旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20190911~14 上川町 医者はどこだ!~白雲岳テン場二泊三日パート6

2019-09-14 09:14:02 | Weblog



ヘリから吊り下げ用の道具一式と隊員一名(写真中央で座っている方)が投下され、搬送準備開始。

寝袋状のような器材(赤色)に病人が包み込まれ、やがて隊員らの手で吊り下げ地点まで搬送された。
本来なら、このあたりの一連の作業で我々の手助けが必要だっただろうが、警察官が複数いたので、
登山者は見守るだけであった。


   


   


   


   

ヘリがホバリングする地点まで隊員らの手で病人が運ばれ待機。


   



   



   


   

凄まじい音と風圧の中、病人と隊員が吊り上げられていく。


やがてヘリが立ち去りやれやれだ、あとは病人の回復を祈るばかりである。常連客のひとりが
つぶやいた「いつかこれが笑い話になればいいね」、まさしくそうなのだと私も思った。
病人が復活した際には、遠慮なくこの時の話題を突っこみたく思う。

不幸中の幸いだったのは、まず事態発生時に登山者がまだある程度残っていたこと。気づくのが
あと1時間ほど遅ければ、皆三々五々出かけた後で、この半数も残ってはいなかったであろう。
そしてヘリが出動できたこと。この前のワルプルギスのような暴風だと、ヘリの出動要請が
叶わなかった可能性があった。そして大きかったのが、たまたま訓練中で近くにいた北海道警察の方々。
どれだけ我々に安心感を与え、不安、負担を軽減してくれたことか。


それからOさんと私は、第一発見者ということで、警察から事情聴衆を受け、現場で発見時の
状況を説明した。


すべてが終わり出発できたのが9:50。あれからすでに3時間半以上経過しているではないか!
雨に降られないか心配だあ~ でも、くれぐれもけがせぬよう気をつけて、慌てないでね。




   


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