飼い犬ウーゴくん4歳半去勢オス。
10月初めに保護団体から引き取った。
初めての場所、初めての人、初めての物、
なにもかもにビビる。
車を怖がるので、朝の散歩は車が走り始めるより早くに出かける。
車が少なければ、バス通りを渡って、
家から900メートルくらいの所に在るドッグランまで行ける。
ドッグランも、はじめは誰も来ていないような早朝に通った。
まず、場所に慣れられるように。
何週間か通ううちに、ちらほらと他の人と犬に会う。
その積み重ねで、ドッグランと他人に慣れていった。
※
4ヶ月経った今、ウーゴは朝の散歩でドッグランに行くのが楽しい。
一日で一番楽しい。
車にもだいぶ慣れてきて、
バス通りも冷静に横断できるようになった。
そのかわり
子どもを怖がるようになってしまった。
夕方の散歩の時間が、ちょうど子どもたちの下校時間と重なる。
学校帰りの子どもたちはハイテンションである。
10人くらいの低学年の群れとすれ違う時に、
群れが「奇声くらべ」を始めてしまった。
興奮してキャーキャー叫び交わす子どもたちに、
ウーゴは尻尾を巻いて逃げようとする。
その後も、突然駆け出す子どもとか、
ボールをフェンスにぶつける子どもとか、
バッティング練習をする子どもとかに出会い、
増々子どもが苦手になっていった。
そして、一月の初旬に遂に、
散歩の途中で引き返した。
家から300メートルくらいのところでオシッコをして、
そこから更に200メートルくらい行ったところで、
立ち止まって耳をそば立てていたかと思うと、
くるりと回れ右して腰を落としてグイグイと帰り始めたのだ。
それ以来、夕方の散歩は非常に短くなった。
お気の毒様。
※
もとより夕方の散歩で排便はしていない。
道端でウンチできるほど肝が据わっていない。
オシッコだって、場所を選んで選んでやっとしているのだ。
※
雨が降った。
冬の雨は冷たい。
こんな日は散歩に出るのがイヤだ。
しかし、オシッコさせてやらなきゃ。
自宅のすぐ近くではオシッコしない。
稀に50メートルくらいのところですることも有るが、
たいていは200メートルくらい行ってからする。
とは言え、この頃は夕方の散歩がとても短くなっている。
冷たい雨に濡れる時間も短くて済むわい。やりぃ
防寒して合羽を着て、犬にも合羽を着せてやって、
出かける。
いつもの場所でオシッコを済ませ、さらに進んだ。
いつもの道を曲がって、いつも引き返す辺りまで来た。
が、足取りは快調である。
なんだろう、いい調子ですねと思っていたら、
いつも引き返す地点を難なくクリア。
久々の道へと進んで行くじゃないの。
おや。
スタスタ
おやおや。
冬の雨の夕方に、子どもはそこいらにいないからか。
久々に、雨の中、長い散歩となった。
なんだい。
せっかく長い散歩をするなら、良い天気の日がいいのに。
※
翌日の夕方も雨で、やはり長く散歩できた。
これで夕方の散歩も復活したのかと思ったが、
次の日は晴れて、やはり途中で引き返した。
※
保護団体にいる間は、子どもに接する機会はほとんど無かったのだろう。
保護犬で子どもが苦手な犬は多い。
この雨の日は2週間ほど前のことだ。
今、大人しい子どもとは道ですれ違えるようになってきている。
まだ若いから、変わっていくこともあるだろう。
10月初めに保護団体から引き取った。
初めての場所、初めての人、初めての物、
なにもかもにビビる。
車を怖がるので、朝の散歩は車が走り始めるより早くに出かける。
車が少なければ、バス通りを渡って、
家から900メートルくらいの所に在るドッグランまで行ける。
ドッグランも、はじめは誰も来ていないような早朝に通った。
まず、場所に慣れられるように。
何週間か通ううちに、ちらほらと他の人と犬に会う。
その積み重ねで、ドッグランと他人に慣れていった。
※
4ヶ月経った今、ウーゴは朝の散歩でドッグランに行くのが楽しい。
一日で一番楽しい。
車にもだいぶ慣れてきて、
バス通りも冷静に横断できるようになった。
そのかわり
子どもを怖がるようになってしまった。
夕方の散歩の時間が、ちょうど子どもたちの下校時間と重なる。
学校帰りの子どもたちはハイテンションである。
10人くらいの低学年の群れとすれ違う時に、
群れが「奇声くらべ」を始めてしまった。
興奮してキャーキャー叫び交わす子どもたちに、
ウーゴは尻尾を巻いて逃げようとする。
その後も、突然駆け出す子どもとか、
ボールをフェンスにぶつける子どもとか、
バッティング練習をする子どもとかに出会い、
増々子どもが苦手になっていった。
そして、一月の初旬に遂に、
散歩の途中で引き返した。
家から300メートルくらいのところでオシッコをして、
そこから更に200メートルくらい行ったところで、
立ち止まって耳をそば立てていたかと思うと、
くるりと回れ右して腰を落としてグイグイと帰り始めたのだ。
それ以来、夕方の散歩は非常に短くなった。
お気の毒様。
※
もとより夕方の散歩で排便はしていない。
道端でウンチできるほど肝が据わっていない。
オシッコだって、場所を選んで選んでやっとしているのだ。
※
雨が降った。
冬の雨は冷たい。
こんな日は散歩に出るのがイヤだ。
しかし、オシッコさせてやらなきゃ。
自宅のすぐ近くではオシッコしない。
稀に50メートルくらいのところですることも有るが、
たいていは200メートルくらい行ってからする。
とは言え、この頃は夕方の散歩がとても短くなっている。
冷たい雨に濡れる時間も短くて済むわい。やりぃ
防寒して合羽を着て、犬にも合羽を着せてやって、
出かける。
いつもの場所でオシッコを済ませ、さらに進んだ。
いつもの道を曲がって、いつも引き返す辺りまで来た。
が、足取りは快調である。
なんだろう、いい調子ですねと思っていたら、
いつも引き返す地点を難なくクリア。
久々の道へと進んで行くじゃないの。
おや。
スタスタ
おやおや。
冬の雨の夕方に、子どもはそこいらにいないからか。
久々に、雨の中、長い散歩となった。
なんだい。
せっかく長い散歩をするなら、良い天気の日がいいのに。
※
翌日の夕方も雨で、やはり長く散歩できた。
これで夕方の散歩も復活したのかと思ったが、
次の日は晴れて、やはり途中で引き返した。
※
保護団体にいる間は、子どもに接する機会はほとんど無かったのだろう。
保護犬で子どもが苦手な犬は多い。
この雨の日は2週間ほど前のことだ。
今、大人しい子どもとは道ですれ違えるようになってきている。
まだ若いから、変わっていくこともあるだろう。
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