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『シオニズム』『ミッション・スクール』『出家者』『原罪』

2024年07月22日 | 官僚
🌸神教と多神教は対立するか3

⛳近代ユダヤ教の大きな流れの「シオニズム」運動
 ☆ユダヤ人作家のテーオドール・ヘルツルが提唱者である
 ☆当初から現在のイスラエルがある場所にユダヤ人国家の建設
 *めざされたわけではなかった
 *シオニズムがユダヤ人全体の賛同を得たわけでもない
 ☆オスマン帝国の衰退で
 *イギリス統治下でエルサレムに入植するユダヤ人が増えていた
 *結果、第二次世界大戦後におけるイスラエル建国に結びつく
 ☆アラブ諸国のイスラム教徒との対立を生む
 *絶えず戦争やテロなどがくり返される原因ともなった
 ☆グローバル化のなかでは
 *多くの人々が、親密な共同体の喪失という事態に直面している
 *その点では、ユダヤ人はその先駆者だった

⛳キリスト教(ミッション・スクールの影響力)
 ☆現在、日本人にとり、キリスト教は一面では遠い宗教である
 *日本にキリスト教がはじめて伝えられたのは16世紀
 *フランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸したことにはじまる
 *それ以来、途中禁教の時期が長く続いたが
 *明治時代に入るとキリスト教の布教が解禁された
 ☆16世紀のキリスト教徒、「キリシタン」と呼ばれた広がりを見せた
 *日本人全体の約6%がキリシタンに改宗した

 *布教が解禁された明治以降は、キリスト教徒の数は増えていない
 *現在、カトリックとプロテスタントを合わせても
 *信者は100万人に満たない
 *キリスト教は日本の総人口の1%にも達していない
 ☆しかしキリスト教が日本の社会に与えた影響は大きい
 *民間から皇室に嫁いだ女性が2代続けてミッション・スクールの出身者
 *その影響力の大きさを証明している
 ☆天皇家の一員としての尊厳と威厳を保つには
 *儒教が日本的な倫理観を形成する上で重要な役割を果たしていたが
 *近代化のなかで儒教の力は衰えた
 *キリスト教が、儒教に代わって倫理観を形成の役割を担うよう
 ☆明治時代に、キリスト教徒である新渡戸稲造の『武士道』
 *忠や孝を重んじる儒教を背景とした日本的な倫理観が
 *天の神への忠実な信仰を重視するキリスト教の倫理観と
 *共通すると感じたからにほかならない
 ☆日本の社会には、キリスト教に頼らなくても
 *社会秩序を成り立たせる倫理観が確立されていたからこそ
 *キリスト教が浸透する余地が少なかったとも言える

キリスト教は、出家者のいる宗教
 ☆キリスト教は一神教としては異質な面が強い
 *キリスト教が浸透した国や地域においても
 *身近であるがゆえに、その本質はかえって認識されていない
 ☆キリスト教は、ユダヤ教ともイスラム教とも異なっている
 *相違点はキリスト教の「出家」の制度の有無

 ☆私たち日本人は仏教と深いかかわりをもってきたために
 *出家という存在や制度に慣れている
 ☆仏教の僧侶は出家であり、そのために得度し、多くは剃髪している
 *僧侶本来のあり方は出家であり、世俗の生活を捨てなければならない
 ☆キリスト教のカトリックの場合
 *聖職者とされる神父や修道士、修道女は出家である
 *神に仕えるために世俗の生活を捨て、生涯結婚することはない
 ☆プロテスタントでは出家が否定された
 *牧師は俗人だが、東方教会にも出家した司祭がいる
 ☆世界の宗教で、出家の制度が存在するのは仏教とキリスト教だけだ
 *ユダヤ教・イスラム教でも出家の制度は確立されていない
 *厳密な意味での聖職者は存在しない
 *ヒンズー教には出家者の組織などは存在しない

キリスト教には原罪の観念がある
 ☆旧約聖書の「創世記」にある人類創造の物語にもとづいている
 *神によって創造された最初の人類であるアダムとイブ
 *エデンの園と呼ばれる楽園に住んでいた
 *神からは、善悪を知る木の実だけは食べてはならないと命じられていた
 *イブの前に蛇があらわれ、彼女にその本の実を食べるよう誘惑する
 *イブはその誘惑に負け、木の実を食べてしまう
 *アダムにも本の実を食べるよう勧めた。木の実を食べた
 *二人は急に自分たちが裸であることに気づき恥ずかしいと感じる
 ☆神は2人が自らの命じた掟を破ったことを知り、楽園から追放した
 *エデンの園から追放されたアダムとイブ
 *労働を課せられるとともに死を運命づけられる
 ☆キリスト教では、「新約聖書」のなかの「ヨハネの黙示録」
 *アダムとイブを誘惑した蛇はサタンであると解釈されている
 *二人の犯した罪は、その後人類すべてに
 *受け継がれていく原罪として、位置づけられる
 *サタンに誘惑されたアダムとイブ
 *木の実を食べることで性の快楽を知った
 ☆出家が聖職者に出家が課せられるようになるのも
 *原罪というキリスト教に特有な観念が存在し
 *神に仕えるためには性の快楽を否定したからだ
 ☆出家制度の導入で、性に対する厳しい倫理護が確立された
 *性の快楽に結びつかない神聖な世界と
 *性の快楽が追求される世俗の世界が
 *根本的に対立するものとして2分されたのだ
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『世界の宗教がざっくりわかる』







『シオニズム』『ミッション・スクール』『出家者』『原罪』
(ネットより画像引用)

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