谷山浩子さんの「紙ジャケット・シリーズ・第二弾」、全9枚を買ってきました。
それぞれに好きな曲は入っているけど、この中で一番完成度の高いアルバムを推薦するならば、
『ボクハ・キミガ・スキ』ですかね。のちにベスト盤的なアルバムに収録される「約束」「不眠の力」
「パジャマの樹」「COTTON COLOR」「海の時間」などはもとより、選からは漏れている
「ボクハ・キミガ・スキ」「催眠レインコート」「心だけそばにいる」などなど、佳曲ぞろいですよ。
(次点は『水玉時間』かな? 曲が粒ぞろいで、録音の状態がよく、音もいい)
歌詞カードなども、よりオリジナルに近く復刻されているので、それだけでもこの紙ジャケシリーズは
「買い」だと思いますが、一番の特徴は「ブルースペック・CD」を用いた高音質CDである点です。
が、残念ながら、特にこのシリーズ用にリマスタリングなどは施されなかったようで、私の貧弱な耳では
それほど大幅な音質アップは、一聴しただけではわかりませんでした。それで、今回発売された中では
最新盤でもある『ボクハ~』の新旧盤を集中して聞き比べてみました。
結果は…やはり「耳からうろこが落ちる…」というほどの明瞭な違いはありませんでした。
しかし、音質がアップしているのは確かで、たとえば1曲目の「ボクハ~」の2番に入って
うねるように加わるベースが明らかに迫力を増しているし、その他の細やかなインストルメンタルも
よりクリアーな音になったようです。ただその差は驚くほどではなく、10点満点でたとえると、
旧作が6点で、新作は7点くらいでしょうかねえ。
次の第三弾は、より近代の作品になるので、ここでもう一度聞き比べをやってみましょう。
*このところ新聞に山下達郎さんのインタビューが掲載されていまして、今日はアナログから
デジタルへの移行期、機材などがすべて入れ替わってしまい苦労したとの内容でした。
山下さんのような完璧主義者は、当時思うような音作りができずに大変だったのでしょう。
CDの黎明期~普及期を経て、デジタル技術の革新が進んで、最近発売されるCDは
当時とは比べ物にならないくらいいい音になりました。
そういえば、ピンクフロイドのオリジナル盤がリマスタリングされて、再発売されるようです。
手持ちの『原子心母』などは音が悪くとても不満だったので、これは間違いなく買い直すことに
なるでしょう。
台風の遠い影響もあり、このところの不安定な天候はまだ続いているようです。
今日の和歌山市は午前中は快晴に近いお天気でしたが、山沿いから発生した入道雲が
午後には海岸部まで広がり、パラパラと一時弱い雨が降りました。
リトルミントに陣取ったカマキリ、羽が生えそろい、成虫になったようです。
こちらの方がより保護色が効くと考えたのか、横の緑のポールに場所を移していました。
自分の容姿とまわりの状況を完全に把握しているようです。
近々、より今の自分に適した草木に、陣地を移すかもしれませんね。
背丈のある黄色い花で見つけたカマキリ、こちらも成虫の姿です。
サイズは先ほどのものより、ひとまわり小さいように思います。
先日まいたラディッシュの種がもう発芽しました。さすがに気温が高いと早いですね。
次の休みには間引きせねばならないようです。