RADAR HILL の記録を紹介します
モンゴルで行われたARRCNのシンポジュームのレジメを読んでいます。と言っても気に入ったところだけを自分の読める範囲で読んでいるだけですが、、、、、、。
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タイ南部のチュンポン、その近くのRADAR HILLで連続調査が行われています。
先ずその場所をイメージしてください。このグーグル画像に「チュンポン」と標記したところの左にマレー半島が入りこんだ湾になっているところが見えます。この入り江の西側にチュンポンの町があります。タカの渡り調査が行われているRADER HILLはその郊外にあるようですが、何しろタカ長は現地に行ったことがないので詳しく説明できません。
そのRADAR HILLで行われた渡り調査の結果をChatuphon Sawasdee氏(タイ・ラプターグループ)とChaiyan Kasorndorkbua氏(Kasetsart大学)の両氏によって報告されています。レジメを読む以外には資料がないのでほんの概要だけしか分かりませんが、このレジメに書かれていることを紹介します。
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ネットで紹介されていた画像です。フラットな地形であることが分かります。この画像はおそらく観察地から撮影されたものでしょうが、あまり標高のない観察地であることが想像できます。
この観察地が見つけられたのは2005年のことでした。
2008年9月下旬から11月上旬にかけて37日間の調査が行われました。そのときの記録です。
この期間中に記録されたタカは20種、129,123羽でした。
一日の記録で一番多かったのは10月27日の28,354羽。
この期間中に記録されたタカで一番多かったのがBlack Baza(クロカッコウハヤブサ)で81,315羽(63%)でした。その次がサシバで24,436羽(18.9%)そしてアカハラダカが10,130羽(7.8%)でした。
気になるハチクマは8,049羽(6.2%)記録されています。タカ長の感覚的には数が少ないようですが、もともと渡り観察の結果を1年とか2年とか言う短い期間で判断するのは良くないと言えます。シンポジュームでの話をまったく聞かないで、レジ目だけを見てコメントするのは適切ではないので、ここは2008年秋の記録としてご覧下さい。
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ネットから借用したクロカッコウハヤブサの画像です。
タカ長はこのクロカッコウハヤブサをマレーシアとベトナムで見たことがあります。
マレーシアでは木に止まっているところ、ベトナムではクックフォン国立公園からの帰り道、車の中から見ました。100羽以上いたと思いますが帆翔していました。と言っても私たちがイメージする帆翔、タカ柱と言うよりミヤマガラスがウジャウジャ舞っているような感じでした。
タカ長が持っている図鑑(RAPTORS of THE WORLD)によるとクロカッコウハヤブサの繁殖地はベトナム北部から中国南部にまたがっています。また、越冬地はマレー半島からインドネシアのスマトラ島にまたがっています。その間を移動しているクロカッコウハヤブサがRADER HILLでも記録されているのです。
マレーシア・ネイチャー協会のキム・チャイさんの記録によると2002年秋、彼が住んでいるマレーシア北部のタイピンで18,068羽の渡りを記録されています。そのとき記録されたタカの総数30,206羽で、その59.81%がクロカッコウハヤブサであることが分かります。
この二つの記録を見ると、マレー半島で記録されるタカの6割はクロカッコウハヤブサだと言えそうです。(秋の渡り)
私たちは見ることが出来ないタカなのですが、タカの渡りを見る者として心のどこかに留めて置いて頂きたいと思って紹介させていただきました。
いずれにしてもこのあたりの渡りについては観察が始められたばかり、日本より歴史が浅いので、詳しいことが分かってくるのはこれからだとタカ長は感じています。
モンゴルで行われたARRCNのシンポジュームのレジメを読んでいます。と言っても気に入ったところだけを自分の読める範囲で読んでいるだけですが、、、、、、。
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タイ南部のチュンポン、その近くのRADAR HILLで連続調査が行われています。
先ずその場所をイメージしてください。このグーグル画像に「チュンポン」と標記したところの左にマレー半島が入りこんだ湾になっているところが見えます。この入り江の西側にチュンポンの町があります。タカの渡り調査が行われているRADER HILLはその郊外にあるようですが、何しろタカ長は現地に行ったことがないので詳しく説明できません。
そのRADAR HILLで行われた渡り調査の結果をChatuphon Sawasdee氏(タイ・ラプターグループ)とChaiyan Kasorndorkbua氏(Kasetsart大学)の両氏によって報告されています。レジメを読む以外には資料がないのでほんの概要だけしか分かりませんが、このレジメに書かれていることを紹介します。
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ネットで紹介されていた画像です。フラットな地形であることが分かります。この画像はおそらく観察地から撮影されたものでしょうが、あまり標高のない観察地であることが想像できます。
この観察地が見つけられたのは2005年のことでした。
2008年9月下旬から11月上旬にかけて37日間の調査が行われました。そのときの記録です。
この期間中に記録されたタカは20種、129,123羽でした。
一日の記録で一番多かったのは10月27日の28,354羽。
この期間中に記録されたタカで一番多かったのがBlack Baza(クロカッコウハヤブサ)で81,315羽(63%)でした。その次がサシバで24,436羽(18.9%)そしてアカハラダカが10,130羽(7.8%)でした。
気になるハチクマは8,049羽(6.2%)記録されています。タカ長の感覚的には数が少ないようですが、もともと渡り観察の結果を1年とか2年とか言う短い期間で判断するのは良くないと言えます。シンポジュームでの話をまったく聞かないで、レジ目だけを見てコメントするのは適切ではないので、ここは2008年秋の記録としてご覧下さい。
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ネットから借用したクロカッコウハヤブサの画像です。
タカ長はこのクロカッコウハヤブサをマレーシアとベトナムで見たことがあります。
マレーシアでは木に止まっているところ、ベトナムではクックフォン国立公園からの帰り道、車の中から見ました。100羽以上いたと思いますが帆翔していました。と言っても私たちがイメージする帆翔、タカ柱と言うよりミヤマガラスがウジャウジャ舞っているような感じでした。
タカ長が持っている図鑑(RAPTORS of THE WORLD)によるとクロカッコウハヤブサの繁殖地はベトナム北部から中国南部にまたがっています。また、越冬地はマレー半島からインドネシアのスマトラ島にまたがっています。その間を移動しているクロカッコウハヤブサがRADER HILLでも記録されているのです。
マレーシア・ネイチャー協会のキム・チャイさんの記録によると2002年秋、彼が住んでいるマレーシア北部のタイピンで18,068羽の渡りを記録されています。そのとき記録されたタカの総数30,206羽で、その59.81%がクロカッコウハヤブサであることが分かります。
この二つの記録を見ると、マレー半島で記録されるタカの6割はクロカッコウハヤブサだと言えそうです。(秋の渡り)
私たちは見ることが出来ないタカなのですが、タカの渡りを見る者として心のどこかに留めて置いて頂きたいと思って紹介させていただきました。
いずれにしてもこのあたりの渡りについては観察が始められたばかり、日本より歴史が浅いので、詳しいことが分かってくるのはこれからだとタカ長は感じています。