犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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お散歩短縮

2021年02月07日 | 犬と暮らす
飼い犬ウーゴくん4歳半去勢オス。
10月初めに保護団体から引き取った。

初めての場所、初めての人、初めての物、
なにもかもにビビる。

車を怖がるので、朝の散歩は車が走り始めるより早くに出かける。
車が少なければ、バス通りを渡って、
家から900メートルくらいの所に在るドッグランまで行ける。

ドッグランも、はじめは誰も来ていないような早朝に通った。
まず、場所に慣れられるように。
何週間か通ううちに、ちらほらと他の人と犬に会う。
その積み重ねで、ドッグランと他人に慣れていった。



4ヶ月経った今、ウーゴは朝の散歩でドッグランに行くのが楽しい。
一日で一番楽しい。

車にもだいぶ慣れてきて、
バス通りも冷静に横断できるようになった。

そのかわり
子どもを怖がるようになってしまった。

夕方の散歩の時間が、ちょうど子どもたちの下校時間と重なる。
学校帰りの子どもたちはハイテンションである。

10人くらいの低学年の群れとすれ違う時に、
群れが「奇声くらべ」を始めてしまった。
興奮してキャーキャー叫び交わす子どもたちに、
ウーゴは尻尾を巻いて逃げようとする。

その後も、突然駆け出す子どもとか、
ボールをフェンスにぶつける子どもとか、
バッティング練習をする子どもとかに出会い、
増々子どもが苦手になっていった。

そして、一月の初旬に遂に、
散歩の途中で引き返した。
家から300メートルくらいのところでオシッコをして、
そこから更に200メートルくらい行ったところで、
立ち止まって耳をそば立てていたかと思うと、
くるりと回れ右して腰を落としてグイグイと帰り始めたのだ。

それ以来、夕方の散歩は非常に短くなった。
お気の毒様。



もとより夕方の散歩で排便はしていない。
道端でウンチできるほど肝が据わっていない。
オシッコだって、場所を選んで選んでやっとしているのだ。



雨が降った。
冬の雨は冷たい。
こんな日は散歩に出るのがイヤだ。
しかし、オシッコさせてやらなきゃ。

自宅のすぐ近くではオシッコしない。
稀に50メートルくらいのところですることも有るが、
たいていは200メートルくらい行ってからする。

とは言え、この頃は夕方の散歩がとても短くなっている。
冷たい雨に濡れる時間も短くて済むわい。やりぃ

防寒して合羽を着て、犬にも合羽を着せてやって、
出かける。

いつもの場所でオシッコを済ませ、さらに進んだ。
いつもの道を曲がって、いつも引き返す辺りまで来た。
が、足取りは快調である。

なんだろう、いい調子ですねと思っていたら、
いつも引き返す地点を難なくクリア。
久々の道へと進んで行くじゃないの。

おや。
スタスタ
おやおや。

冬の雨の夕方に、子どもはそこいらにいないからか。

久々に、雨の中、長い散歩となった。
なんだい。
せっかく長い散歩をするなら、良い天気の日がいいのに。



翌日の夕方も雨で、やはり長く散歩できた。

これで夕方の散歩も復活したのかと思ったが、
次の日は晴れて、やはり途中で引き返した。



保護団体にいる間は、子どもに接する機会はほとんど無かったのだろう。
保護犬で子どもが苦手な犬は多い。

この雨の日は2週間ほど前のことだ。
今、大人しい子どもとは道ですれ違えるようになってきている。

まだ若いから、変わっていくこともあるだろう。
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