旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

特急〔スペーシア〕

2023-08-02 23:55:00 | 鉄道

ゴロっと大きめな長ねぎ(110円) ※お弁当は宿泊料金に含まれます。

令和5年7月26日水曜日。塩原温泉の宿で起床する。朝湯に入ってくる。朝の温泉の爽やかな事。お風呂から出ると、チェックイン時に受け取った引換券で朝食の冷凍のお弁当を貰う。内容は朝も夜も変わりなく、5種類の中から選ぶ事になる。鯖のお弁当を選び、電子レンジで温める。これだけでは物足りないので、カップの味噌汁を新越谷駅のファミリーマートで買ってきている。味噌汁ひとつでいい感じになる。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

コーヒーやお茶はイートインスペースに用意してある。ごちそうさまでした。


客室からの眺め






塩原温泉 八汐荘 (栃木県那須塩原市塩原)

広いお部屋でゆっくりと過ごせた。今回はレンタカーではないので返却時間を気にする事はない。午前10時近くまでいて快適な宿をチェックアウトする。




那須塩原市地域バス「ゆーバス」 生きいきの里入口停留所



宿のすぐ近くにバス停がある。但し昨日利用した便はこちらを経由しない。



塩原温泉バスターミナルを出発したバスは温泉街をぐるりと回り、塩原温泉バスターミナルに戻ってくると上三依塩原温泉口駅へと向かう。二度目の塩原温泉バスターミナルから乗れば乗車時間は短くなるが、運賃は均一だし宿のすぐ近くから乗れるし、塩原の町をバスで巡るのもいいでしょう。


那須塩原市地域バス「ゆーバス」 塩原・上三依線 (生きいきの里入口)

バスに乗車。他に乗客はいない。温泉街や病院を経由してゆく。国道400号を西那須野方面へ進むので乗り間違えたかのようだが、夕の原バス停で方向転換して塩原温泉バスターミナル方面に向かう。


箒川


七ツ岩吊橋


温泉街に戻ってきた


塩原温泉バスターミナルに到着

泊まっていた宿が見える。塩原温泉バスターミナル10時05分発、生きいきの里入口10時08分発で、二度目の塩原温泉バスターミナルが10時28分発となる。もっとゆっくり出発出来た訳だが、涼しいバスに乗っていた方がいい。


塩原温泉バスターミナルを出発

ぐるりと温泉街を回って来て数名が乗車していたが、二度目の塩原温泉バスターミナルで一気に増えて乗客は十名程となった。JRバス関東 塩原本線の那須塩原駅行が10時35分にあるので、乗り間違いがないよう案内している。那須塩原市地域バス「ゆーバス」JRバス関東が運行するので、大きく「ゆーバス」の表示がしてあるが、JRバスの車体だけ見ると間違いそうである。



塩原温泉バスターミナルを出発。市役所の塩原支所を経由し、山越えに向かう。


高い位置にこの先進む国道が見える

この高低差をループ線にする訳でもなく、ヘアピンカーブで登ってゆく。





尾頭トンネルで那珂川水系(箒川)より利根川水系(男鹿川)へと抜ける。那須塩原市(那須郡旧塩原町)より日光市(塩谷郡旧藤原町)へ。


那須塩原市地域バス「ゆーバス」 塩原・上三依線 (上三依塩原温泉口駅)

上三依塩原温泉口駅に到着した。

塩原・上三依線 生きいきの里入口(10:08)→上三依塩原温泉口駅(10:50) L328-02505
運賃200円


野岩鉄道 会津鬼怒川線 上三依塩原温泉口駅 (栃木県日光市上三依)



塩原温泉への出入口と案内するためか駅名が長い。昭和61年の開業時は下野上三依駅だったそう。







涼しい程ではないが猛暑ではない。プラットフォームには標高692.5mとある。


駅前広場を望む

商店はない。もう少し時間があるので駅前を走る国道まで行ってみる。


国道121号、栃木県日光市今市、芳賀郡益子町方を望む

国道352号との重用区間。福島県南会津郡桧枝岐村に行った時に通った。お蕎麦が実に旨かった。


山形県米沢市方を望む

直ぐに国道400号との交差点がある。




男鹿川


下流側を望む


上流側を望む





写真左は国道121号、国道352号、国道400号の3路線の重用区間となり、栃木県・福島県境を越える。右は国道400号単独となり塩原温泉に向かう。起点は茨城県水戸市となっている。国道121号(会津方面)から南下、交差点を直進すると国道400号(那須塩原市方面)に入る。国道121号(日光市今市方面)へ行くには右折する必要がある。今市に至るまでに線形のよくない区間があり、宇都宮・東京方面に向かうには今市経由で国道119号または日光宇都宮道路を通るよりも、西那須野経由で国道4号または東北自動車道に向かうのがよいのだろう。






野岩鉄道 特急〔リバティ会津126号〕 1126列車 [500系] (上三依塩原温泉口)

駅に戻り会津田島浅草行特急〔リバティ会津126号〕に乗車する。会津鉄道、野岩鉄道、東武鉄道の3社の路線を走る。


metro 特急〔リバティ会津〕で上三依塩原温泉口を出発symbol6


普通乗車券 上三依塩原温泉から鬼怒川温泉ゆき(1,000円)

駅員無配置駅(無人駅)から乗車したので車掌より切符を買う。地紋のない感熱紙である。乗車しているのは全車指定席の特急列車だが、特急〔リバティ会津〕では鬼怒川温泉会津田島間の停車駅相互間のみ乗車の場合に限り、乗車券のみで乗車出来る。空席があれば着席出来る。車掌さんが確認したところ、自分座っていた席は途中の鬼怒川温泉から座席指定がされているそう。車内では特急券も購入出来るが、とりあえず鬼怒川温泉で下車する事にした。


男鹿川を渡る (湯西川温泉-中三依温泉)


湯西川温泉駅道の駅湯西川を望む


湯西川橋梁で湯西川(五十里湖・ダム湖)を渡る


プラットフォームはトンネル内にある (湯西川温泉) これまで令和5年7月26日撮影

筒石駅を思わせる。ちなみに別の日に撮影した地上の様子はこちら。


野岩鉄道 会津鬼怒川線 湯西川温泉駅 (栃木県日光市西川) 令和5年5月8日撮影


五十里湖(ダム湖)・湯西川を渡る湯西川橋梁 令和5年5月8日撮影




鬼怒川と川治ダム (川治温泉-川治湯元) これより令和5年7月26日撮影


鬼怒川を渡る


会津鬼怒川線の起点、新藤原駅に到着

野岩鉄道はここまで。この先は東武鉄道鬼怒川線に入ってゆく。少し停車時間があるのでプラットフォームに降りてみる。


東武鉄道 特急〔リバティ会津126号〕 1126列車 [500系] (新藤原)


500系の車内の様子


500系の座席


下りの特急〔リバティ会津115号〕と交換

新藤原を出発。野岩鉄道会津鬼怒川線内を列車は快走していたが、東武鉄道鬼怒川線内に入ると線形が悪く、ゆるゆると走る。特急料金を払わず、快適な特急で鬼怒川温泉に到着した。


東武鉄道 特急〔リバティ会津126号〕 1126列車 [500系] (鬼怒川温泉)

ここまで車内は閑散としていたが、ドッと多くの客が乗り込んでいった。

特急〔リバティ会津126号〕 1126レ 上三依塩原温泉口(11:18)→鬼怒川温泉(11:58) 501-3
運賃1,000円 ※乗車券のみで乗車(特例区間)


metro 特急〔リバティ会津〕で鬼怒川温泉に到着symbol6

懐かしい駅名標は蒸気機関車牽引の列車が運転されているからかな。「とうぶわーるどすくうぇあ」と平仮名表記を見ると不思議な感じがする。湊町から改称した「じぇいあーるなんば」を見た時は違和感しかなかったが。



この列車は見送り、昨日は出場出来なかった鬼怒川温泉駅を出てみる。


改札口


出札口


転車台

駅前のよく見える位置に設置されている。今日は蒸気機関車の姿はない。転車台はJR西日本からの譲渡で、元は三次駅に設置されていたもの。


鬼怒太像

きぬた」と言っても「」しか思い浮かばない。


東武鉄道 鬼怒川線 鬼怒川温泉駅 (栃木県日光市鬼怒川温泉大原)

出札口で特急券を購入する。乗ってきた特急〔リバティ会津126号〕が11時59分に出発すると、次の上りの特急は14時07分発の特急〔リバティ会津134号〕までない。鬼怒川温泉は経由しないが東武日光発の特急があり、鬼怒川線と接続する下今市からの特急券を購入する。鬼怒川温泉で昼食にしようかと思ったが、もう移動しなければならない。19分の滞在で鬼怒川温泉を後にする。



Suicaで入場し、新藤原下今市行普通列車に乗車。特急〔リバティ会津126号〕新藤原停車中に見掛けた列車である。座席は窓を背にしたベンチシート(ロングシート)。少し前までボックスシートだったのに。車内は空いているので、時々立ち上がって景色を眺める。


鬼怒川が見える (新高徳-小佐越)


特急〔きぬがわ3号〕と交換 (新高徳)



新宿鬼怒川温泉行特急。JR東日本E253系で運転。JR東日本、東武鉄道の2社の路線を走る。


鬼怒川を渡る (大桑-新高徳)

鬼怒川の支流の男鹿川から下ってきたが、鬼怒川を見るのはここが最後。


東武鉄道 鬼怒川線 普通 330N列車 [20000系] (下今市)


metro 鬼怒川線で下今市に到着symbol6


特急〔リバティけごん19号〕・特急〔リバティ会津119号〕 1019列車 [500系] (下今市)

下りの特急が停車している。浅草から伊勢崎線・日光線を6両で運転してきた列車は、下今市で分割される。写真左の後側3両が特急〔リバティけごん19号〕東武日光行。右の前側3両が特急〔リバティ会津119号〕会津田島行。1119列車として鬼怒川線・会津鬼怒川線・会津線を走る。


東武鉄道 〔DL大樹〕 (下今市)

東武鉄道では蒸気機関車の牽引する〔SL大樹〕が運転されているが、ディーゼル機関車の牽引する〔DL大樹〕も運転されている。


ディーゼル機関車 ED10 1099号機

JR東日本からの譲渡車。


客車 スハフ14-501

JR北海道からの譲渡車。


オハテ12-1

JR四国からの譲渡車。


鬼怒川温泉・東武日光 ←→ 下今市


展望デッキが設置されている


スハフ14-5

こちらもJR四国からの譲渡車。




下今市駅に隣接する下今市機関区

こちらの転車台もJR西日本からの譲渡で、元は長門市駅に設置されていたもの。


蒸気機関車 C11 207号機

機関庫には蒸気機関車の姿が見える。譲渡車ではなくJR北海道から借り受けている。昭和16年、日立製作所笠戸工場で製造とあるので、特急〔スペーシアX〕のN100系の大先輩である。新旧の山口県産の車両が活躍する。立ち寄らなかったが、下今市駅構内にはSL展示館がある。この他、車掌車がJR貨物JR西日本からの譲渡されており、かつての国鉄車両が走る〔SL大樹〕に乗ってみたい。


東武鉄道 特急〔けごん28号〕 1028列車 [100系] (下今市)

東武日光浅草行特急列車に乗車する。特急〔スペーシア〕といえばこの塗装。


100系普通車の様子




metro 特急〔スペーシア〕で下今市を出発symbol6




油源 日光鶏めし弁当(950円) サッポロビール サッポロ生ビール黒ラベル350ml缶(265円)

プラットフォーム売店でお弁当と麦酒を買って来た。


いただきます♪

この鶏めしが美味しい。どのおかずも味付けがいい。今まで食べた鶏めし弁当の中でも好きな味である。麦酒によく合う。干瓢が入っているのが栃木県らしい。ごちそうさまでした。


特急券 下今市 ➡ 春日部(1,450円)

車内は空いている。窓側かつ窓枠にかからない席にしてもらった。昨年、東武日光から北千住まで乗った特急〔リバティけごん〕は3両編成だからか、通路側しか席がなかったが、特急〔スペーシア〕は6両編成でゆったりしている。西洋人の旅行者のグループの姿も見られる。訪日外国人旅行者の皆が特別企画乗車券「ジャパン・レール・パス」を使ってJR線で旅行をしている訳ではない。


気付けば埼玉県に入っていた (栗橋-新古河)

栃木県より群馬県を経て埼玉県。下野国より上野国を経て武蔵国へ。利根川の左岸だが埼玉県になる。北埼玉郡旧北川辺町。旧加須市などと合併して加須市になっている。北埼玉郡は消滅。


利根川を渡る


東武鉄道日光線とJR東日本東北本線との渡り線 (栗橋)


まだ東武・JRの直通特急には乗った事がない…

列車は東武動物公園で日光線より伊勢崎線に入る。


東武鉄道 特急〔けごん28号〕 1028列車 [100系] (春日部)


metro 特急〔スペーシア〕で春日部に到着symbol6

列車を降りるとものすごい熱気が。栃木県と比べて埼玉県はこんなに猛暑なのか。あり得ない温度だったのは、列車の出す熱がプラットフォームに溜まっているのだろう。


春日部駅は高架工事中

伊勢崎線から野田線に乗り換える。愛称の路線名なぞ知った事ではない。野田線のプラットフォームには立ち食いそばならぬラーメン店があっていい匂いがする。


metro 野田線で春日部を出発するゾsymbol6

発車メロディといい、春日部駅が凄い。大宮行普通列車に乗車。旧春日部市と合併して春日部市となった北葛飾郡旧庄和町は下総国というので、藤の牛島南桜井間で武蔵国より下総国に入る。江戸川を渡り埼玉県より千葉県に入る。冷房の効いた野田線でウトウトして終着のに到着する。


東武鉄道 野田線 普通列車 [10000系] (柏)


metro 野田線で柏に到着symbol6

鬼怒川線 普通 330N 鬼怒川温泉(12:17)→下今市(12:41) 24437
特急〔けごん28号〕 1028レ 下今市(13:04)→春日部(14:11) モハ108-2 特急料金1,450円
野田線 普通 春日部(14:19)→柏(15:03) モキ12633

◆鬼怒川温泉-柏間のIC運賃1,393円


車止め

は野田線の途中駅だが、駅構造の都合で大宮方と船橋方との直通列車はでスイッチバックする必要があり、進行方向が変わる。 (おわり)

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