって、手に職だけ残った今、
音楽の虫がわっさわさと騒いでいるところだ。
やめるのなら最後にもう一度一緒に演奏しておきたい。
今年は3月に別のバンドで久々に一緒にやったのだが、
できればここのバンドでやりたいと思った。
リーダーにお願いしてみた。
断られた。当然だ。
プログラムはできあがっている。
レコーディングを経て、バンドも演奏も形ができている。
割り込む隙は無い。
と、納得していたら数十分後にまた電話が鳴った。
「す~さん、吹いて」
アンコールにねじ込んでくれると言う。
ありがたい。
曲はスライ&ザ・ファミリーストーンの「Thank you for lettin' me be myself」。
自分らしくやらせてくれてありがとう。だって。
なんて今の状況にぴったりなんだ。
それに、この曲は20代にやっていたバンドで繰り返し演奏して、体にしみついている。
※
トロンボーンを吹く合間に、タンバリンを叩いたものだ。
ソウルだファンクだという、アフロアメリカンの音楽でタンバリンというと
教会のゴスペルタンバリンの雰囲気がある。
フツウ、タンバリンをシャカシャカと鳴らすには、
手首を内外に振るが、ゴスペルの人たちは手首を回して振る。
これが、できない。
回して鳴らしながら、上下に斜めに皮を叩いてリズムを出す。
10年以上前、これを練習したが、ちっともできるようにならなかった。
どうせなら、こいつをやりたい。
せっせと演奏活動をしていたあの頃にできなかった事のうち、
なにかひとつでもできるようになったら、今も意味があるというもんだ。
でもまず皮タンバリンを買わなきゃ。
※
15年くらい前。
あるステージで、タンバリンの皮を破いてしまった。
他のバンドのパーカッションの人に言われた。
「こっちの気持ちで叩き過ぎなんだ。
語り合わなきゃ。
恋愛と同じだよ。」
つまらん喩えをするエロおやじだわい。
しかし、言っていることはそのとおりだ。
皮のはずみに手を合わせなければ、破けるのは当たり前だ。
※
久しぶりに叩くタンバリンだ。
力みが入って皮を破いてしまうだろうと思った。
本皮のタンバリンは高価だ。7000円くらいする。
破くには惜しい。
探しに探すと、なんと1600円の本皮タンバリンがあった。
これなら気楽に練習できる。
パンパン叩いた。
一週間で破けた。
同じ物を、もう2つ買った。
破れて練習できない日が空いてしまうのがいやだから。
友達に事の次第を話しながら箱を開け、叩いた。
数発叩いて、破れた。
目撃した友達も、驚きあきれた。
こんなにもろい物なの?
破れた皮を並べてみると、明らかに厚さというか薄さが違った。
2個目の皮は、スケスケだった。
同じ商品である。
しかし、安物。
品質に大きくムラがあるというわけだ。
ところが、はずればかりでもない、というところがクセモノ。
3個目の皮は、もった。
当たりだ。
しかし本番2日前になって、ふと焦った。
本番も破れずにとおせるだろうか??
練習はいい。
破らないように、と叩き方を工夫することは、
音色をコントロールすることにもなって、練習になった。
しかし、本番にいつもの叩き方で叩けるだろうか。
※
リハーサルを終え、オープニングアクトの一曲に
タンバリンで参加させてもらうことを決めた。
オープニングアクトもフロアで叩いて、無事にいった。
まだ安心していなかった。
ステージで、アンコールで、大音量のバンドの中で叩いて、
力むのではないか。
アンコール。
曲が始まって、呼び込んでもらって、スタンドにトロンボーンを置いて、
タンバリンをひと叩き!
・・・
破れた。
サイナラ
※
2013年12月20日、Ebony-Bレコ発ライブ、オープニングアクトは
能條陽一郎の弾き語りで、エレキギターはFREEFUNK艦長桜谷。
ムッシュかまやつさんの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」から
「Ebony-Bを聴いたことがあるかい」へ。
途中から入ってくるのが、皮のまだ破れていない私のタンバリンです。
聴いてね~
http://youtu.be/DrUKEAWA4vs
写真は、上から2個目、1個目、3個目。皮の薄い順。
やっと録音して4曲入りのCDを作ったという。
おまけに、私がいた頃から叩いていたドラムの人が、やめるというのだ。
子どもが学校を出るまで、ドラマー業を引くという。
私も数年前にいろんなバンドをやめて、鍼灸学校に入り、資格を取り、
子どもを育てることを選んだ。
私のバヤイ、結局家庭は失敗しちゃって、手に職だけ残った今、
音楽の虫がわっさわさと騒いでいるところだ。
やめるのなら最後にもう一度一緒に演奏しておきたい。
今年は3月に別のバンドで久々に一緒にやったのだが、
できればここのバンドでやりたいと思った。
リーダーにお願いしてみた。
断られた。当然だ。
プログラムはできあがっている。
レコーディングを経て、バンドも演奏も形ができている。
割り込む隙は無い。
と、納得していたら数十分後にまた電話が鳴った。
「す~さん、吹いて」
アンコールにねじ込んでくれると言う。
ありがたい。
曲はスライ&ザ・ファミリーストーンの「Thank you for lettin' me be myself」。
自分らしくやらせてくれてありがとう。だって。
なんて今の状況にぴったりなんだ。
それに、この曲は20代にやっていたバンドで繰り返し演奏して、体にしみついている。
※
トロンボーンを吹く合間に、タンバリンを叩いたものだ。
ソウルだファンクだという、アフロアメリカンの音楽でタンバリンというと
教会のゴスペルタンバリンの雰囲気がある。
フツウ、タンバリンをシャカシャカと鳴らすには、
手首を内外に振るが、ゴスペルの人たちは手首を回して振る。
これが、できない。
回して鳴らしながら、上下に斜めに皮を叩いてリズムを出す。
10年以上前、これを練習したが、ちっともできるようにならなかった。
どうせなら、こいつをやりたい。
せっせと演奏活動をしていたあの頃にできなかった事のうち、
なにかひとつでもできるようになったら、今も意味があるというもんだ。
でもまず皮タンバリンを買わなきゃ。
※
15年くらい前。
あるステージで、タンバリンの皮を破いてしまった。
他のバンドのパーカッションの人に言われた。
「こっちの気持ちで叩き過ぎなんだ。
語り合わなきゃ。
恋愛と同じだよ。」
つまらん喩えをするエロおやじだわい。
しかし、言っていることはそのとおりだ。
皮のはずみに手を合わせなければ、破けるのは当たり前だ。
※
久しぶりに叩くタンバリンだ。
力みが入って皮を破いてしまうだろうと思った。
本皮のタンバリンは高価だ。7000円くらいする。
破くには惜しい。
探しに探すと、なんと1600円の本皮タンバリンがあった。
これなら気楽に練習できる。
パンパン叩いた。
一週間で破けた。
同じ物を、もう2つ買った。
破れて練習できない日が空いてしまうのがいやだから。
友達に事の次第を話しながら箱を開け、叩いた。
数発叩いて、破れた。
目撃した友達も、驚きあきれた。
こんなにもろい物なの?
破れた皮を並べてみると、明らかに厚さというか薄さが違った。
2個目の皮は、スケスケだった。
同じ商品である。
しかし、安物。
品質に大きくムラがあるというわけだ。
ところが、はずればかりでもない、というところがクセモノ。
3個目の皮は、もった。
当たりだ。
しかし本番2日前になって、ふと焦った。
本番も破れずにとおせるだろうか??
練習はいい。
破らないように、と叩き方を工夫することは、
音色をコントロールすることにもなって、練習になった。
しかし、本番にいつもの叩き方で叩けるだろうか。
※
リハーサルを終え、オープニングアクトの一曲に
タンバリンで参加させてもらうことを決めた。
オープニングアクトもフロアで叩いて、無事にいった。
まだ安心していなかった。
ステージで、アンコールで、大音量のバンドの中で叩いて、
力むのではないか。
アンコール。
曲が始まって、呼び込んでもらって、スタンドにトロンボーンを置いて、
タンバリンをひと叩き!
・・・
破れた。
サイナラ
※
2013年12月20日、Ebony-Bレコ発ライブ、オープニングアクトは
能條陽一郎の弾き語りで、エレキギターはFREEFUNK艦長桜谷。
ムッシュかまやつさんの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」から
「Ebony-Bを聴いたことがあるかい」へ。
途中から入ってくるのが、皮のまだ破れていない私のタンバリンです。
聴いてね~
http://youtu.be/DrUKEAWA4vs
写真は、上から2個目、1個目、3個目。皮の薄い順。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます