狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ゴーヤーの日とヴァイオリン教室

2006-05-08 10:45:03 | 未分類

今日は「ゴーヤーの日」だと云うメールを友人から貰った。 

5月8日を語呂合わせとの説明の外に某料理学校の「ゴーヤー料理(チャンプルー)」のレシピが添えられていた。

沖縄県人にとって何を今更沖縄料理のレシピなんて。 大体沖縄料理の秘訣は「テーゲー・大概(大雑把)」の一言に尽きる。

件の友人も結局愛妻の手料理が旨いと惚気で終わっていたが・・・。

ゴーヤーは沖縄の方言だが今では和名の苦瓜より認知度では全国区になりつつある。

沖縄の方言は文法・語法からいえば日本語の一方言に間違いないが,単語には中国語の影響を受けた言葉が少なからずある。

それでゴーヤーの語源・由来は、・・・その昔、ゴヤさんという方(呉屋という姓は沖縄に良くある姓)が栽培した・・・と言うのは真赤な嘘で、結局のところよく判らない。

その昔、琉球王国華やかなりし頃、王府の役人は中国語の読み書きが出来るものが重宝された。

特に中国福建からの渡来中国人は「唐栄」と呼ばれ、現在の久米町界隈に中国人町を作り王府の内外政治に大きな影響力を持っていた。

おそらくはゴーヤーも彼ら「唐栄」と言う渡来中国人によって沖縄に持ち込まれたものと推測される。

ではゴーヤーの中国名は「苦瓜 ku gua」「苦瓜叶 ku gua ye」「苦瓜葉 ku gua ye 」等々からゴーヤーにどのように変わって行ったのか。 当時の普通の沖縄人は文字を読めなかった。

その頃のオバー達は丁度米軍占領下の沖縄で英語の読み書きの出来ないオバー達が耳で覚えた英語で「アイスワラ(氷水)」や「コーヒーシャープ(軽食店)」と生きた英語を操っていたのと同じパターンで中国語・単語を操っていたのだろう。

文字ではなく上記「苦瓜叶 ku gua ye」等を耳から聞いて発音していたら、きっと時の流れと共に「ゴーヤー」に迄たどり着くのではないだろうか。

「トゥーヌユー(唐の世)」も「アメリカユー(アメリカの世)」も沖縄のオバー達は逞しくアイスワラにもゴーヤーにも馴染んで来たのだろう。

しばし彷徨った空想の世界「唐栄」からハッと我に返った。


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極めて個人的な話題の「ヴァイオリン教室発表会」についてエントリーしたら、肝心のヴァイオリン教室のことは何も書いて無いじゃないかと云う意見があった。http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/bcf8836c601d07141f5347d394b48fb3

余計な事を書き過ぎて肝心の事を書き忘れる、・・・これが当ブログの特徴。

これを称して「画竜点睛を欠く」・・・と余計な事を言っている内に又わすれると困るので最初に書いておく。

「岳原ヴィオリン教室」 岳原恵美子 先生
電話098ー885-1076
外にも宮古島と南風原「イオン」内でも教室を持っている。

今ソリストとして活躍中の美人ヴァイオリニスト・西川裕梨子さんも同教室の卒業生。
http://www.otv.co.jp/muribushi/051114.html

「ヴァイオリン教室」というと音楽の才能がないから、とか大人になってからではもう手遅れとか、色んな理屈捏ねて敬遠する人がいる。

しかし最近は定年ごにヴァイオリン教室の門をくぐる人が多いと聞く。

岳原教室でも大人専門のクラスを設けていると聞く。

何故音の出しやすいしかも演奏姿勢が楽なピアノ教室を避けて、敢えてヴァイオリン教室にするのか。

それには大きな理由がある。

アンサンブルの楽しさ。 そう合奏する事により同じ趣味を持つ仲間との交流が楽しめると言う事に尽きる。

一人で弾くと人前では聞かせられない音も、「赤信号 皆で渡れば怖くない」、・・ではなく、「皆で弾けば音質も音程も上手な人の音に収斂していく」から心配ご無用。

これが弦楽器の摩訶不思議な特性。
                 

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