旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ドーム観戦記 さんふらわあ さっぽろ

2006-06-27 12:00:37 | 小さな旅

さんふらわあ さっぽろ〕から見る〔いしかり〕 (苫小牧港)

苫小牧18時45分の出港だが、レストランは18時に営業開始する。昼食が遅かったので空腹ではないが、19時30分には営業終了なので腹が減るまで待っていては飯を食い損ねる。18時30分まで待ってレストラン前の自動券売機で食券を買う。夕食はバイキングで1,600円もする。夕食+朝食の2食セットの食券があり、2,300円となっている。朝食もバイキングで1,000円となっている。2食セットなら300円引きとなる訳だ。1食1,600円は躊躇するが、1食1,150円なら許容範囲か、と無理やり納得して2食セットの食券を買う。


夕食バイキングと生ビール
(〔さんふらわあ さっぽろ〕レストラン)


食券は1枚に2食分が印字されており、夕食分にチェックをもらって財布にしまう。盆を手にして料理を見る。パンフレットによると和食あるようで、刺身が舟盛になっていたが見当たらない。巻寿司が少しある。レストラン営業開始から30分の間になくなったのか。油物はふんだんにある。年配者が多いので和食からなくなるのだろう。これで1,600円はつらいなと思うと御飯をよそう手にも力が入る。料理を盛った皿は和中とりまぜである。生ビールは別料金(500円)。銘柄はサッポロクラシック。このビールは本当においしい。

食事中に本船は苫小牧港を出港した。次に北海道に来るのはいつだろうか。港の外に出ると、近くの卓で食事をしていた3人組が〔さんふらわあ つくば〕とすれ違ったと言っている。写真も撮りたそうだったが、気付くのが遅かったようだ。鉄道ファンはよく見るが、船舶ファンか。それにしても御飯はよそい過ぎた。目がつぶれるから残さずに食べる。満腹なので売店でアイスは買わずに水(150円)だけを買い、2等寝台に戻り、横になる。思ったほど騒音も振動も気にならず、眠りについた。 (つづく)


フェリーは北海道をあとにする (さんふらわあ さっぽろ

ドーム観戦記 苫小牧フェリーターミナル

2006-06-26 12:00:47 | 小さな旅

室蘭本線 苫小牧駅 (北海道苫小牧市表町)

苫小牧駅からの苫小牧フェリーターミナル行のバスには、昨日利用した中央バスと、苫小牧市営バスの路線がある。乗り場は別々で、中央バス道南バス乗り場から、市営バスはバスターミナルからの発車となる。苫小牧駅前16時37分発の中央バスを利用する。このバスは札幌駅前ターミナル15時発の高速とまこまい号である。別に列車で苫小牧まで来る必要はなかったのだが、復路くらい鉄道に乗りたかったので、そうしたまでである。道南バスの窓口によると、バスは遅れているという。撮影旅行らしい男性の組がバスを待っている。

ようやくバスが到着。何人か降りてからバスに乗りこむ。車内は思ったより混んでいる。次は終点のフェリーターミナルだから、フェリーに乗る客ばかりと思われる。なんと札幌駅で見かけた大洗からの母娘が乗っている。札幌駅で見かけたのはこの高速バス、そして今夜のフェリーに乗るためだったのだ。船で2泊、北海道で1泊の慌しい旅をする人がここにもいた。

フェリーターミナルに到着。運賃は240円。東日本フェリーのカウンターで手続をして切符をもらう。売店でサッポロクラシックキリンガラナを2本ずつ買う。出港を待っていると例の母娘もいる。同じ船に乗るのだから当たり前であるが、これではストーカーである。失礼だが、器量がどうのこうのと言う訳ではなく、他に若い女性が少ないので目にとまるのである。逆に多いのは自衛隊員である。迷彩だから数人でも目立つけれど、かなりの人数が待合室や売店にいる。北海道土産を買っているので、内地の基地の人だろう。こちらで演習があったのだろうか。この人達が乗る船は大洗行でないようだ。


(左から)高速とまこまい号/フェリー出港案内/さんふらわあ さっぽろ

さて、今日乗るのは商船三井フェリーの〔さんふらわあ さっぽろ〕である。前回この船に乗船した時は〔ばるな〕という船名だった。乗船して切符に書き込まれた船室に行くと、そこは前回、振動と騒音で苦しめられた元ドライバー室の2等寝台だった(エスカロップ紀行参照)。東日本フェリーでこの船の切符を買うと、この寝台が割り当てられるのだろうか。前回の経験がいかされずに同じ轍を踏む。 (つづく)


船上から見る樽前山 (さんふらわあ さっぽろ

ドーム観戦記 札幌散策

2006-06-25 12:00:53 | 小さな旅

中島公園豊平館」 (札幌市中央区中島公園)

大通公園からポールタウンへ移動し買い物をする。時刻は正午を過ぎたが、まだ空腹ではない。しかし用もない。ドニチカキップ地下鉄は乗り放題だから、高台公園に行こうかとも思ったが、聖地へは少し間隔を空けていったほうが良い。大通から南北線で次の駅の中島公園で降りてみる。まあここも昨年秋に行ったばかりだが。

駅前通りの南の突き当たりに中島公園がある。ちなみに大通の西の突き当たりには円山公園がある。公園は多くの人が利用している。かといって混雑はしていない。観光客らしき人はいないよう見える。天候も回復して青空さえ見られる。ソフトクリームと迷ったが、缶ビールを売店で購入する。豊平館の前ではテーブルを並べ、生ビールを販売している。缶ビールより、こちらの方が魅力的である。


中島公園「菖蒲池」 (札幌市中央区中島公園)

木陰に腰を降ろし、菖蒲池でボート遊びをする人を見ながら缶ビールを飲む。吹いてくる風が気持ち良い。ビールを飲む目の前をジョギングする人が走って行く。公園の近くの豊平川の河川敷に行ってみる。コンクリートで固められた都市河川だが、水はきれいだ。昨夜の雨で水量は多いようだが、濁流ではない。


豊平川(幌平橋付近)


地下鉄はゴムタイヤで走行する案内軌条式鉄道
(南北線・さっぽろ)



えぞっこ 「みそラーメン」 (札幌市北区北6条西4丁目)

川を眺めた後、幌平橋から地下鉄でさっぽろへ移動。PASEOにあるえぞっこで昼食。ビールはここで飲むべきだった。代わりではないが食後に牛乳を瓶で1本。朝よりは体調は回復してきたが、念の為に風邪薬を飲む。駅構内に喫煙所を見つける。空港で見かけるようなガラス張りの部屋で、狭い所に煙草吸いが集まっている。さらに構内を歩いていたら、大洗からのフェリーに乗っていた母娘を見かける。札幌は決して狭い街ではないのだが。

帰りのフェリーに乗るべく苫小牧に向かう。帰りはバスではなく千歳線の列車に乗る事とするが、ドニチカキップを有効活用すべく東西線で新さっぽろへ移動する。時間があるので旧道庁でも見ながら大通まで歩いていたら、結構ギリギリの時間となった。地下鉄新さっぽろ駅からJR新札幌駅へ。国鉄・JRの駅名は札幌、新札幌だが、地下鉄の駅名は何故かさっぽろ、新さっぽろである。苫小牧までの乗車券(1,230円)を自動改札機に投入し入場する。プラットフォームに上がると、看板広告の大泉さんが迎えてくれる。

新札幌15時29分発。座席はロングシートではなく、転換式クロスシートだった。窓側に座れた。札幌近郊なのに車窓の森がすばらしい。またも森の中に分け入りたい衝動に駆られる。北広島で快速〔エアポート〕の通過待ち。旭川-札幌間の特急〔スーパーホワイトアロー〕が札幌から快速列車として新千歳空港まで直通運転している。苫小牧行は各駅に停車していく(サッポロビール庭園、美々を除く)。大好きな北海道の車窓だが、風邪薬が効いてウトウトする。またそれもよし。雄大な景色の中を走り、16時24分、列車は苫小牧に到着した。 (つづく)


室蘭本線 苫小牧駅 (北海道苫小牧市表町)

ドーム観戦記 札幌一泊

2006-06-24 12:00:56 | 小さな旅

時計台 (札幌市中央区北1条西2丁目)

ドームから屋外に出る。雨の札幌は寒かった。なんだか熱っぽい。このままでは確実に風邪をひく。人の流れのままに駅に戻り、地下鉄の電車に乗る。混雑しており、人の熱気でやや暖かい。さっぽろで下車。札幌中央郵便局でお金をおろしたついでにラーメンでも食べるつもりだったが、体調が更に悪化。地下鉄の運転間隔も気になるのでホテルに戻る。風邪気味でもシャワーを浴びてから、ローソンで買ったサッポロクラシック、ペペロンチーノ、ハンバーカーを食べる。野球の結果をテレビで見たいが、どこのチャンネルもやっていない。今夜のすぽると!は千佳ちゃんじゃなかったので、テレビは消して風邪薬を服用して就寝する。


大通から旧道庁「赤レンガ」が見える

平成18年6月17日土曜日。まだ風邪気味だが、薬が効いて悪化はしていない。朝食はバイキング。いつもは食べすぎるが、今日は適量をいただく。食べながらテレビで知っとこ!を見る。食べ終わって、部屋でも続きを見る。また風邪薬を服用する。知っとこ!が終わったので、チェックアウトする。

北24条駅でドニチカキップ(500円)を購入して自動改札機を通る。地下鉄が1日乗り降り自由となるが、初乗り運賃が200円なので数回乗ればお得になる。さっぽろで下車。駅前のホテルの1階にあるインターネットカフェ、アイ・カフェ 札幌センチュリーロイヤルホテル店(札幌市中央区北5条西5丁目)でブログなどを見る。初めてインターネットカフェを利用したが、旅先で時間が空いた時は最適だと思った。札幌駅で列車の時間を待つ時には、また利用しよう。


花壇の花々 (大通公園)

今日は特に予定は無いので、市内を散策する。時計台を撮影。向かいのビルのテラスには初めて上がる。大通公園を歩く。先週はYOSAKOIソーラン祭りが行われていた。今週は平常の大通公園に戻っている。天気も回復してきて気温も上がってきた。初夏の札幌は気持ちいい。公園の西端には大正15年(1926)完成の旧札幌控訴院(現札幌市資料館)が建っていた。 (つづく)


旧札幌控訴院 (札幌市中央区大通西13丁目)

ドーム観戦記 札幌ドーム

2006-06-23 12:00:03 | 小さな旅

札幌ドーム札幌市豊平区羊ヶ丘

地下鉄の福住駅から徒歩約10分で札幌ドームに到着。ファイターズファンを3塁側の北ゲートに案内している。そういえば、どこかの新球場でホームチームが3塁側という話を聞いた事がある。札幌ドームであったか。広島は1塁側である事を確認して南北連絡通路を通って1塁側の南ゲートへ。連絡通路には西ゲートのほか、メモリアルコーナーがあり、野球やサッカー関連の展示がしてある。その中の次の展示が目を惹いた


5人のつよし (札幌ドーム

セ・パ交流戦北海道日本ハムファイターズ広島東洋カープの4回戦。カープは前夜、市民球場での福岡ソフトバンクホークスとの試合を終え、移動日なしで札幌ドームでの3連戦である。一方のファイターズも昨夜は神宮で東京ヤクルトスワローズとのナイトゲームであった。双方の選手ともしんどい日程である。

当日券(内野自由エリア2000円)を買い、南ゲートより入場する。ここまでカープファンらしき人を全く見かけなかったが、ここへ来てようやく見かける。しかし人数が少ない。ドームの中はさすがに広い。座席もよい。広島にも早く新球場を。

前の方の席でカープの練習を見ながら弁当を食べていたが、結構スタンドに球が飛んでくる。グランドとスタンドを仕切るネットは張られていない。臨場感は楽しめるが、呑気に生ビールを楽しめない。席を少し後の方に移動する。


打席はSHINJO選手。このあと本塁打を打つ。

国歌を歌って試合開始。試合は二回、SHINJO選手の日本通算200号本塁打で、日ハムが先制した。六回に追加点を許し、0対2とされる。七回、カープのラッキー7で、♪それいけカープが札幌ドームに流れる。なかなかサービスが良い。歌が終わると場内に「ベース投げにご注意下さい」とアナウンスがあり、スクリーンには「危」のベース投げTシャツのロゴが映し出されている。なかなか洒落が効いている。

ベース投げが功を奏したのか、七回に1点、八回に2点を入れて逆転した。試合終了、3対2で勝利した。札幌の地で♪宮島さんを歌い、万歳をした。ありがとうカープ。(T-T) 感涙 (つづく)



応援団のみなさん。熱い応援をありがとう。