続いてカプセル怪獣「三クラス」登場。カラフルなカラーリングが4K版で蘇ります。
今見ると、ウルトラマンに登場した「ジェロニモン」の流れを汲んでいるフォルムようにも
思えます。当時まったく気がつかなかったけれど。
先に述べたように、セブンとエレキングの格闘シーンは動きが激しく、両者止まっている
場面がほとんどなく、唯一見つけたこのシーンはあまり参考にならないかと思われましたが、
比べると、4K版は色の深みがずいぶん増している印象です。
第3話で一番印象深かったのが、(アンヌ隊員を差し置いて)このピット星人が変身した少女。
化粧、特に口紅の色がかなり濃いのに驚いてしまったのです。DVD版を見ると、なるほどこちらも
それなりに濃いピンク色で、それを当時のリアルに近い色彩に戻すと、これくらいのショッキングな
濃い色の唇になるんでしょうか。
記載の写真、場面中顔の向きが違っているのは、同じ顔の少女がふたりいるという設定、そのふたりが
話し合っているからで、当初この配役には双子のペアバンビ(ゴジラ映画「南海の大決闘」の小美人役)
が予定されていたそうですが、別のこの俳優さんが一人二役で演じることになったらしいです。
50年前のこの子にいちゃもんつけるつもりはないのですが、あえて苦言を呈すると、個人的にここは、
『悪魔の住む花』に出演した松坂慶子さんか、もしくは『盗まれたウルトラ・アイ』出演のマヤ役の女の子
(←私的好み)に演じてほしいところでした。そうするとオチのセリフ「地球人の男性は、可愛い子に
弱いってことがわかったんだもの、うふふふふ…」がいっそう生きたと思うんですよねえ。典型的な地球人
男性のわたくしなどは、きっとすぐ鼻の下を伸ばすことでしょう。
肌の色つやという点では、第四話のタケナカ参謀(佐原健二さん)がとても気になったので、
特別出演していただきましょう。メイクのノリが不自然すぎるというか、昔の映画のスチール写真
みたいですよね。モノクロ写真に無理やり着色した総天然色みたいなイメージです。
4K版ちょっとやりすぎなような気もします。当時のクオリティを蘇らせると、これくらい
派手が普通なのかな、かな?(←ひぐらしのなく頃にネタ)
第4話にはセブンの動きがスローになる場面があったのでこれも掲載しておきます。
4K版、セブンの代名詞、赤いボディカラーがとても鮮やかです。
このゴドラ星人と戦うシーンもとてもよくできていますよねえ。等身大だったセブンが
巨大化したゴドラ星人に合わせてスケールアップし、戦闘後また等身大に戻り、キリヤマ隊長や
アンヌと相対する、ワクワクします。終始バックに流れる軽快な音楽は、元々主題歌候補だった
ものを流用したのだそうで、雄大で牧歌的なイメージでさらに盛り上げます。ダンに変身したのを
アンヌに見破られたゴドラ星人が防衛軍基地から逃げ出しセブンに追われ、一気に広大な野外での
戦闘シーンにスケールを大きくする。セブンの中でも非常に好きな場面のひとつです。
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