旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

角館、たざわ湖芸術村、田沢湖……

2012-08-22 13:52:39 | 

 

 西馬音内盆踊りを踊り宿に帰り、夜中まで懇親会をやって翌二日目。まず角館を訪ねる。桜で有名な角館は濃き緑につつまれ強烈な日差しの下に静まり返っていた。
 先ずはその桜の名所「桧木内川の堤防」に立つ。2キロに及ぶ「桜のトンネル」を眺め、満開時はいかばかりであったかと偲びつつ記念撮影。

   
    桧木内川の堤防にて

 武家屋敷は三々五々、思いの場所を訪ねる。数回訪れた私は、稲庭饂飩の店で土産や配送を終え「猫グッズの店」によった程度であったが。
 全国に小京都と呼ばれる町は多いが、この角館は“本当の京都人の作った小京都そのもの”である。常陸から秋田に転封された佐竹義宣は現秋田市の久保田城に入り、出城である角館城を弟・芦名義勝に委ねる。義勝は現在の城下町の形を作るが三代で滅び、そのあと入城したのが「佐竹北家」と言われた佐竹義隣(よしちか)。彼は京都の大納言高倉家の出身で佐竹に養子に入った人物。その子・義明の妻も京都西三条家から嫁いできた。こうして角館の街は京都文化をそのまま取り入れて形成された。
 暑さにたまらず、集合場所近くの「ばばべらアイス」で涼を取る。

   

 昼食はたざわ湖芸術村で、「ピザとパスタで地ビール」を。ここの地ビールの中でも「アルト」と呼ぶエールは、昨年イギリスのコンテストで一位を獲得した国際級、「1050円で飲み放題」という券を購入して、昼間からグイ、グイやっていたらいい加減に酔っぱらった。

 お目当ての「アルト」
              
   
    結構出来上がりました

 それでも田沢湖を一周し、たつ子伝説、クニマス伝説に触れ、特に『たつ子茶屋』ではクニマスを追い続けた三浦老のお孫さんのお話など聞きながら「イワナの塩焼き」や「味噌たんぽ」を食べ、大満足で西馬音内への帰途に就いた。

  
       田沢湖から秋田駒ヶ岳を望む  
        
      


投票ボタン

blogram投票ボタン