私の厳しい視聴基準(てなもんは、実はまったくないですね、気分次第、感性に合うか
合わないか程度)をクリアして、見続けているアニメ番組をまたご紹介しておきます。
それは、今、続きが非常に気になって仕方ない作品のひとつ「宇宙よりも遠い場所」。
その第一話のタイトルが『青春ひゃくまんえん』でして、番組名とエピソードタイトルからして
当初まったく興味が湧かず、視聴をためらった覚えがあります。実際に一話、二話を
立て続けに見ても乗り気にならず、あわや二話切りの憂き目となりそうな気配もあった
くらいです。
女子高生たちが「宇宙よりも遠い場所=南極」への到達を目指すことを隠しテーマとして、
結果実現するかどうかはともかく、それに向け仲間を集い、努力するさまなどを、
日常生活を中心に描く学園モノだと当初思っていたんですね。ところが、ひょんな出会いが
あったりで、あれよあれよといううちに、今、なんと南極大陸が目前まで迫っています。
わくわくして見続けていたら、すっかりお気に入りの作品になったんですね。
学園モノどころか、大冒険活劇の様相を呈してきました。未知の世界へ誘う旅番組と
しても楽しめるので、旅行好きの方々にもおススメの作品です。ストーリーがかなり
進んでしまっているので、今からの視聴は厳しいかもしれませんが、次回なにかしらの
機会があればご覧になられてはいかがでしょうか。船酔いのシーンなどはリアルで、見てる
こちらも気分が悪くなりましたよ。私もあまり船には強いほうではないもので。幸い
このところはそんなにひどい目にはあってないなあ。横揺れ防止装置などが装備され、
日本海周りのフェリーも少々の波では揺れなくなったことも要因ですかね。
クレジットを見ると、声優さんはじめスタッフにも、あちこちでお見かけする(お耳にする)
強力な面々がそろっているようで、作品自体のクオリティも高く、完成度もなかなかです。
主人公を演じるのが水瀬いのりさんという声優で、彼女は「少女終末旅行」でやはり
主人公(のひとり)に抜擢されていた方です。実際に演じている方がどうとらえているのかは
ともかく、見ている側としては、ふたりを重ね合わさずにはいられません。またまた
冒険旅行に出かけられたのですねと。どちらもかなり過酷な状況には違いなく、
ただ今回は仲間も多いし、おそらくは希望ある結末が待っているのだと思われ、前作での
不遇(と言い切れるかどうかは微妙なのですが)からすると、安堵する思いで見ています。
しかし同じ声優さんが演じていることは、エンドクレジットを見るまで気がつきませんでした。
同じような高校生(前作ではすでに文明がほぼ滅んでしまった時代背景で、学校という
概念がもはやなく、厳密な年齢は不明ながら、たぶん15~18歳程度だとの設定か)を
演じられていても、おそらく意識して声色を変えていて、私には別人のように聞こえたの
です。キーが一段高いと言ったらいいのかな、今回はずっと明るく演じておられます。
宇宙~の主人公は、一歩踏み出す勇気を得たことで、非日常への大きな世界へ
飛び立ちました。私のような年齢にもなると、先も見え、いや、先が見えない不安が
大きくのしかかり、今更世界が大変貌をとげるようなバラ色の未来を描ける気はまったく
もてず、やっぱりダメだと常にあきらめモードです。でも、小さなことからでも変えてみよう、
始めてみようと背中を押してくれそうな、そんな前向きな気分になるアニメ作品なのです。
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