擔仔麵(150元)
空港に到着し、お土産を買い求める。以前利用した鳳梨酥(パイナップルケーキ)を売るワゴンがあった場所に行ってみると、扱っている鳳梨酥が変わっている(中太商行→維格餅家)。日本語が適当な売り子さんも変わっている。他の菓子を試食するが、結局は鳳梨酥を購入する。1箱300元もするけど、円高なので千円もしない。鳳梨酥の袋を抱えてチャイナ エアライン(中華航空)のカウンターで搭乗手続き。鳳梨酥が重いので、ペットボトルや歯磨き粉、整髪料とともに預けようとするが、この袋では預かれないという。3年前にエバー航空(長榮航空)を利用した時は箱を用意してくれたのだが。空港内にある手荷物の業者に箱詰めしてもらう。料金は200元。空港とはいえ高い。いっそ段ボールとガムテープ持参で旅行しようか。今度は無事に航空会社のカウンターで預ける事が出来て身軽になる。再び先程の鳳梨酥のワゴンに立ち寄り、自分用に1箱を追加購入する。バラで1個おまけにもらう。いよいよ出境(出国)する。次に台湾を訪れるのはいつか。この後、機内食があるけど、台湾最後の食事をする。擔仔麵(150元)を注文。空港とはいえ高い。そして大した事はない。食事は市中でするに限る。付け合せは何だか判らないが、全くみずみずしくない梨のような気がする。お茶?は甘かった。
臺灣桃園國際機場 (臺灣省桃園縣大園鄉航站南路)
食事を済ませ、登機門(搭乗口)へ向かう。なかなか見つからないので迷ったかと思ったが、表示に従って延々歩きたどり着いた先は…
登機門(搭乗口)は第一航廈(ターミナル)だった!
懐かしい場所だった。西暦1997年、返還を目前に控えた香港に行く途中、中華航空の乗り継ぎで利用したのが、当時の中正國際機場のこのターミナルである。まだ第二航廈はなかった。日本円しか持っておらず、何をするでもなく、香港國際機場(啓徳)行の出発を待っていた。待合室のテレビで「ちびまる子ちゃん」をやっていたのが印象に残っている。この時は中華民國(台灣)には入境(入国)していない。
為配合第一航廈?
往路の便もそうだったが、搭乗手続きなどは本来の第二航廈だが、スポットだけ第一航廈に変更されているようだ。後日調べたところ、6月に第二航廈で韓国製ボーディングブリッジが突然倒壊している。幸い死傷者はなし。これと関係があるのだろうか。
チャイナ エアライン(CI) 中華航空 18便 [B747-409] (臺灣桃園國際機場)
機体記号 B-18203
これから搭乗する中華航空機の隣には…
エアチャイナ(CA) 中国国际航空 [A340-300] (臺灣桃園國際機場)
機体記号 B-2386
大陸の航空機が駐機している。以前には考えられなかったが、現在では大陸の各都市と結ばれている。ちなみに台湾、大陸どちらも機体記号は中国の国籍記号Bで始まる。日本はJAで始まる。農協ではない。
中国の国番号(86)も加わっていた!
民國86年(1997)に香港からの帰りで立ち寄った時には、公衆電話の表には国番号(86)は表記されていなかった。わずか13年前の話である。さて、機内に案内されて窓側の席に着く。飛行機はエプロンを離れ、北跑道(3,660m)から離陸して、台湾を後にした。
中華航空 18便 台北/臺灣桃園(14:20)→東京/成田(18:35) B-18203
食前にスナックが配られた!
往路は食事だけだったが、復路は食事の前にスナックが供される。昔はそれが当たり前だったのに。
おかきとジュース♪
昔はここでビールをもらったが、今日は何が欲しいか聞かれる事もなく、出された飲み物を大人しく頂戴する。色からしてお茶かと思ったが、飲んでみるとりんごジュースであった。
機内食、チキンを選ぶとチキンカレーが出てきた!
以上、いずれも民國99年(2010)8月2日撮影
そして機内食。普通のチキンカレーが出てきた。カレーはいいのだが、フォーク、ナイフ、スプーンがプラスチック製なので、安っぽく感じてしまう。グラスもなく、プラスチックのコップでは葡萄酒も飲む気がしない。切符の値段が高くなっては仕方がないので、これでも構わないが、以前の方が食事が充実していただけに残念である。座席にもモニター画面が付いていないし。窓外にほとんど陸地を見る事もなく、日本領空に帰ってきた。久しぶりの陸地は茨城県だろう。利根川を越え、千葉県に入った。高度を下げ、東関東自動車道を見て、成田国際空港B滑走路(2,500m)に着陸した。B滑走路から第2ターミナルは近くていい。
チャイナ エアライン(CI) 中華航空 18便 [B747-409] (成田国際空港)
以下、いずれも平成22年8月2日撮影
機内から降りたところで、民國99年8月2日星期一より、平成22年8月2日月曜日へ。時計も1時間進めねばならないが、面倒なのでそのまま。カメラの時計だけ日本時間に直す。
ただいま
機内から降りた乗客は主に2つに分かれる。一方は日本に帰国・入国。もう一方はハワイへ。CI18便の最終目的地は成田ではなく、ホノルルなのである。ハワイには行った事がない。うらやましいのう。乗り継ぎカウンターへ入っているが、その前に乗り継ぎ用セキュリティチェックがあり、その前でペットボトルの飲み物を捨てている。夏威夷(ハワイ)行の飛行機に乗ったものの、経由地の成田で一旦降ろされて、もう一度保安検査をされるのだ。こちらは入国審査で帰国のスタンプをもらい、手荷物の受け取りのターンテーブルへ。これが煩わしい。なかなか出てこないし、出てこなかった事もある。無事に手荷物を受け取り、税関で2、3の質問があって終りである。隣の外国人の兄ちゃんは鞄を開けて中を確認中である。
どこでJALさんに抜かれた?
到着ロビーから空港第2ビル駅へ。JR東日本、京成電鉄の各線をじっくり比べて、成田空港線(成田スカイアクセス)を利用する事にした。所要時間が一番短い。Suicaで京成の改札を入場する。財布の中は台湾の紙幣・硬貨だけである。プラットフォームの自動販売機で缶コーヒーをSuicaで購入する。日本円を取り出す必要がない。鳳梨酥を食べながら列車を待つ。
おまけで貰った鳳梨酥♪
京成電鉄 成田空港線 アクセス特急 1906K列車 [3000形] (空港第2ビル)
成田空港方から列車が入ってきた。駅の放送では「北総線経由」と案内している。スカイ何とかより、その方が解りやすいだろう。空港第2ビルを出発すると、成田湯川に到着。時速160kmで運転する〔スカイライナー〕の通過待ち。車内は空いているが、千葉ニュータウン中央では事業所から帰宅する乗客もいて、空港からの利用者ばかりではなくなった。若者が一人、床に座り込んで何か食っている。首都と国際空港を結ぶ列車の中でみっともないではないか。東松戸で武蔵野線に乗り換える。こちらは大変混雑している。しかし乗るしかない。新松戸に到着。空港第2ビルから50分。県内に成田空港がある便利さをようやく実感出来るようになった。 (おわり)
成田空港線 アクセス特急 1906K 空港第2ビル(19:39)→東松戸(20:18) 3001-5
武蔵野線 普通 1958H 東松戸(20:22)→新松戸(20:29) クハ204-55