[あらすじ] 書聖王羲之は鵞鳥が好きだ。
捧げ物として陶器の鵞鳥を作って、王羲之の書いた「老子」を手に入れよう。
たとえ現存するとしても、この世界のどこに在るかわからない。
秘密のお宝として隠されているだろうし、
持ち主すらそれが何だか分からないような状況になっているということも
ありえなくもない。
とにかく、じっとしていて向こうから
「はい見せてあげるよ臨書しなよ」と
来るってことは無い。
ではこちらから行かねば。
というわけで、
鵞鳥を羽ばたかせることにした。
半磁器土で大まかな形を作り、よく乾かしてから彫る。
翼を折らないように、ヒヤヒヤしながら慎重に彫る。
なんとか完成したので、焼いてもらうために運ぶべく、
荷造りしている最中、
「ポコ」
と、イヤな感触が。
折れた。
片方の翼が根元からポッコリ折れてしまった。
アホか。
しかし、諦めない。
運んでから、直した。
折れた箇所によく水を含ませ、すこし刻んで解かし、
圧着する。
あまり強く押すと、崩れてしまう。
くっつく程度に押さえる。
直った。
意外に、20分ほどの作業で直った。
※
午後、もう少し羽を削りたいな、なんて欲を出して、
先端の方を削っていたら、
そりゃあ、横に力が掛かるわけで、
修繕した箇所からまた折れた。
今度は悪いことに、ちょっと高い位置で作業していたから、
折れた翼は机の上に落ちて、3つに割れた。
アホか。
素焼きしてから削れば良いのに。
でもここまできたら、諦められない。
先端のほうから順番に、直した。
さっきの作業より細かい部分なので、
水を含ませた部分を押さえると崩れやすい。
慎重に、作業した。
緊張に汗がにじむ。
なんとか接いだけれど、うまく焼きあがるだろうか。
あとは祈るばかり。
捧げ物として陶器の鵞鳥を作って、王羲之の書いた「老子」を手に入れよう。
たとえ現存するとしても、この世界のどこに在るかわからない。
秘密のお宝として隠されているだろうし、
持ち主すらそれが何だか分からないような状況になっているということも
ありえなくもない。
とにかく、じっとしていて向こうから
「はい見せてあげるよ臨書しなよ」と
来るってことは無い。
ではこちらから行かねば。
というわけで、
鵞鳥を羽ばたかせることにした。
半磁器土で大まかな形を作り、よく乾かしてから彫る。
翼を折らないように、ヒヤヒヤしながら慎重に彫る。
なんとか完成したので、焼いてもらうために運ぶべく、
荷造りしている最中、
「ポコ」
と、イヤな感触が。
折れた。
片方の翼が根元からポッコリ折れてしまった。
アホか。
しかし、諦めない。
運んでから、直した。
折れた箇所によく水を含ませ、すこし刻んで解かし、
圧着する。
あまり強く押すと、崩れてしまう。
くっつく程度に押さえる。
直った。
意外に、20分ほどの作業で直った。
※
午後、もう少し羽を削りたいな、なんて欲を出して、
先端の方を削っていたら、
そりゃあ、横に力が掛かるわけで、
修繕した箇所からまた折れた。
今度は悪いことに、ちょっと高い位置で作業していたから、
折れた翼は机の上に落ちて、3つに割れた。
アホか。
素焼きしてから削れば良いのに。
でもここまできたら、諦められない。
先端のほうから順番に、直した。
さっきの作業より細かい部分なので、
水を含ませた部分を押さえると崩れやすい。
慎重に、作業した。
緊張に汗がにじむ。
なんとか接いだけれど、うまく焼きあがるだろうか。
あとは祈るばかり。
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