JR西日本 新幹線〔こだま876号〕 876A列車 [700系E2編成] (博多)
令和6年10月16日水曜日。福岡県福岡市の博多駅から新幹線〔こだま〕で移動する。博多発福山行新幹線〔こだま876号〕(8両編成)に乗車。
新幹線〔こだま〕で博多を出発
乗車券 博多 ➡ 行橋(1,750円)
切符購入時にみどりの券売機(指定席券売機)に途中下車しないか尋ねられる。何の事かと思えば経路に小倉-西小倉間が含まれていない。区間外乗車となる。そもそも片道の営業キロが100キロまでの普通乗車券なので途中下車は出来ない。なお新幹線経由と在来線経由とで運賃が異なる。
新幹線特定特急券 博多 ➡ 小倉(990円)
博多-小倉間(営業キロ67.2、実キロ55.9)で自由席を利用すると新幹線特定特急料金が990円。今乗っている新幹線〔こだま〕は16分で到着する。ちなみに佐賀-博多間(営業キロ53.6)を自由席利用でB自由席特急料金が1,000円。先程乗った特急〔みどり〕では41分かかった。新幹線の方が安くて速い。なお鹿児島本県(在来線)の経路と比べ新幹線は大幅に短絡する。北九州トンネルを抜けて筑前国より豊前国に入り小倉に到着。下車する。今回の旅行でまた豊前国を訪れるとは。
JR西日本 新幹線〔こだま876号〕 876A列車 [700系E2編成] (小倉)
新幹線〔こだま〕で小倉に到着
急いで新幹線から在来線に乗り換え。プラットフォームにある券売機で特急券を購入。
JR九州 特急〔ソニック57号〕 3057M列車 [883系AO-4編成] (小倉)
博多発大分行特急〔ソニック57号〕(7両編成)に乗車する。
B自由席特急券 小倉 ▶ 25kmまで(500円)
一昨日、Suicaで購入する券売機で発券した特急券は磁気券ではなかったが、二台あるうちの現金で購入する券売機では磁気券が発券された。小倉-行橋間の営業キロ25.0は料金500円で利用出来るギリギリの距離でお得感がある。特急〔ソニック〕は新幹線とはまた違ったスピード感で走り、小倉から16分で行橋に到着。下車する。
クモハ883 4
JR九州 特急〔ソニック57号〕 3057M列車 [883系AO-4編成] (行橋)
特急〔ソニック〕で行橋に到着
新幹線〔こだま876号〕 876A 博多(21:30)→小倉(21:46) 723-7002
特急〔ソニック57号〕 3057M 小倉(21:53)→行橋(22:09) クモハ883-4
◆博多-小倉間の新幹線特定特急料金990円 小倉-行橋間のB自由席特急料金500円
◆博多-行橋間の運賃1,750円
新幹線〔こだま〕+特急〔ソニック〕で39分で到着した。何たる速さ。ちなみに特急〔ソニック57号〕は博多を21時01分に出発する。もう少し早く福岡市周辺でのホテルを諦めれば博多から行橋まで乗り換えなしで行けたなと思う。運賃・料金を見てみると、新幹線〔こだま〕+特急〔ソニック〕の運賃・料金の合計3,240円。特急〔ソニック〕のみでは運賃・料金の合計3,050円。さて大きさの異なる乗車券と特急券を二枚重ねて自動改札に投入。問題なく出場。
駅頭の様子
また行橋に戻って来ようとは。駅前のホテルにチェックインする。福岡市から電話を掛けた時に対応された方がフロントにおられた。電話では料金は七千円台という話だったが、自分はポイントカードを持っているので6,600円となった(福岡県の宿泊税200円を含む)。カードは愛知県豊田市の同ホテルで作ってもらった。東海地区に多いホテルだが、九州には行橋市に一軒ある。
客室の様子
よく利用するシングルルームとは違う。後で調べるとモデレートシングルという。バスタブはなくシャワーブースのみ。普段からバスタブがあっても湯は貯めずにシャワーしか使わない。ここは大浴場?があるのでそちらに入ってくる。今日は唐津市、佐賀市、そして駅前のホテルを求めて福岡市でも歩いたので汗をかいた。サッパリして部屋に戻る。食事もお酒も板付で済んでいるのでアルコール度数の低いほろよい梅酒ソーダをホテルの自動販売機で買って来た。
市村さんのお天気を見て…
突然、福岡のニュースに変わる これまで令和6年10月16日撮影
日付が変わる頃に就寝する。
客室からの眺め これより令和6年10月17日撮影
令和6年10月17日木曜日。行橋のホテルで起床する。九州に入って四日目。先ずは朝湯に入って目を覚ます。大浴場?はありがたい。以前は面倒で入らなかったけど、近年はよく利用する。
朝食バイキング
一昨日の朝と一部メニューが異なる。今朝は鶏がある。また麵を取ってしまう。焼きちゃんぽんが旨いから仕方がないね。
食後にコーヒー
ごちそうさまでした。
福岡局からのニュースを見て…
岩国では不発弾が発見されると付近の住民などを避難させて陸自の方が海田から来られて処理されていたけど、何十年経っても不発弾は爆発するのだなと改めて認識する。本当に命懸けである。ありがとうございます。ところで板付は大丈夫かな。
ABホテル 行橋 (福岡県行橋市西宮市)
快適なホテルをチェックアウトする。急遽泊ったけど助かりました。滞在時間が11時間程なのが残念。本当は昨夜のうちに九州を発つはずがLCC欠航での予定変更なので仕方がない。
ホテルから行橋駅へ移動。午前9時になって空港で航空会社の方から貰った欠航時の案内を見て電話を掛ける。待たされる事なくすぐに繋がる。振り替えを希望するが、変更は案内にある二次元コードからして下さいという。その手の物は持っていないと言うと電話で対応してくれた。今日の午後の明るい時間の便を希望したが、昨日欠航したのと同じ最終便しか空席はなかった。これ以上何日も九州にいる訳にもいかないから最終便でお願いする。「今度は飛んでよ」と要らん事を言ってしまう。対応された方も恐縮して保証は出来かねないような事をと言われるので悪い事をした。昨夜いきなり福岡市内に放り出された愚痴です。流して下さい。これで振り替えの方は片付いた。しかし今夜まで時間が空いた。どうするか。駅の券売機を見てみる。「2枚きっぷ(自由席)」と言う企画券があり、博多-行橋間が4,400円。特急〔ソニック〕の自由席が利用出来る。今に思えばこれを買えばよかったが、昨夜は一刻も早く行橋に移動してホテルに入りたかったのだ。
改札口
出札口(みどりの窓口)はある。午前中だけという事はなく午前7時30分から午後7時まで、年中無休である。ここでは切符は買わずに自動改札からSuicaで入場する。
まだ福岡市へは向かわない。夕方に着けばいいでしょう。この辺でちょっと行ってみたいところがありそちらへ向かう。下り列車を待つ。
JR九州 特急〔ソニック12号〕 3012M列車 [885系SM5編成] (行橋)
佐伯発博多行特急〔ソニック12号〕(6両編成)。「白いソニック」で運転。博多まで65分。昨日「2枚きっぷ(自由席)」を買っていればこの列車で博多に戻っていただろうか。
JR九州 日豊本線 普通 2531M列車 [813系R3114編成] (行橋)
しかし門司港発中津行普通列車(3両編成)に乗車する。
日豊本線で行橋を出発
田川線と分かれる (行橋-南行橋)
一昨日乗った田川線が離れてゆく。非電化で架線柱もなく判りにくいが緑の築堤がそうである。
新田原にて特急の通過待ち
特急〔ソニック7号〕が通過してゆく。ちなみに新田原駅は「しんでんばる」と読む。新田原飛行場 RJFN(宮崎県児湯郡新富町)は「にゅうたばる」と読む。新田原駅からは築城飛行場 RJFZ(福岡県築上郡築上町)が程近い。空自の基地がどちらにもありちょっと混同していた。
長閑な車窓 (椎田-豊前松江)
特急で何度か眺めた車窓だが、各駅停車から眺めると初めての土地のように思える。
JR九州 日豊本線 普通 2531M列車 [813系R3114編成] (豊前松江)
豊前松江に到着。下車する。
日豊本線で豊前松江に到着
この駅名標を見るまで「ぶぜんまつえ」だと思っていた。「ぶぜんしょうえ」と読む。後日、博多に向かわれる方の旅の動画を見ていたら、やはり「ぶぜんまつえ」だと思っていたそう。
日豊本線 普通 2531M 行橋(9:25)→豊前松江(9:50) クハ812-3114 運賃380円
JR九州 日豊本線 普通 2540M列車 [813系R3418編成] (豊前松江)
上り線には中津発小倉行普通列車(3両編成)が入ってきた。
下り列車は中津へ…
駅舎を望む
駅の側は周防灘
小倉方を望む
鹿児島方を望む
木造駅舎へ入る
簡易改札機にSuicaをタッチして出場する。無人駅ではなく駅員さんはいらっしゃる。
改札口と出札口
みどりの窓口ではないので指定席は取れない。サイトを見ると「近距離のきっぷのみ販売しています」の注意書きあり。
有人駅だからか奇麗な印象を受ける。手が行き届き床もピカピカだ。
自動券売機
指定席券売機は見当たらない。
JR九州 日豊本線 豊前松江駅 (福岡県豊前市大字松江)
「しょうえ」とルビが振ってある。
駅頭の様子
福岡県道208号松江停車場線を一目で望む
突き当り終点の豊前松江駅前交差点(国道10号交点)。
昭和7年築造の木造駅舎。以前、国道10号を走っていてチラッと見えた駅舎に惹かれ一度訪れたいと思っていた。それが今日訪れようとは。LCCの欠航のおかげなのかな。この駅で列車を待ってもいいけど次の列車一時間後。隣の駅まで歩いてみる。
国道10号側から駅舎を望む
これだけ見て惹かれたのか。今日は曇り空だが初めて見た時は青空に木造駅舎がより映えていた記憶がある。実際に訪れて思った以上に素晴らしい駅舎だった。今朝ほど行橋駅で思い立ってやって来たが、知らぬ間に建て替えとかなってなくてよかった。
国道10号を鹿児島市方面へ
国道10号 門司から from Moji 52 km
この先で国道10号より福岡県道113号中津豊前線に入る。国道の旧道。
JR九州 日豊本線 普通 2542M列車 [813系] (豊前松江-宇島)
これは上り列車。乗ろうとしている下り列車に追い抜かれてしまった訳ではない。
⇐ 100m 宇島駅 Unoshima Sta.
次の駅の入口が見えてきた。
県道113号 門司から from Moji 55 km
県道に入っても門司からのキロポストが現れる。
県道207号宇島停車場線に入る
宇島駅に到着した。
JR九州 日豊本線 宇島駅 (福岡県豊前市大字八屋)
旧国名を市名とした市の代表駅は正名市駅→長門市駅、出雲今市駅→出雲市駅、南郡中駅→伊予市駅のように(旧国名)○○市駅に改称する駅を見掛けるが、ここは豊前市駅ではなく宇島駅なのだ。昭和30年に築上郡八屋町、角田村、山田村、三毛門村、黒土村、千束村、横武村、合河村、岩屋村が合併して宇島市が発足した後、豊前市と改称している。
駅頭の様子
改札口と出札口?
「窓口ではきっぷは発売しておりません」???
では出札口ではないな。駅員さんはいらっしゃる。中が見えぬよう塞ぐような圧迫感はない。
自動券売機
近距離の券売機に加え指定席券売機も設置。宇島駅は特急停車駅である(一部列車は通過)。先程は駅員さんがお客さんに付きっきりで切符を買うのを手伝っていた。まあそうなるわなぁ。
待合室
では自動改札からSuicaで入場。宇島には海鮮を食べに来た事があるけど鉄道ではなく車だった。
鹿児島方を望む
小倉方を望む
駅舎を望む
JR九州 日豊本線 普通 2533M列車 [813系R3113編成] (宇島)
小倉発中津行普通列車(3両編成)に乗車する。
日豊本線で宇島を出発
電車は速い。歩いた後だと特にそう感じる。あっという間に次の目的地へ。
JR九州 日豊本線 普通 2533M列車 [813系R3113編成] (吉富)
吉富に到着。下車する。
日豊本線で吉富に到着
日豊本線 普通 2533M 宇島(10:54)→吉富(10:59) クハ813-3113 運賃210円
簡易改札機にSuicaをタッチして出場。
出札口?と改札口
無人駅となっており、かつての出札口には「吉富町ふるさとセンター管理事務所」とある。自動券売機、交通系ICカードのチャージ機と簡易改札機が設置してある。待合室も見える。
JR九州 日豊本線 吉富駅 (福岡県築上郡吉富町大字広津)
福岡県最東端の駅。ちなみに山陰本線に吉富駅(京都府南丹市)があり、駅名が重複する。
駅頭の様子
県境にある小さな町、吉富町。山口県玖珂郡和木町を思わせる。和木駅から隣接する広島県大竹市の大竹駅が近いように、吉富駅から隣接する大分県中津市の中津駅も近い。歩いて県境を越えてみる。
山国川の川沿いに出た
上流には耶馬渓がある。青の洞門もある。青の洞窟(Grotta Azzurra)ではない。
福岡県・大分県道108号中津吉富線 山国橋
山国川に架かる山国橋は昭和9年3月竣工。煉瓦造りの橋脚がなんともいい。
それでは山国橋を渡りたいところだが…
山国橋の下流側に架かるのは…
昭和55年3月竣工の山国川側道橋
山国橋が車道、山国川側道橋が歩道のようだからこちらの橋を渡る。
下流側を望む
中津城の模擬天守が見える
上流側、日豊本線山国川橋梁を渡る特急〔ソニック13号〕 (吉富-中津)
山国川を渡り福岡県築上郡吉富町より大分県中津市へ
福岡県築上郡も大分県中津市も豊前国。ここは国境ではない。
若松常一郎翁之像
中津市に入った所にかんしゃの広場と言う場所があり、銅像が置かれている。説明文を読んだところ、若松翁は山国川の改修に尽力された方だそう。
大分県 Oita Pref. 中津市 Nakatsu City
大分県に入るが吉富町も中津市も豊前国の中津藩だった場所。川一本を隔てたところに「県境を跨いだ云々」と騒いでいた頃はさぞ迷惑な話だったろう。
新中津市学校 (大分県中津市殿町)
昭和13年竣工の旧小幡記念図書館の建物。
中津駅 Nakatsu Station ⇒
歩いて県境を越えて中津駅に到着した。
JR九州 日豊本線 中津駅《北口》 (大分県中津市大字島田)
北口・駅頭の様子
駅前の銅像は誰かと言うと。
福沢諭吉先生
では駅舎内に入る。
出札口(みどりの窓口)
年中無休で午前7時から午後7時まで開いている。券売機は近距離と指定席券売機が設置。
改札口
自動改札機を設置。
JR九州 日豊本線 中津駅《南口》 (大分県中津市大字島田)
南側も見てみる。
南口・駅頭の様子
スーパーマーケットの壁には…
昭和59年発行開始のD一万円券、平成16年発行開始のE一万円券と長い間見てきた(あまり縁がなくて見なかった?)お顔だが、今年発行開始のF一万円券から図柄の人物が変わる。F一万円券とF千円券は新しい人を見掛けたけど、五千円札は使う事がほとんどなくて、F五千円券の新しい人をまだ見掛けていない。やっぱりお札は聖徳太子、伊藤博文、岩倉具視の御三方だな。敬称略。さすがに板垣退助のB百円券は使った事がない。 (つづく)