キッド・ボンヲドリック、やっぱり地蔵が好き

毎年ほめている気がするが、私はやっぱり
巣鴨とげぬき地蔵での盆踊りが、好きだな。

境内はそう広いわけではない。
地元の人もしっかり人数がいらっしゃる。
その上に、よそからも踊り手が集まって来る。
たいへん混むのだけれど、踊りが整っているので、
混雑した感じがしない。

毎年ほめている気がするが、
地元の踊りの会の方々が、達者だ。
というのも、坂東流の先生がしっかり指導してらっしゃるからだ。
子どもたちもいい。
こちらは近くの区立仰高小学校で、若柳流の先生が指導している。

ここへ行くようになって２年目だったか。
まだ輪に入らずに、足や手の振りをおぼえようと真似していたところ、
肩をぽんと叩かれた。
運営の一人の方が、「がんばってね」と声をかけてくれた。
以来、毎日配られる記念の手拭いは、この方から直接いただくのが
私の楽しみのひとつになっている。
今年も「毎年ありがとうございます」と頭を下げてくださるのだが、
もったいない話だ。

今年の手拭いは、多色染めだ。
こういった記念に作る手拭いで、染めとは
珍しく、奢っている。

遊んでくるだけではいけないね。
ちゃんとお詣りして、商店街で買い物しよう。
早めに行って、一杯やろう。

５日間の開催である。
同時期に行われる、有名な築地本願寺の盆踊りですら４日間だ、
というのが、巣鴨とげぬき地蔵の自慢のひとつだ。
しかし、踊りの会のみなさんもたいへんだろう。

私はせいぜい３回行く。
最終日は坂東扇太恵先生の素踊りがあるので、楽しみだ。