🌸進化と「利他」
☆生命のドライビング・フォース(駆動力)
⛳生物は利他的か?
☆ミトコンドリアと葉緑体の細胞内共生から始まり
*様々な動物、植物、菌類、そして人間での共生の事例を見てきた
☆共生の相手も様々であるが大きく分けると
①細胞内共生、細胞外共生といった細胞レベルでの共生のケース
➁個体レベルでの共生のケース
③真核細胞を誕生させたミトコンドリアや葉緑体の細胞内共生
(そのヒントを与えるものとして、盗葉緑体の例)
④昆虫と植物の関係や菌と植物の関係など
☆共生の形は様々で、その生物たちならではのドラマがある
☆利他的行動に見える共生も
☆利他的行動に見える共生も
*利己的行動の結果として、成立したものに思える
*「生物はやはり利己的だ」との結論
⛳共生とは
☆お互いにメリットがある共生は「相利共生」
*絶対共生状態にあるシロウリガイと硫黄酸化細菌
*植物と昆虫、植物と菌類、 ヒトと腸内細菌の例
☆片方だけにメリットがある共生を「片利共生」
*ウミウシと盗葉緑体、サムライアリの例を挙げた
☆細胞レベルでの共生は生存に必要な行為なので
*「相利共生」でも、個体レベルの利他的行動とは違う
☆動物や植物の集団内での利他的行動
*彼ら自身や彼らが属する集団をいかに有利に生き残らせ
*孫を増やすことができるかということから生じている
⛳進化の過程で生じた鳥類や哺乳類の利他的行動
☆遺伝子にプログラムされている本能的な行動
*鳥には初歩的な言葉に近い鳴き声があり
*哺乳類ではより進んだ共感を示す行為が見られる
☆プレーリーハタネズミのように
*人間に近い共感の感情を示す動物
☆人間では脳の著しい進化した
*情報処理能力が格段に高まり、同時に複雑な感情を持つようになった
*結果、動物には見られないような高度な利他的行動が古くから見られる
☆ネアンデルタール人の化石から判明した事
*不自由な人でも、敵からも守られて生存していた
*人類は、すでに利他的行動を行っていたと推測される
☆人間の持つ発達した利他的本能
☆人間の持つ発達した利他的本能
*人間が他の種に対して優位に立つ原動力
*子孫をより多く増やすためのアドバンテージになったといえる
☆人間に備わる利他性は
*協調的な集団を形成するために利用されてきた
☆遺伝子が自己の分身を増やそうとする強いドライビング・フォース
☆遺伝子が自己の分身を増やそうとする強いドライビング・フォース
*ときには利己的、ときには利他的行為に見える
☆全ての人が協調しあう理想的な社会の実現が難しいことも事実
*集団で、協調的な人間は70%、協調的でない人間は30%程度
*その様な割合へ落ち着くともいわれている
☆人類は、進化の過程で利他性という”武器″を獲得した
☆人類は、進化の過程で利他性という”武器″を獲得した
*種の生存戦略としては、それを大事にするのが一番です
*利己的な「競争」よりも、利他的な「共生」を
*大切にする社会の構築を模索したい
(敬称略)
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⛳出典、『「利他」の生物学』
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「生物は利己的共生」「利他的共生」
(ネットより画像引用)
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