旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

日野市の「七生亭“かわせみ寄席”」を楽しむ

2013-10-11 14:14:39 | 文化(音楽、絵画、映画)

 

 昨夜は、日野市が市制施行50周年の記念行事として始めたという「かわせみ寄席」に行ってきた。高幡不動駅の七生公会堂での催しだ。今回が七回目という。
 六代目三遊亭園窓とその弟子三遊亭窓里の二人が、中入りをはさんで二席ずつ演ずる四席寄席だ。チラシを見ても舞台に掲げられた看板を見ても演目が書かれてない。
 そもそも寄席というものは、まず最初の芸人がその時の雰囲気に合わせた芸を演じ、次から出てくる芸人は、前のものとかぶらないように、また意識的にかぶらせたりしながら、その場に合った演目を演じていくものらしい。
 だから、ホール入口には前六回の演目が掲げられていたが、今回の演目は終ってみなければわからない。四つとも何回も聞いた話であったが、「たらちね」と「大山参りの話(正確な演目は知らない)」のほか、あとの二つは分からなかった。

 それにしても面白かった。久しぶりに極めつけの落語を聞いたという感じがした。特に園窓の上手さ、噺っぷり、芸の奥深さに引き込まれた。
 日野市のいい催しに感謝した一夜だった。しかも木戸銭は500円、私など65歳以上は100円という安さ。さすがに運営が苦しいらしく値上げを問うアンケートを実施していたので、「1000円、少なくとも800円」と答えておいた。


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