今夏最後の大行事は、西馬音内盆踊りを見学する秋田への旅だ。「白馬Alps花三昧」と「オペラ“秘密の結婚”」、それにこの秋田旅行を“夏の三大行事”と位置付けていたが、いよいよその 初日(17日)、最後の取り組みが近づいてきた。“夏の…”とはいえすでに立秋を過ぎたので秋であるが、この残暑では立派な夏である。
どうせ秋田に行くのなら…、という思いもあって、二泊三日のこの旅を何とか有意義に過ごしたいと、「秋田についてはいささかウルサイ」と自負している私は「盆踊り前後の計画」につき相談を受けていた。前2行事の合間を縫って準備してきた骨格はやっと次のようにまとまった。
題して『西馬音内盆踊りに惹かれて“秋田文化の旅”』…、スケジュールは以下の通り。
初日(17日)
朝6時調布発、バスで東北道を北上、朝食、昼食休憩をはさん
で14時、秋田県羽後町役場着。踊り参加の手続きなどを終え
て、「地元の人の打つ蕎麦を囲んで交流会」、そのあと宿「わ
か杉」へ。20時30分から23時15分まで盆踊りに参加(私
は飲みながら見学)
2日目(18日)
宿を9時出発して「角館」へ。東北の小京都と佐竹氏の歴史
をたどる。12時「たざわ湖芸術村」で昼食、地ビールと「わ
らび座」文化を味わう。その後、田沢湖を回り、「たつ子伝
説」、「くにます伝説」に触れる(希望者は芸術村に残り、ゆ
っくり温泉に入ることもできる。19時までに宿に着、準備を
整えて昨夜通り盆踊りに参加(私も同前)、23時30分に宿
に帰着、「反省会」と称して「最後の夜の大宴会」
3日目(19日)
9時出発、浅舞酒造の杜氏(とうじ)森谷康市氏の案内で酒蔵
見学。開花期を迎えた「亀の尾」など酒米の田圃、湧水場、ソ
バ畑などを見て酒蔵へ。酒造りの説明と試飲をさせていただ
き、そば屋「彦三」へ。店主は自らそばを育てる「羽後町蕎麦
栽培研究会」の会長さん。珍品「そばの刺身」など食べなが
ら、もしかして店主の話が聞けるかも。13時過ぎには「彦
三」を出発、一路東京は調布市へ。バスの中では言うまでも
なく「総反省会」と称する大宴会……
もっと欲張った計画もあったが、まあ、このくらいが良いとこだろう。本来この旅の目的は、「西馬音内盆踊りを踊る」というところにあるのだから。