私の眼は「加齢黄斑変症」で、左目は網膜の真ん中が黄斑にやられほぼ見えない。右目も左側が一部欠けて見えるのでやや見にくい。2か月に一回のペースで東京医大眼科に通っている。
昨日はその定例検査日で、早朝から出向き、「視力、眼圧検査」、「網膜写真撮り」を経て、主治医S.I先生の診察を受けた。最近やや見にくさが増してきたので、そのことを率直に報告しながら診察を受けた。そのやりとりは以下の通り。
私 「今日の検査で視力は1.0と変わらないが、最近やや
見にくさが増した感じです」
先生「そうでしょう。写真の結果では少し水が溜まって
います. しかし1.0は見えるんだなあ…」
私 「新聞も本も読んでいます。ブログも二日に一回のペー
スで書いています。少しは読みにくくて時間もかかるが、
77歳の老人ともなれば無理からんことじゃないんです
か?」
先生「ブログを書いてるとはすごいですねえ。少し水たまりは
あるが、1.0見えるとは不思議だなあ。医者としては
症状があると注射とかレーザーとか治療を考えるが、
それにはリスクがあるし、注射なんてやってみなけ
れば効くかどうかわからないしなあ…」
私 「先々週、尾瀬に行きましたが、こんな目でも尾瀬の紅
葉はきれいでした。昔はみんな死んでいた年頃で目が
悪いの腰が痛いのなんて問題にならない齢です。少々
見えにくくても、症状に付き合って生きていくしかない
と思っています」
先生「それも一つの考え方ですね。まあしばらく模様を見ま
しょう」
ということで2か月後(12月26日)の予約を入れて退散した。このまま見えなくなっても「齢のせいだ」という諦め・開き直りと、「本当に両方とも見えなくなったらどうしよう」という不安を交錯させながら。
因みに、山中ノーベル賞の「iPS網膜」の実現性について質問すると先生は、「大変話題になっているが、1年や2年で出回るとは思えないなあ」と笑っていた。網膜細胞の実用化が一番早いといわれているので期待しているが、どうも私の生きているうちには間に合いそうにないか?
まあ、老いを素直に受け入れて、様々な症状と付き合って生きていくことにしよう。
わが庭のハナミズキも、すっかり紅葉しました