旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

高知の史跡① … 高知城、自由民権記念館、坂本龍馬記念館など

2012-11-13 21:29:08 | 

 

 高知の旅の三日目は、昨夜の痛飲が尾を引いてホテルを出発したのは9時30分。まずは名物の「木曜市」をゆっくり回って“桂浜での昼食”のための食材などを購入の上、高知城に向かう

      
        美しい高知城

 高知城は、関ヶ原の戦で功績があった山内一豊が、遠州掛川より入国して築城した。1601年秋に着手し完成までに10年を要したという名城。天守閣だけでなく本丸御殿も含めた本丸部分が、すべて江戸時代の姿を残す城は高知城をもって唯一とする。(高知城管理事務所発行のパンフレットより)
 天守閣に着くまでの石段と言い、最上階に上る木の階段と言い、かなりの労力を要して登った。当時の「ご勤務」はさぞ大変だったであろうと思う。何と言っても城主山内一豊は、妻の内助もあって「功名が辻」を登りつめた男。同名のNHK大河ドラマでは、妻の千代役を仲間由紀恵が演じて好評を博した。園内にも「千代と馬」の像があった。

 続いて訪問した『自由民権記念館』は、近代日本を先導した「自由と民主主義」の息吹に満ちていた。ルソーの『自由契約論』を説いた中江兆民、「板垣死すとも自由は死なず」と叫んだ板垣退助、「日本国憲法草案」を起草するなど自由民権運動を代表する論客植木枝盛など、館内は「自由は土佐の山間より」を示す膨大な資料に埋まっていた。

 
   パンフレットと「自由通行証」という入場券

    
    植木枝盛にも会った

 

 午後一時、桂浜に着き、高台に立って眼前に広がる太平洋を越えて「江戸城を見据えている」とされる坂本龍馬の像の下で、木曜市で買った昼食を食べた。
 食後……白波の打ち寄せる桂浜をゆっくりと散歩し、『坂本龍馬記念館』を訪ねる。龍馬については、今更つけ加えることはあるまい。

  
   
 太平洋を見つめる龍馬像は台石を含め13.5メートル
 同じ高さの櫓に上り、龍馬の目線で大洋を見る。

     


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