オレンジ色に草紅葉したイワブクロ(タルマエソウ)と
苔むした岩が美しいロケーションに現れたナキウサギ
このあと何度も貯食活動を繰り返した
【貯食を繰り返すナキウサギ~十勝岳山麓にて 2024.10 撮影】
この年、貯食活動しないナキウサギが大半を占める中
この個体は珍しく数回草木を巣に運び込んだ
しかし如何せんこのテリトリーは
(貯食用としては人気のない)エゾイソツツジだらけで
ほかに背丈のある草は周辺にほとんど見当たらず
短い葉っぱを選ぶしかなさそうだ
こんなのじゃあ作業効率が悪いし
貯食用として足しになるのかなあと、心配が募った
やらないよりはいいんだろうけど
【貯食に勤しむナキウサギ~十勝岳山麓にて 2024.10 撮影】
撮影を続けていると、ナキウサギにも個性があることがわかり
顔立ちとか毛の色とか違うことに気がつく
でも、たいていは誤差の範囲だ
しかしこの子は明らかに他の個体とは一線を画し
オンリーワンの風格を漂わせている
ぱっちりお目目の可愛い顔で撮影者の人気を得たが
滅多にお出ましにならないのが玉に瑕
【おしゃまなあの娘~十勝岳山麓にて 2024.10 撮影】
寒中お見舞い申し上げます
本年もよろしくお願いします
2025.01.04
~黙ってただ みつめるだけ~
十勝岳山麓のシマエナガ 2024.09.07 撮影
♪ 夏のパレードが足早に通りすぎ
がらんとした青空だけが あとに広がってる
僕たちの好きな季節がまた やってきた
なのに今年はいつもと違う はしゃぐ声もとぎれて
きみは空を見てる 淋しい目をしている
見えない小鳥がきみの中で 空を夢みる
どれだけ抱きしめ くちづけても きみの手は
なぜかいつも少し冷たい 夜明けの雨のように
僕は臆病さ 黙ってただみつめるだけ
ほんとのこと言葉にすれば きみをなくしそうで
僕といるだけで幸せだと 笑っていた
笑顔がもう戻らないこと 確かめる勇気がない
きみは空を見てる 知らずにため息つく
見えない鳥かごに囚われた 見えない小鳥
きみの幸せは ここじゃなくて他にある
だけどきみが誰を好きでも 僕はきみを好きだよ
きみは空を見てる 淋しい目をしている
見えない小鳥がきみの中で 空を夢みる
あと少ししたら きっと言える 笑いながら
きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと
季節が変われば きっと言える 笑いながら
きみはきみの望む空へと 自由に飛んでいけと
(見えない小鳥/詩・曲・歌:谷山浩子)
年頭のご挨拶
昨年はブログ「旅にしあれば」をご覧いただきありがとうございました
本年も引き続きご観覧よろしくお願いいたします
2025.01.01
ひとりぽつんとあなたを想う
十勝岳山麓のエゾナキウサギ 2024.10.07 撮影
♪ 悲しみ混りの雨が 降り出した朝は
ひとりぽつんと あなたを想う
花が音もなく散って 静まりかえった朝は
すべてがモノトーンの世界
今でもたぶんあなたが好き
輝いて心に残る
愁い 秋の心 うつろい傾いた季節
灰色の空から落ちてくる
安らかに美しく
あの日はとても悲しくて 涙ポロポロ流れたら
何だか 心が軽くなった
風の唄を聞きながら
ささやかなつづれ織りの人生
指でなぞった
今でもたぶんあなたが好き
輝いて心に残る
愁い 秋の心 うつろい傾いた季節
灰色の空から落ちてくる
安らかに美しく
泡沫の愛の夢
(愁い/詩・曲:細坪基佳 歌:ふきのとう)