私の甥に、首藤瞬という囲碁のプロ棋士がいることは既に触れた。(07年7月10日付ブログ)
17歳でプロ棋士(日本棋院初段)となり、昨年五段に昇段、続けて今年六段に昇進した。まだ26歳の若さであるので、これからというところであろう。私は昇段を祝って次のようなメールを送った。
瞬君へ
六段昇段おめでとう。心からお祝い申し上げる。
「棋道を究める」ということが、どういうことか私にはわからない。ただ、囲碁を通して人間形成を為していくことが「棋士の務め」であり、その務めを通してそれは究められて行くのでしょう。
そして、君にあってその務めは、今後数十年にわたって続けられることも確かでしょう。
目先のことにとらわれることなく、驕らず、高ぶらず精進していくことを期待します。 和弘
勝負の世界は極めて厳しい。それを勝ち抜くには、当然のことながら高い技術力を要するのであろうが、最後は「人間力」というようなものが決めるのではないか? もちろん、それがどのようなものか、私にもわからないが。