旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

LCCで2泊5日 臺中へ

2018-12-03 18:00:00 | 台湾日記

京成電鉄 成田空港線 アクセス特急列車 [3050形] (空港第2ビル)

平成30年11月24日土曜日。5日間の予定で出掛けてきた。テレビでお相撲を見ていたが、飛行機の時間があって最後まで見られない。急いで空港に向かう。東松戸で乗り換えたアクセス特急は混雑しており、どのくらいの人が空港まで行くのかと思ったら、ほとんどの乗客は千葉ニュータウン中央で降りてしまい、車内は寂しくなった。


metro アクセス特急で空港第2ビルに到着symbol6

武蔵野線 普通 1607E 新松戸(17:42)→東松戸(17:49) モハ204-5042 IC運賃165円
成田空港線 アクセス特急 東松戸(18:01)→空港第2ビル(18:34) 3054-1 IC運賃936円




牛丼 並盛(420円) お新香(100円) 冷用酒(340円)

我孫子経由で空港に向かう時は、唐揚そばを食べてゆくのだが、今日は東松戸経由で何も食べていない。お腹が空いている。第2旅客ターミナル内の吉野家さんを利用する。店内は混み合っている。カウンターはなく、テーブル席のみ。案内されて席に着く。市中の店舗より価格は高めだが、空港内の飲食店では安い方でしょう。お新香で一盞。牛丼もあいかわらず旨い。ごちそうさまでした。持っていた50円引きのクーポンが使える事は確認していたのだが、勘定の時に出すのを忘れてしまった。お店が混んでいたので、思ったよりも時間が掛かってしまい、急いで第3旅客ターミナルへ移動する。

ターミナル連絡バス 第2ターミナル(19:03頃)→第3ターミナル(19:05頃) 512 無料


成田国際空港(NRT) 第3旅客ターミナル (千葉県成田市取香上人塚)

ジェットスター・ジャパン(GK)のカウンターで搭乗手続きを済ませる。締め切り時間が間近で混み合っていた。往路は預ける手荷物もなく、リュックひとつで身軽に保安検査場に向かう。


◀◀ 国内線 Domestic  国際線 International ▷▷

初めて右の国際線の検査場に向かう。手持ちの水はここで飲んでしまう。国内線よりも検査は物々しい。出国審査は顔認証ゲートの利用となる。旅券を機械に読み取らせ、カメラで顔認証をして、問題なければ審査完了である。旅券に出国の証印は押されない。御朱印帳かスタンプラリーのように思っているので、ゲートに控えている入国審査官に「ハンコ下さい」と申し出て押印してもらう。


搭乗口 150C

搭乗券に書かれた搭乗口に向かう。何か見覚えのある場所に来た。ここは先月、広島行に搭乗する時に使った搭乗口じゃないか。何度もここは使っているお馴染みの搭乗口である。階段を下りて、バスに乗って、航空機に向かうのだ。


このエリアは18時に国内線より国際線に切り替えるのだそう…

いつまでも国内線の旅客がここにいると追い出されてしまうのか。


国内線の時は閉まっていた仕切り!

なかなか細かい運用をする。第3旅客ターミナルは当初の需要予測を上回って混雑しているそうで、隣接する第5貨物ビルを撤去し、第3ターミナルを増築するのだそう。ここにいても国内線のターミナルそのものである。時間もあるので、常時国際線のエリアを見てくる。


カーペット敷きで免税品店もある!


AKIHABARAとあるが、電気店ではないようだ…


礼拝室あり…


この辺りは第2旅客ターミナルっぽい感じなのだが…


150 C/D OPEN 18:00 ~

途端に国内線のLCCの雰囲気に変わる。しかし国内線の時にも営業している売店は、国際線での運用時には消費税等は非課税となっていた。国内線なら長時間ここで過ごす事もないが、国際線なので2時間近くここで過ごす事になる。公衆電話で時報を聞き、腕時計を1時間遅れで合わせておく。


ジェットスター・ジャパン GK011便 A320 JA23JJ (成田国際空港)

搭乗が始まると、広島行と同じようにバスに乗って航空機に向かう。広島行と違い、旅客は日本人よりも台湾人が多い。窓側の席だったので搭乗の順番は早い。座席の間隔の広い非常口横の通路側の席を搭乗手続きの時に勧められたが、夜間飛行でも窓側の席のままにしてもらった。航空機が動き出すと、スポットから延々移動して、A滑走路から離陸した。


キリン 一番搾り(500円) ※じゃがビー(139円)は持ち込み。

さて、国際線だがLCCで機内食の無料提供は無い。有料で何か注文できるようだが、先程空港で夕食は済ませてある。しかし長時間の移動で何も口にしないのは寂しい。麦酒を買って飲む。おつまみは空港のローソンで買っておいた。メニューを見ると、アルコールとおつまみで700円のセットがある。ちなみにジェットスターでは紙コップなどの容器に入った温かい飲み物は持ち込めない。ペットボトルは持ち込める。そしてアルコール飲料は持ち込んでも機内で飲む事は認められていないので注意が必要。「アルコール飲料は、キャビンクルーが提供するものに限り、機内でお召し上がりいただけます」とある。


大阪市附近

夜間でどこを飛んでいるか判らなかったが、この夜景を見て現在位置が判った。


関西国際空港(KIX)付近 ここまで平成30年11月24日撮影

今年は台風で大変な被害を受けた。もうほとんど復旧しているのだろうか。タンカーの衝突した連絡橋の完全復旧は来年になるという。四国上空に入り、もうどこを飛んでいるのか判らなくなった。景色を楽しむには昼間の便である。少し寝る事にする。途中で機内も減灯された。しかしウトウトしていると赤ちゃんが泣くので目が覚めてしまう。大人でも機内は快適ではないし、仕方のない事である。スクスク育てよ。機上で日付が変わる。日本籍の飛行機なので、平成30年11月25日日曜日を迎える。台湾とは1時間の時差があり、まだ昨日のはず。窓外を見れば多数の灯りが見える。時間からすると東シナ海の上空。漁船が多数いるのだろうか。


台湾の地上の灯りが見える! 平成30年11月25日撮影

台湾でも日付が変わり、海上の灯りではなく、地上の灯りが見えてきた。無事に臺灣桃園國際機場(桃園空港)に着陸した。

ジエットスター・ジャパン GK011便 東京成田 NRT(21:25)→臺灣桃園 TPE(0:30+) JA23JJ


臺灣桃園國際機場(TPE) 第一航廈 接機大廳
台湾桃園国際空港 第一ターミナル 迎賓ロビー
(桃園市大園區航站南路) ここから中華民國107年11月25日撮影

日本籍の機内から上陸したので、これより中華民國107年11月25日星期日。中華民國107年は西暦2018年、すなわち今年である。星期日は日曜日である。さて、ジェットスター・ジャパンは第一航廈(第一ターミナル)の利用する。第一航廈のボーディングブリッジは使った事があっても、入境(入国)等の手続きは第二航廈ばかりだったので、第一航廈から入境するのは初めてである。少し勝手が違うが、無事に中華民國(臺灣)に入境する。深夜でも空港内の両替窓口は開いている。臺灣銀行の窓口で両替する。日本円で25,000円が、新台湾ドル6,613元となる。1元が約3円78銭か。30元の手續費(CHARGE)が差し引かれ、6,583元がカルトンに載って戻ってくる。




火腿起司蛋烤土司(42元) 黒松沙士(29元)

機内ではじゃがビーしか食べてないので、お腹が空いている。空港内にある7-ELEVEN悠遊卡(ヨウヨウカー)に500元チャージしてもらい、サンドイッチと沙士を買う。悠遊卡はSuicaPASMOのようなIC乗車券(電子マネー)。沙士は台湾のガラナのような飲み物で、ちと薬っぽい。サンドイッチは温めてくれる。ハムチーズ玉子なのでホットサンドでいい。薄暗い通路に設けられたカウンターで食べる。近くで、やはり到着したばかりの日本人の声が聞こえる。サンドイッチの写真は一切れだが、お腹が空いていたのでもう一切れは食べてしまった。


フラッシュを使用

7-ELEVENの先がバス乗り場になっている。券売機があり日本語表示も出来るので、切符はわけなく買えた。悠遊卡で支払う。しかし何番乗り場か分からない。よく見ると先の方に有人の窓口が並んでいる。列が出来ているので、並んで乗り場を聞くのも億劫である。モニター画面で一応確認するが、今一つ確証がない。しばらく待合室の椅子に腰掛けていて、乗り場に行くと臺中行のバスがいるので、近くの係員にこれかと切符を見せると、次だと言われる。深夜だが頻繁に走っている。再び待合室で過ごし、乗り場へ行くとバスが入っている。


國光客運 【1860】桃園機場-臺中 (第一航廈)

これが1時30分の便。この後は6時まで運転間隔があく。夜中にバスで移動して仮眠したいので、あまり早く着いてもよくない。運ちゃんに切符を渡す。切符に書かれた席は何番だったかよく見てなかった。運ちゃんに確認すると8番と言う。


車内は1人掛+2人掛の座席が並ぶ!



8番は1人掛であった。ゆっくり過ごせる。第一航廈を出発したバスは第二航廈を経由する。混み具合は知らないが、乗車率は悪くなさそうだ。座席数は少ないが。バスは高速道路を快走する。車内は減灯している。自然と寝る事になる。特に深夜バスという訳ではないので、カーテンは閉め切らない。外が見えるのはいい。外が見えない状態で揺れるバスに乗るのは苦行である。途中、新竹縣内で目が覚める。再び目が覚めると、高速道路を降りるところだった。もう臺中市内である。途中の停留所でも頻繁に下車する客がある。それでも深夜で道路は空いているので、あっさりと臺中に着いてしまった。まだ寝が足りない。


國光客運 【1860】桃園機場-臺中 (國光客運臺中車站)

國光客運 1860 第一航廈(1:30)→臺中車站(3:52頃) 票價280元

所要時間は2時間半で案内されているが、少し早い。バスターミナルは新しいもので、屋内に切符売り場、待合室、コンビニエンスストア(全家)などが入る。


國光客運のプラットフォーム


統聯客運のプラットフォーム

バスターミナルには複数の会社が集められている。深夜でもバスは発着し、バスを待つ人もいるが、バスに乗る訳ではない方々も見られる。トイレに行って帰ってくると、他にも日本人がいるようで日本語が聞こえる。さて、これからどうするか。最初の予定では鉄道に乗り換えるつもりだった。しかし眠いので、統聯客運の5時7分の始発の高雄行のバスに乗ってしまうか。今夜の宿は高雄に予約してある。待合室に暫くいたが、最初の予定で行く事にした。バスターミナルから鉄道駅に向かう。




臺中車站は高架の新しい駅舎になっている!



今度は駅のベンチで時間を過ごす。気温は摂氏20度くらいで寒くはない。出札口が空いていたので、今日乗る予定の別の駅からの切符の購入を試みるが、無いと言われる。仕方がないので、悠遊卡に500元をチャージしてもらう。これで自強號(特急に相当)の切符を持ってなくても立席で乗る事が出来る。自強號に自由席は無い。再びベンチで過ごす。


なかなか夜が明けない…

そもそも今日の臺中の日の出の時刻を知らない。後日調べると6時19分だった。


農暦10月17日(旧暦10月17日)の月が!

少し空が白んできた。しかしまだ暗い。新旧の駅舎の写真を撮っておきたいのだが。これから乗る列車の時間があるので、いつまでも待てない。6時になったところで撮影する。


臺中驛として大正6年に竣工した先代の駅舎(二代目)




臺灣鐵路管理局 臺中線 臺中車站 (臺中市中區臺灣大道)

こちらが民國105年(2016)に営業を始めた三代目となる今の駅舎。実は一代目の駅舎の遺構も残っていて、三代が同じ場所で揃うのだという。



しかし一代目の遺構を確認する間もなく、列車に乗るべく悠遊卡で入場して、月台(プラットフォーム)に向かった。 (つづく)