慶喜

心意気
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『通過儀礼(日本人・欧米人)』『祭から祭礼ヘ』『商業祭り』

2024年07月06日 | 生活
🌸商業資本としきたり2

⛳通過儀礼を重んじてきた日本人
 ☆日本では冠婚葬祭を中心とした通過儀礼が盛んに行われてきた

 *古代の遺跡を発掘、子どもまでが甕に入れて埋葬されている
 *弥生時代の遺跡、吉野ヶ里遺跡などで
 ☆庶民の間でどのように冠婚葬祭のしきたりが営まれていたか
 *平安時代以降貴族社会が成立していくにつれて
 *さまざまなしきたりが生み出されていった
 *その後台頭する武家や庶民に、時間をかけて広まっていった
 ☆冠婚葬祭とは、今日で言えば、成人式、結婚式、葬式、法事等
 *すべてが通過儀礼としての意味を持っている
 *通過儀礼は、人生の節目において営まれる儀礼
 ☆日本の通過儀礼は、中国や朝鮮半島の影響を受け
 *儒教の考え方にもとづくところが大きい

通過儀礼を欠いた欧米社会
 ☆中国や日本に比較した場合
 *年齢による変化、成熟ということを、欧米の社会は想定していない
 *欧米では中世には、教育という考え方もなく
 *子どもとされる年齢の人間たちは
 *大人と変わらないものとして扱われた
 *年齢が若い者たちが飲酒をしても、恋愛をしても、問題にされなかった
 ☆ヨーロッパで学校制度が整えられ、近代に向かっていくなかで
 *子どもという概念が生み出された
 *しかし、現代でも日本の親子とは随分と違う
 ☆日本では、年をとると、還暦や古希、米寿や白寿がめぐってくる
 *それは、長寿を祝うためのものだが
 *そこには同時に、人は死に近づいていくことである
 *人間として完成されていくという見方がある
 *ヨーロッパにはそれが、欠けている
 ☆日本では、神道と仏教が相補う形で通過儀礼を担ってきた
 *生まれてから成長していくまでの過程は神道が担い
 *亡くなってからは仏教が供養という形でそれを担う
 *供養は、追善供養であり、死者を成仏させるための通過儀礼である
 ☆キリスト教のカトリックでは、教会制度が整えられていく
 *通過儀礼が教会の儀式のなかに取り込まれていった。
 *カトリックでは、生まれてすぐに洗礼が施され、洗礼名が授けられた
 *子どもが成長すると、12歳前後で「堅信礼」を受ける
 *欧米社会では、通過儀礼結婚式の後は葬式になってしまう
 ☆日本では祭やイベントが多い
 *絶えず新しいものが生み出されていく
 *祭やイベントが、人々を集める力を発揮するようになると
 ☆商業資本がそれに目をつけ
 *観光の目玉に祭り上げられ、「祭」から「祭礼」への変化する

祭から祭礼ヘ
 ☆規模の小さな神社では、地域の人間が交代で神主の役割を果たした
 *今でもそうしたやり方が残っている地域がある
 ☆明治になり、政府は神社を国家が管理するものに変えた
 *神主は公務員並みに扱われ、給与を支給されるようになった
 *祭事は神主という専門家が行うものになった
 *其の為、共同体の人間は脇役になってしまった
 ☆都市における祭、そこには「見物」という要素が加わる
 *京都の祗園祭や博多の祗園山笠、東京の三社祭など
 *名の知られた祭全般は、地元以外の人間が見物人としてやってくる
 *見物人が多く訪れる都市での祭事を「祭礼」としてとらえた
 ☆現在の祭礼が祭と異なるのは
 *多くの見物人を引きつけるために屋台が出る
 ☆靖国神社の祭礼「みたままつり」
 *靖国神社の方は、あまりに若い世代が集まりすぎ
 *マナーの面などでいろいろと問題が起こったため
 *屋台の出店を中止してしまった
 *それは正月や花見の時期にも及んだ
 *みたままつりに訪れる見物の数は減った
 *2018年には屋台が復活した
 ☆祭礼には屋台は欠かせないもので、祭礼は商売の場でもある

⛳都会に生まれた手作りの祭
 ☆神社とはまったく関係しない商店街の祭
 *神興などは出ない代わりに、阿波踊りの連やサンバのテームが登場する
 *彼らは、駅のロータリーに設けられた舞台で演じ練り歩く
 ☆そんな祭でも、多くの人が集まる
 *業者の屋台と同様に、焼きそばや鶏の空揚げが多い
 *値段は安価であり、また、飲食店が作っているのでおいしい
 *神社の祭ではなく、商店会の祭だからこそのことだが
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『神社で拍手を打つな!』






『通過儀礼(日本人・欧米人)』『祭から祭礼ヘ』『商業祭り』
(ネットより画像引用)

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