🌸脳を切る 悪魔の手術ロボトミー3
⛳フリーマン、不当な手術の強行
☆精神医学の歴史にとって、転機となる出来事が起こる
*抗精神病薬クロルプロマジンが、アメリカで認可された
☆精神医学の歴史にとって、転機となる出来事が起こる
*抗精神病薬クロルプロマジンが、アメリカで認可された
*統合失調症などの症状に対してロボトミー以上の効果が得られ
*年間200万人が服用するほど一気に広まった
*ロボトミーのように不可逆的なものではなく
*ロボトミーのように不可逆的なものではなく
*副作用が強ければ投薬をやめれば済む
☆ロボトミーを手掛けながらも効果や手術に
☆ロボトミーを手掛けながらも効果や手術に
*疑問を持っていた医師の多くが薬物治療へ流れ
*次第に投薬が精神疾患治療の主流となる
*ロボトミーは、急速に人々から敬遠される
☆フリーマンは、ロボトミーの対象を無制限に広げ始めた
☆フリーマンは、ロボトミーの対象を無制限に広げ始めた
*ロボトミーを症状が重篤な患者へ、最後の手段と位置づけていたが
*初期段階の治療にも有効だと主張し始めた
*自分で設定した基準を自ら破った
☆ロボトミーの負の側面に向き合おうとしなかったフリーマン
☆ロボトミーの負の側面に向き合おうとしなかったフリーマン
*祖父への憧れや、患者の苦痛を取り除きたいという医師としての使命感
*ロボトミーの立役者として得た地位と名声への執着が
*フリーマンに研究者としてのあるべき態度を見失わせてしまった
⛳ロボトミーの暴走が問いかけるもの
☆「悪魔の手術」の暴走
☆「悪魔の手術」の暴走
*反社会的な人物を矯正するという目的で
*精神科病院では、犯罪者や同性愛者にまで、ロボトミーが施された
☆ケン・キージーの小説『カッコーの巣の上で』
*精神科病院で既存のルールに反抗した男
*ロボトミーを受けさせられる物語だ
☆1960年代後半にはロボトミーはタブーとなる
*精神医学の領域では話題にのぼることさえなくなった
☆日本でも1975年、日本精神神経学会が
*精神外科を否定する決議を採択した
☆ロボトミーの暴走と似た事件最近でも起きている
☆ロボトミーの暴走と似た事件最近でも起きている
*双極性障害(躁うつ病)という病気
*中学生以降に発症する病気だと考えられていた
*近年、アメリカで小学生や幼稚園児でも双極性障害にかかると
*主張する人たちが登場
*子供たちにどんどん抗精神病薬が処方された
*10年くらいの間に、子供の双極性障害が40倍にも増えた
☆その背景には、製薬会社が精神科医と結託
*新しい抗精神病薬をより幅広く売るために
*子供にも双極性障害があるのに見過ごされているのは問題と
*大々的なキャンペーンを張ったという経緯があった
*資本の論理で、科学がゆがめられる事件が現代でも起きている
⛳失敗が明らかにした「記憶」のメカニズム
☆科学には、失敗が逆に大きな知見をもたらすという皮肉な一面がある
☆科学には、失敗が逆に大きな知見をもたらすという皮肉な一面がある
*ある手術の失敗が、脳の仕組みの解明を一気に推し進めることになった
☆てんかんの発作を繰り返していたヘンリー・モレゾンは
☆てんかんの発作を繰り返していたヘンリー・モレゾンは
*フィラデルフイアの病院で、脳の一部を切り取る手術を受けた
*手術後、発作は治まつたが、まったく予想しなかったことが起きる
*モレゾンは、重大な記憶障害に陥ったのだ
*彼が受けた手術は、前頭葉を切るロボトミーとは違い
*大脳辺縁系の「海馬」と呼ばれる部分を切り取るものだった
☆彼の新しい記憶は15秒しかもたなかった
☆彼の新しい記憶は15秒しかもたなかった
*こうした実験を繰り返した結果
*何かを新しく記憶するためには海馬が必要なことがわかった
*記憶はいったん海馬に書き留められ
*必要に応じて「大脳皮質」に保存される
*こうして、記憶のメカニズムが明らかになっていった
☆彼の手術は医学としては大きな失敗だった
☆彼の手術は医学としては大きな失敗だった
*過去に人類は、こうした失敗を数限りなく積み重ねてきた
*これからも失敗は避けられないでしょう
☆なぜ失敗したのか、副作用の内容を徹底的に突き詰めて
*正しい知識を得て、ロボトミーのように被害を拡大させることなく
*同じ失敗を繰り返さないようにするという姿勢が
*科学にとっては何よりも重要なのだ
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『闇に魅入られた科学者たち』
『抗精神病薬』『カッコーの巣の上で』『記憶のメカニズム』
(ネットより画像引用)
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