旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

糸島で一泊

2024-11-03 21:00:00 | 鉄道

ジョイフル 田川伊田店 (福岡県田川市大字伊田)

令和6年10月15日火曜日。福岡県田川市に来ている。ジョイフルで昼食を済ませ駅へと向かう。


石炭記念公園 (福岡県田川市大字伊田)

かつての炭鉱が公園になっており、立ち寄る。






香春岳を望む

一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳からなる。最高峰は三ノ岳で511m。


手前に見える一ノ岳は石灰石の採掘で平らに…


旧三井田川鉱業所伊田竪坑 第一・第二煙突

石炭記念公園の中の写真に戻る。汽罐場の排煙の2本の煙突は明治41年に完成。国登録有形文化財に指定されている。高さは45.45m。あんまり煙突が高いので さぞやお月さん 煙たかろ♪と炭坑節に謡われる。田川市が炭坑節発祥の地なのだそう。


公園に隣接する博物館には蒸気機関車が静態保存されている


9600形蒸気機関車 59684号機 (田川市石炭・歴史博物館)

門デフキュウロク



大正11年、川崎造船所兵庫工場(現川崎車両兵庫工場)にて製造。戦前に九州にやって来た。戦後には筑豊の路線網を走っていたのか。昭和49年には〔さよならSL列車〕を牽引し、その後廃車となったようである。きれいに保存されている。


炭住が復元されている


旧三井田川鉱業所伊田竪坑櫓

地底から人や石炭等を運ぶためのケージを昇降させるためのものだそう。明治42年に作られた。国登録有形文化財に指定されている。また三井田川鉱業所伊田坑跡を含む筑豊炭田遺跡群が国指定史跡となっている。今日は煙突や櫓だけを見て駅へ戻る。




1日乗り放題「ちくまるキップ」(1,000円)

田川伊田駅に戻ってきた。今日は伊田線・糸田線・田川線が一日乗り放題となる「ちくまるキップ」を持っている。もう乗りつぶしは終わったがアンコールで伊田線に乗って行く。


平成筑豊鉄道 伊田線 普通 2236D列車 [400形] (田川伊田)


411号車は「ちくまるLINEスタンプ号」

行橋直方行普通列車(1両編成)に乗車する。


へいちくキャラクター「ちくまる」


metro 伊田線で田川伊田を出発symbol6


石炭記念公園を望む (下伊田-田川伊田)


日田彦山線が分かれる

田川市を出て田川郡福智町から直方市に入る。豊前国より筑前国に入る。今回の旅行ではもう豊前国に来ないはずだった。あかぢ駅の手前で直方市より鞍手郡小竹町に入る。


遠賀川を渡る (南直方御殿口-あかぢ)

川を渡ると小竹町より直方市に入る。


筑豊本線(複線電化)が近づく


平成筑豊鉄道 伊田線 普通 2236D列車 [400形] (直方)

終着の直方に到着。下車する。


metro 伊田線で直方に到着symbol6

伊田線 普通 2236D 田川伊田(14:45)→直方(15:22) 411
◆「ちくまるキップ」を利用







当初の予定では新門司港より東京九州フェリーを利用するつもりだった。日曜日・祝日は運休なので昨日は行橋に泊り、今日は筑豊地区の乗りつぶしをして夜の船に乗る計画だった。しかし何日か前には満席となってしまった。さあどうするか。今日は一泊して明日のLCCの便を利用しても費用はあまり変わらないし、明日の到着に変わりはない。という事で今日の福岡市近郊の宿と明日のLCCの便を予約している。これから福岡市へと向かう。


JR九州 筑豊本線 直方駅 (福岡県直方市大字山部)

改札口と出札口(みどりの窓口)と自動券売機。指定席券売機は見当たらない。


近距離きっぶ運賃表

SUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリアの移動なのでSUGOCASuicaなどの交通系ICカードが利用出来る。自動改札をSuicaで入場する。


若松方を望む




JR九州 筑豊本線 普通 6661M列車 [BEC819系Z004編成] (直方)

若松直方行普通列車(2両編成)が入ってきた。非電化区間は蓄電池で走るDENCHA


JR九州 筑豊本線 普通 2663H列車 [817系V1514編成] (直方)

直方博多行普通列車(4両編成)に乗車する。


metro 筑豊本線で直方を出発symbol6


伊田線南直方御殿口駅付近 (直方-勝野)

筑豊本線と伊田線の並走区間。伊田線側だけにある南直方御殿口駅。平成元年のJR九州からの転換時にはなく、平成13年に設けられた新駅。


伊田線(複線非電化)と分かれる


遠賀川を渡る (小竹-鯰田)


新飯塚に停車

ここは後藤寺線乗りつぶしで訪れた。


また遠賀川を渡る (新飯塚-飯塚)

飯塚からは単線となる。筑豊本線は複線と単線区間が存在する。


桂川に停車

桂川で列車は筑豊本線より篠栗線に入る。


篠栗線に入り列車は快走する (桂川-筑前大分)

桂川篠栗間は昭和43年開通の比較的新しい区間。篠栗トンネル(4,550m)を抜けて筑豊地域から福岡地域に入る。


山間を走る (城戸南蔵院前-筑前山手)


平野部に出た (篠栗-門松)


鹿児島本線が近づく (柚須-吉塚)



吉塚博多間は鹿児島本線だが篠栗線の列車が走る線路が用意されている。


JR九州 篠栗線 普通 2663H列車 [817系V1514編成] (博多)
※吉塚-博多間は鹿児島本線。

終着の博多に到着。下車する。


metro 篠栗線で博多に到着symbol6 ※吉塚-博多間は鹿児島本線。

JR九州博多駅の自動改札をSuicaで出場する。急いで地下の福岡市交通局1号線(空港線)に乗り換え。地下鉄の博多駅の自動改札をSuicaで入場する。夕方で混雑している。写真を撮る事もなく福岡空港西唐津行普通列車(6両編成)に乗車。博多を出発。混んでいて座れないが、次の祇園で近くに空席が。すぐに腰掛ける。地下鉄は天神など福岡市街地を通り、混雑は続く。地上に出て姪浜に到着。地下鉄はJR九州筑肥線に乗り入れる。かつて筑肥線は姪浜ではなく博多が起点だった。昭和58年に博多姪浜間を廃止し、この区間は地下鉄1号線が担い筑肥線に直通運転する事になった。列車は筑肥線内に入っても混雑している。車窓を見る事もなく糸島高校前に到着。下車する。


JR九州 筑肥線 普通 627C列車 [305系W4編成] (糸島高校前)


metro 筑肥線で糸島高校前に到着symbol6

筑豊本線 普通 2663H 直方(15:45)→博多(16:53) クモハ817-1514
※桂川-吉塚間は篠栗線。吉塚-博多間は鹿児島本線。
1号線 普通 博多(17:01)→糸島高校前(17:41) JR九州クハ305-4
※姪浜-唐津間はJR九州筑肥線。唐津-西唐津間はJR九州唐津線。姪浜-西唐津間は普通627C列車。
◆直方-糸島高校前間の運賃1,610円




出札口(みどりの窓口)と改札口

窓口はあるけど無人である。


営業時間のお知らせ 7:30~12:00

午前中しか開いていないのか。今日のうちに明日の切符を買っておくつもりだったが仕方がない。


唐津、伊万里方を望む

ところで記事を書く時に気付いたのだが、鉄道会社等のサイトで調べた運賃とICカードの履歴印字とを照らし合わせてみると、調べていた運賃と異なる履歴を見付ける。

【調べていた運賃】
・直方-博多間    950円
・博多-糸島高校前間 580円

【ICカード明細】
・入場 直方   出場 博多   950円引き去り
・入場 地)博多 出場 糸島高校 660円引き去り

博多糸島高校前間で運賃が80円多く引き去られている。 誤収受かと思ったが博多からの利用客は多いだろうし、間違えたままという事はないだろう。さんざん考えた結果、思い当たる制度がある。通過連絡運輸。直方から糸島高校前までの運賃計算キロを算出してみた。

・直方-桂川間    擬制キロ 22.5
・桂川-博多間    営業キロ 26.9
・姪浜-糸島高校前間 営業キロ 11.3

運賃計算キロは 60.7。端数を切り上げてJR九州内の普通運賃表に当てはめると、運賃1,310円。これに地下鉄の博多姪浜の運賃300円を足すと、1,610円。これで間違いない。糸島高校前の引き去り額が660円なのは直方糸島高校前間の運賃に合わせるため。理屈は判ったが何だかもやもやする。運賃表の境目は60キロなので一駅手前の波多江までの運賃は1,430円となり、ICカードだと博多からの引き去り額が480円のはずだから、何で100円安いのか悩むところだった。そっちのほうがいいな。後から思っても仕方がないが、一方の列車だけでも紙の乗車券で利用するか、2枚のICカードを博多で使い分ければよかった。普段よく乗る路線でもなければ細かい運賃まで把握してない。


JR九州 筑肥線 糸島高校前駅《北口》 (福岡県糸島市伊都の杜)

この時は80円損したとか思ってもいない。いやいや認可された正式な運賃ですから。


駅頭の様子


糸島市イメージキャラクター「いとゴン」

いとこん…糸こんにゃく?と思ったが、暗くなってきて読み間違えていた。後で調べるといとゴンだった。いとしまのドラゴンだそう。糸島市は平成22年に前原市、糸島郡志摩町、二丈町が合併して発足。前原市も平成4年までは糸島郡前原町だから、糸島郡でまとまって糸島市なのかと思う。郡名は消えても市名で残るのはいい。




HOTEL AZ 福岡糸島店 (福岡県糸島市浦志)

駅前のホテルにチェックインする。ホテルのサイトから予約して夕食付にして5,910円(朝食は無料で付いている)。これに福岡県の宿泊税200円が加わる。


客室の様子


二段ベッドが

山梨県と長野県のHOTEL AZさんに泊まった時も二段だったが、九州では初めて二段の部屋に泊まる。一人で泊まるので普通のシングルルームの方がよかったが空室の関係である。


後でお茶を飲もう


客室からの眺め

隣のイエローハットさんが見える。


tv 福岡局のニュース

小倉でこの時間に視聴したら県内でも北九州局からの別番組だった。


tv BSにすると…

この回は最近見たな。


吉竹さんのお天気を見て…

曇りに雨マークが見える。今日は雨は降らなかったが明日はどうなのか。


夕食は和食・洋食・中華の料理のバイキング形式

宿泊プランの夕食あり・なしの差額は千円以下だった。夕食なしで予約しても宿泊者以外でも990円で利用出来る。


キリン一番搾り生ビール(中ジョッキ)(418円)

アルコールは別料金。料理を食べて麦酒を飲む。実に旨い。


二階堂(大分/麦焼酎)(220円)

二杯目は焼酎をロックで。


お酒のアテに鶏と漬物をおかわり♪


coffee 食後にコーヒーsymbol6 これまで令和6年10月15日撮影

ごちそうさまでした。部屋に戻る。テレビをつけるが動画サイトを見る事は出来ない。寝台に横になるとウトウトする。照明を消してから本式に就寝する。


客室からの眺め これより令和6年10月16日撮影

令和6年10月16日水曜日。糸島市のホテルで起床する。


糸島半島を望む

客室からは北側が見える。


南側は筑肥線

朝食の前に駅に行って切符を買って帰ってきた。駅が近いので朝飯前である。


朝食バイキング

朝食バイキングは無料で付いてくる。高菜に辛子明太子が九州らしくていい。旨い。


coffee 食後にフルーチェとコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。


乗車券 糸島高校前 ➡ 博多(2,530円)

昨日はSuicaを使ったから判らなかったが博多までこんなにするのか。冗談はさておき、糸島高校前博多間の運賃は筑肥線・地下鉄線経由で580円。写真の乗車券は糸島高校前-(筑肥線)-唐津-(唐津線)-久保田-(長崎本線)-鳥栖-(鹿児島本線)-博多という経路となっている。三日間連続でこれだけJR線を使うのなら特別企画乗車券「秋の乗り放題パス」(7,850円)を買えばよかったかなと思う次第。計画段階では九州滞在は二日間だった。



列車の時間があるので今日も午前10時までホテルでうだうだしてはいられない。快適なホテルをチェックアウトして駅へと向かう。 (つづく)