🌸日本人、なぜ原爆を落としたアメリカを恨まないのか(2)
⛳民族主義は理論では決して血肉化されない
☆筆者はベトナム反戦運動、反基地運動に加わった経験がある
*それは、米帝国主義を打倒の理屈から生まれた運動だった
☆目の前で親類縁者が殺される現実から生まれたものでない
*戦わなければ殺される生活に強いられたものではなかった
☆筆者の目は、あの目ではなかった
*民族主義は現実的生活に根ざして
*肉感的に捉えられなければならない
*全生命を懸けて戦わなければ、民族主義は血肉化されない
☆民族主義がその基盤から遊離した時
*民族主義は、単なる学術用語、空疎なイデオロギーに堕落する
☆学者や運動家、排外主義者は民族主義者ではない
*「民族主義者」の目は輝いている
⛳「アメリカへの恨み」を捨ててはならない
☆原爆投下75年、毎年広島と長崎で開催している平和記念式典
*「唯一の被爆国として核兵器なき世界に向けて努力する」
*決まり文句が聞かれるが
*はっきり言うとアメリカに対する恨みはどこへ行ったのか!
☆毎年8月「核なき世界」を訴える同胞の姿を見るにつけ
*アメリカに対する復讐心を失った日本人に嫌悪感さえ抱く
☆アメリカは未曽有の大量破壊兵器を市民に向け発射し
*彼らを一瞬のうちに虐殺した
*我々日本人はとんでもない目に遭わされたのだ
☆原爆投下において我々は虐殺された側である
*なぜ怒らないか・なぜ恨まないか
*民族としての根底的感情ではないのか
☆戦後、日本はアメリカの核の傘の下に入った
*現実政治の中で、国家は何が何でも生き残らねばならぬ
*利用できるものは全て利用すべきであはあるが?????
⛳アメリカに敗北した日本人に欠けているリアリズム
☆憎きアメリカの核の傘の下に入らざるをえない状況
☆屈辱感だけは一緒に切り捨ててはならない
☆断固として噛み締め続けねばならない
☆何より、この考え方には
*「アメリカの核がなければ日本が生き残れない」という
*暗黙の前提があるだが、アメリカの核は最大の武器ではない
☆日本を守る最大の武器
*日本の国民が国民を思う力だ
*国を思う力、これもまた民族としての根底的感情である
☆日本の国民が国民を思う力が無ければ
*アメリカの核があろうが日本が核武装しようが
*日本を守ることなどできやしない
☆逆にそれさえあれば
*アメリカの核がなかろうが何がなかろうが
*日本を守り抜くことはできる
☆戦後日本はアメリカの核に頼った
*結果、いまや日本人はアメリカに対する恨みを忘れ
*アメリカの核に頼らざるをえない屈辱感を捨てた
☆国民が国家を思う力も完全に失った
*アメリカに対する恨みや屈辱感という
*民族としての根底的感情を手放したがゆえに
*国民が国家を思う力も捨て去った
(敬称略)
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⛳出典、『プレジデントオンライン』
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