タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

青春の岩峰(2)

2017年06月10日 | 山歩きから
    

相棒と裏山を歩きました。

71番鉄塔から見る大峰山。見慣れた風景ですが、双眼鏡でよく見ると、昨日行ったまわり縁の岩場を確認することが出来ます。

今日はもやっていて、その姿を写真にとらえることは不可能なのですが、、、、

あらためて見るとなかなか立派な岸壁に見えます。

    

その岸壁の上が平らなテーブル状になっているのですが、そのテーブルは思っていたより狭く感じました。

若いころでもテーブルの上から足を放り出して座っていたような記憶はありませんが、、

加齢とともに平衡感覚が落ちているので、テーブルの縁まで近づくのが怖いのです。

例えば8畳の広さがあっても、部屋の縁に行くのが怖くて、中ほどの4畳分くらいしか使っていない感じです。

そのためまわり縁の岩場が狭く感じられたのかも分かりません。

この人の膝の上の、はるか遠景がわが裏山で、双眼鏡では71番鉄塔も見えましたが、、、

この上で昼食をとる気になれませんでした。

あの頃、この上でのんびりとした時間を過ごしていたことは事実なのですが、、、、、

加齢とともにいろいろな能力が落ちていて、それに伴って山から受ける感じも変わって来るのでしょう。

    

山から受ける感じが変わると言えば、この大峰山に限ったことではありませんが、最近は山がだんだん高くなっていくような気がしています。

この感覚などモロ脚力低下によるものですが、、、、

昨日はこのブナの木が小さくなったような気がしました。

ここ何年かの間にタカ長の身長が伸びた、と言うようなことはありませんから、、、、、

なぜそのように感じたのか、その理由は分かりません。

相棒も小さく感じた、と言っていましたから、タカ長だけの感覚ではないのかも分かりません。

いずれにしても、山から受ける感覚はその時その時で変わるのかも分かりません。

    

暑い時期の裏山歩き、、、

むし暑くて蚊が多くて、その対策として蚊取り線香を買っているのですが、今年はまだその出番がありません。

山の中は風があり、ひんやりとしていました。

この感覚を味わうのもあと数日???

しかし、いまのところ雨続きの予報は出ていません。



青春の岩峰

2017年06月09日 | 山歩きから
    

近郊ではチョッとは有名な山、大峰山(1050m)に登りました。右奥の峰です。

この山はタカ長が山登りを始めたころから登っている山で、数多くの想い出を持っている山です。

青春のころ所属していた広島山岳会の例会では、海辺の町にある廿日市駅から歩き始め、泉水峠を越えて麓の玖島に下り、そこから歩いて大峰山山麓の川上集落に入り、、、、、

やっとのことで登山開始、山頂を極めたあとは北側の雲出集落に下りて、そこから湯来温泉まで歩くのが通例でした。

そのようなロングコースは体力のないタカ長は参加できなくて、あえなく落第、、、、と言うことでタカ長は広島山岳会OBではなくて、、、、

残念なことですが「広島山岳会落ちこぼれ」を自認しているわけです。

そのロングコースは別にしても、当時はマイカー時代到来前、ふもとの集落である玖島lもしくはそれより遠い「玖島別れ」から歩きはじめ、登頂後は湯来温泉まで歩くのが通常のコースでした。

その逆コースを歩いたこともあります。

ある年の夏、その夏一番暑い日に登ったのは良いのですが、そのころは登山中は出来るだけ水を飲まないように指導されていた時代で、、、

それを守って登山して帰宅したら、固形物を受け付けなくなり、一週間ちかく流動食だけ、、、、と言うようなことになったこともあります。

いま考えたらゾッとするような経験ですが、とにかく何度も登った山ですからたくさんの想い出があります。

    

いまはそのようなバカなことはしません。山麓の川上にある登山口まで車で行きますから、いまは簡単な登山になっています。

と言うことで今日はのんびり歩き、早い時間に山頂に着きました。

    

緑の木の中にある岩峰、と言ってもこの写真ではよく分かりませんね。

カメラを上にふると、、、、

    

梅雨時には珍しいようなさわやかな青空が広がっていました。

いつもはこの山頂が最終目的地、と言うことですが、、、、

今日は青春のころ何度も行った「まわり縁」まで足を延ばしました。タカ長にとっても、何十年ぶりのまわり縁になります。

    

山頂への道から見るとこんな感じのところで、、

その下は文字通りの断崖絶壁になっています。

    

そこから登山道の尾根を見ても何のことか分かりませんし、、、

その岩の上は狭いので写真も思い通り撮ることが出来ません。カメラのひきがないから、と言って下がったら岩場から墜落するかも分からない、、、

そのような狭い岩の上で青春のころは広い展望を楽しんだものです。

    

今日はこのような写真を撮ったり、撮られたりしたあと山頂に帰りました。

    

山頂には青い空が広がり、、、

羅漢山、吉和冠山、十方山などなど、旧知の山を見てから、、、、、

    

一段低いところにある広い岩の上でのんびりと昼食、、、

そのあと往路を下山しました。

下山中盛り上がったのは先日紹介した「高齢者いきいき活動ポイント事業」のことでした。

私たちのグループは登山中にも町内の役員会を開いているような、そのような雰囲気があります。

    

下山後は砂谷牧場よって、このようなものを食べ、砂谷牛乳を飲み、何となく北の大地を思わせる風景を楽しみました。

遠くに見えている山がわが裏山で、双眼鏡で見ると52番鉄塔も確認できました。

入梅したとは思えないさわやかな一日、青春のころ遊んだ岩峰に登り、今日もハッピーなタカ長です。


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世の中あちこち騒がしい

2017年06月08日 | 日々雑感
梅雨入り宣言がされましたが、天気予報を見ると☀マークがたくさん見えています。

素人的には梅雨になったような、なっていないような、そのような気がします。

雨の季節を迎えると北の大地の青い空が思われると昨日書きましたが、、

南の国の青い海も見たくなります。

しかし、そこは外国、この頃のニュースを見ていると、あちらこちらでテロがあったり、、、、

そのようなものを目にするとわざわざ外国に出かけてゆく気力がなくなるのような気がします。

と言うのは単なる言い訳で、本当のところは行動力の低下と軍資金の不足、と言うのが正解みたいです。

    

南の国に出かけても、タカ長たちが行くのは田舎、多くの人が集まる都会ではありません。

そこでは穏やかな時間が流れれいることはまちがいないのです。そして、、、

    

野山に出かければ日本ではお目にかかれない野鳥に逢うことができるはずですが、、、、

そのために空港でボディチェックを受けるのが億劫になるのは、やはり加齢現象なのでしょうか?

    

その点、船の旅はボディチェックも厳しくなくて、関釜フェリーを利用してたびたび韓国に行ったものです。

関釜フェリーが発着するプサンでの生活日数は相当な数になっているので、生活の拠点にしている南浦洞(ナンポドン)は地図がなくても歩けますが、、、

その韓国も北も南も騒がしくて、何となく行く気になれません。

    

韓国なら、言葉はできなくても個人旅行をすることができ、、、

山登りだけでなく、離島での探鳥でも可能なのですが、それにしても韓半島も騒がしくてその気になれないのです。

というようなことを考えていたら、その間に歳をとり、結局のところどこにも行けなくなりそうです。

    

これはベトナムの高原都市ダラートの市場で撮ったものですが、、、

異国の市場をブラブラ歩くのは楽しいものです。

もちろん、韓国の雑然とした市場を歩くのも好き、気持ち的には何度でも行きたいのですが、半島情勢を耳にすると二の足を踏んでしまいます。

今の世の中、あちらを見てもこちらを向いても騒がしいことばかり、、、

何もしないでわが裏山を歩いているのが一番平和なのかもわかりませんね。


梅雨入り宣言

2017年06月07日 | 日々雑感
広島地方は昨夜遅くから雨になり、、

その雨は今日一日降り続いています。

明日からは晴れた日が続く予報ですが、それでもなぜか「梅雨入り宣言」が出ました。

素人には判断できない梅雨入り宣言です。

いつ梅雨入り宣言が出ようが、タカ長には関係ないことですが、、、

カラカラに乾燥した裏山を潤してくれる雨は歓迎ですね。

    

家にじっとしていたら肌寒さを感じるタカ長、ネットで山の動画など見ながら過ごしました。

いまは便利な時代で、好きな山域の好きな山の動画を簡単に見ることが出来ます。

タカ長がついつい見たくなるのは北の大地の山、大雪山系の動画を何篇か見ました。

加齢とともに北の大地が遠くなっていくことを実感しているタカ長、本当はあと1回でも行ってみたいのですが、、、

タカ長にはタカ長の事情があり、この夢を実現する可能性はますます小さくなっています。

    

上の写真は黒岳、そして下の写真は六花の森。いずれも2013年に撮影したものです。

ジメジメした天気が続くと、北の大地の広い空が思われますが、、、

今年の梅雨は陽性なのか、明日からは晴れるようですから、今年はこのような風景を渇望することはないかも???


花用のカメラで

2017年06月06日 | 山歩きから
今日6月6日は大峰山に登る予定でした。

しかし、天気予報が悪くて裏山に変更、大峰山には6月9日に行くよう変更したのですが、、、、

その時の予報では雨になっているはずのこの時間も雨は降らなくて曇り空、これなら変更しないほうが良かったようです。

裏山歩き以外の山は晴れた日に行きたいタカ長たち、このような変更することはよくあることですが、、、、

最終判断をするタカ長としては、ハッキリしない予報が出ているといつも悩ましい思いをしています。

    

その予定変更が影響したのか、今日の参加者はいつもより少し少なかったようです。

それは仕方ないことで、このような場合でも責任追及みたいなことをしないのが私たちのやり方、、、

予定変更があって助かる人もあれば嫌な思いをするひともいるはずですが、、、

何があっても「笑って許す」のが私たちの基本方針なのです。

    

その裏山歩き、いまは花用のカメラを持参しています。

そのカメラで花の写真でも、、、、と思うのですが、なかなかいいモデルさんに出遭わなくて、、、、

思い通りの写真を撮ることが出来ませんでした。

    

    

その写真ですが、ひとつには「風景の中の花」を撮りたいのですが、、、、

背景に山とか町などの風景を入れるためにはカメラ位置を決めるために苦労することになります。

しかし、それが難しくて、、、、多くの場合カメラマンは足場の悪いところに座ることになり、、、

思うにまかせないのが現実です。

    

    

このカメラではこのような穂状の花を撮るとき、ピントが来る確率が鳥用のカメラよりは高いように感じています。

と言うのはタカ長の独断かも分かりませんが、、、とにかくタカ長のように「チョイ撮り」するには便利なカメラです。

でも、どのようなカメラでもカメラ位置の選定には苦労が付きまとうもので、、、

下の写真の場合、熱中してしまうと谷底(と言っても深い谷ではありませんが、、、、)に落ちることもあり得る場所でした。

と言っても、特別な写真を撮ることを目的としていませんから、写真を撮るために無理はしないようにしています。

    

花用のカメラを持って歩いていたら、、、、

オオルリが枝先でさえずっていて、、、、、それを見てしまったら写真に撮らないわけにはいかなくて、、、、

とにかくシャッターを押してみました。

ズームの倍率が違うので大写しのオオルリを撮ることは出来ませんが、パソコンのディスプレイで見るとオオルリであることだけはよく分かりました。

いまの裏山、鳥撮り用のカメラを持ち歩いても、鳥の写真を撮るチャンスはほとんどないので、この時期は花用カメラを持って裏山を歩くことにしています。

気になるサンコウチョウは今日も声ばかり、、、、近くでキビタキが鳴いていても、声が聞こえて来るのはジャングル状の森の中、、、

とにかく、わが裏山では夏鳥の写真を撮るチャンスなどまったくと言っていいくらいないのです。(涙)


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裏山の秘境

2017年06月05日 | 今日の一枚
6月に入りましたが晴れつづき、、、、

まもなく入梅の平年日を迎えますが、いま出ている天気予報を見ると、素人的には入梅はまだまだ先になるような気がしています。

    

今日は独りで裏山を歩いてきましたが、山の中はカラカラの乾燥状態でした。

登山者の少ないわが裏山の登山道には落ち葉がたまっていて、その落ち葉が乾燥していると滑りやすくて、、、

中央のほうの有名な山を歩く技術とは別の技術が要求されているような気がします。

    

特に、この森の中を下りるルートは、、、、と言っても登山道らしいものはないのですが、、、

この森の中は落ち葉が堆積していて、その上急斜面もあり、数多くの岩が散在していていて、、、、

落ち葉に足を取られてスリップしたら、最悪の場合は石に頭をぶっつけあの世行き、ということにもなりかねないので、私たちの山グループではこの森を「裏山の秘境」と名づけ、立ち入り禁止地区にしているのです。

タカ長はこれまで2度この森(尾根)を歩きました。一度は登り、もう一度は下り、その経験をもとにそのように決めたわけです。

この時期にあの尾根を下りると、冬の間にたまった落ち葉が雨に流されることもなく厚く堆積していますから、、、、、

もし、いま歩くとしたらものすごい緊張を強いられること間違いなし、です。

山を馬鹿にしてはいけません。たかだか600mの低山にも、命を落としかねない難所が隠されているのですから、、、、、。

と言うことで、年間100回くらい裏山を歩いているタカ長も、この「裏山の秘境」には足を踏み入れるつもりはありません。

    

今日の裏山歩きは6月になっていることを忘れさせるような登山でした。

適当に風もあって快適、、、、

本当にいつになったら入梅ということになるのでしょうか。

あのじめじめした天気を望んでいるわけではありませんが、これだけ好天が続くと何となく雨のことが気になります。


高齢者いきいき活動ポイント事業

2017年06月04日 | 山歩きから
    

広島市では平成29年9月1日から高齢者いきいき活動ポイント事業が始まります。

この事業は70歳以上の高齢者の社会参加の活動実績に基づき、高齢者にポイントを付与し、1年間貯めたポイント数に応じて、その高齢者に奨励金を支給する制度です。

その活動は地域の支え手になる活動は

地区社会福祉協議会、町内会、老人クラブなどの活動

自らの健康づくり・介護予防に取り組む活動、、、など多岐にわたり

健康診断やがん検診の受診もその対象になります。

タカ長たちの山グループは「自らの健康づくり」のための活動ということで、応募資格があると考え、活動団体の登録のための応募を済ませました。

    

その活動が始まるのは9月1日からで、来年の8月31日までに貯めたポイント数により、1ポイン100円の奨励金が支給されることになります。

と言っても獲得できるポイント数には上限があり、100ポイントまでです。

その事業が始まる前、今年の8月には市内在住の70歳以上の人のところに広島市から手帳が届くはずです。

タカ長たち山グループではタカ長のところに印鑑が届き、その日の活動が終わった時に押印することになります。

私たちの山グループの活動は、その活動実績がしっかりと残るようになっていますから、それに従って後日押印ということも可能です。

このように考えるといいことばかりのようですが、代表者としては危惧することもあります。

    

私たちの山グループが登録されると、後日広島市のホームページに活動内容が公表されます。

それはいいのですが、その情報を見て、山に連れて行ってほしいという人が出てきたら、その時どのように対応するか、、、

まさか、脚力のない人が山に行きたいとは言ってこないはずですが、、、、

代表者としてはその時のことも頭において手続きを進めました。

どのような制度にしろ、始まる前からあれこれ言っても仕方ないので、、、

とにかく、、、、とりあえず、、、市の方針に従って進めてゆきます。

          

好きな山に登って、、、山頂での風景を楽しみ、、、皆でバンザイをしてたり、、、、、

    

屋外で好きな花を見て歩くような活動をし、楽しい時間を共有しながら、、、

奨励金が頂けるのなら有難いことです。

そのような活動を通じて、病院に行く回数を減らし、介護を受ける日を1年でも先送りすることが出来れば、、、

この事業に協力したことになります。

そうなれば広島市にとっても私たちにとってもいいことですから、この活動を積極的に進めてゆきますが、、、

そのデメリットの部分が出てきたら、その時は私たちの山グループを守ることを最優先に判断することになるのは言うまでもないことです。

両方いいのはほおかぶりだけ、とは親父の口癖でしたが、、、、

この活動が広島市と私たちの両方にとっていいことになることを願うだけです。


むかしの登山者は

2017年06月03日 | 山歩きから
むかしの登山者と今の登山者では、登山者気質がまったく変わってしまった、とよく言われます。

タカ長はタカ長なりにそのことを実感しています。

むかしの登山者と今の登山者、その境界線は1980年ころにありそうなのですが、そうだとしたら1950年代の終わりころから登山を始めたタカ長は間違いなく「むかしの登山者」ということになります。

    

むかしの登山者と今の登山者を比べると、、、

むかしの登山者は山への取り組みかたが主体的で、今の登山者は受動的であること。

むかしの登山者は自分の登る山、自分の歩きたいルートを明確に持っていたように思います。それは誰かから強制されたものではありません。

それぞれの登山者が自分の考えを持ち、登りたい山を持っていて、その山に登るための技術をみがき、トレーニングを積み、、

その山を登る相棒と装備を持って山に向かっていたように思います。

しかし、受動的な今の登山者は自分の登りたい山を自分で決めることが出来ないようです。

    

そのような登山者が飛びついたのが「百名山」ではないかとタカ長は感じています。

あの百名山はあくまで深田久弥が選んだ百名山であって、その百名山がすべての人の百名山とはならないはずなのに、、、

自分で自分の登りたい山を決めることが出来ない人がそれに飛びついてしまい、それが百名山ブームになっているのではないかと感じるのです。

深田久弥に罪はないのですが、罪な本を書いてくれたものだと思うことはあります。

その山に登る技術もないのに、そこが百名山だからと言う理由でその山に行き、滑落、遭難死、と言うパターンは少なくないはずです。

タカ長の近くでは、百名山完登の置き土産として「車いす生活」になった人もいます。

自分の登山技術や脚力のことも考えないで、ただ百名山を完登することだけを考えて登山をしているとこのようなことにもなりかねません。

自分の登りたい山、自分の登れる山を考えないで、ただ単に百名山のリストをつぶすことだけ考えていると大変なことにもなりかねないのです。

このように考えているタカ長には百名山なんて特別な意味はなくて、これまでその半分くらいしか登っていません。

タカ長は自分の登る山を深田久弥に決めてももらわなくても、自分で決めることが出来ます。

それが出来るのが「むかしの登山者」なのです。

    

今日の画像は5月30日に登った比婆山のものですが、、、

タカ長が登山を始めたころは、県北の山らしい山にはいきなり連れて行ってもらえませんでした。

連れて行ってくれとは言えない雰囲気が登山者全員の中にありました。職域や町の山岳会の垣根を越えて、登山するひと全員にそのような雰囲気が確かにありました。

県北の高い山に登るためには、近くの低山を何回も歩いてから、、

その段階が終わってはじめて、県北の山に行くパーティーに加えてもらうことが出来ました。

しかし、いまはそのようなものはありません。登山を始めたその日から百名山なんて珍しいことではないようです。

そのような時代に育った、むかしの登山者であるタカ長の経験は、いまの山グループで生かされていますが、、、

むかしの登山者の経験がいまも邪魔していることを感じることもあります。

    

先日の比婆山では思った以上に疲れを感じたのですが、、、、

その原因の一つが水分補給の不足ではないかと思うのです。

今では夏になると熱中症予防のために水を飲みましょう、と色々な場で言われていて、そののとはタカ長も知っていて、、、

登山中には水を飲むことを忘れてはいないのですが、、、、

しかし、、、、しかし、、、、タカ長が育ったのは「水は出来るだけ飲まないように」と指導された時代、、、

頭では分かっていても、最初に刷り込まれて習慣が邪魔して、水分補給の量が少なくなっているのではないかと思うのです。

ご存知のように運動中に水を飲まないと持久能力が大きく落ちることが知られています。

水を飲まないと血液中の水分量が減って血圧が下がり、筋への燃料や酸素の供給がうまくできなくなるのがその原因です。

血液の循環が悪くなると、疲労感や倦怠感、息切れなどなど、、、、いいことは一つもありません。

そしてそれがさらに進むと最悪の場合は死が待っています。

そのようなことは分かってはいるのですが、それでもついつい水分不足になるのは、むかし受けた教育がいまも邪魔しているのではないかと思うのです。

むかしの登山者は自立していて、今の登山者よりはいいとタカ長は思うのですが、、、

むかしの登山者の習慣が今もって抜けなくて、困った思いをしているのも事実なのです。



カメラもかえて

2017年06月02日 | 山歩きから
    

6月にはいりタカ長のカメラも「衣替え」です。

タカの渡り用のキャノンから花撮り用のフジへ。それは良いのですが、、

初めてのカメラではないのに、何かにつけて戸惑っています。

わが裏山の緑も深くなり、仲間たちとの山歩きも休憩ばかり、、、、

    

それでもほぼ想定通りの時間に71番鉄塔に到着。

ここでタカの渡りを見たのはずいぶん前のような気がします。

100日過ぎるとまたタカの渡りを追いかけることになりますが、いまはタカの渡りの「遺跡めぐり」をしている気分です。

    

裏山ではコアジサイの花も目立つようになり、、、

それを撮ろうとカメラの設定を変えようとしたら、そのやり方がキャノンとはまったく違って、、、、

戸惑ってばかり、思ったような写真を撮ることが出来ませんでした。

    

今どきのデジカメには数多くの機能がありますが、それらの操作方法は会社により、機種によりみな違うようです。

そのため写真を撮る度に戸惑ってばかり、、、、。

カメラメーカーが色々な機能を競うのは悪いことではないのでしょうが、操作方法が複雑で、使うことが出来なければ機能が無いのと同じ、、、

使い切らないタカ長が悪いのかも分かりませんが、それにしてもそれぞれのメーカーが勝手なことばかりしているように感じます。

これが車なら初めて乗る友だちの車でも問題なく運転できるのですが、、、、、、。

    

こうして見るとわが裏山の緑も本当に深くなりました。

標高の低いわが裏山は、これからの夏は「登山不適期」になります。

しかし、標高の高い県北の山に行っても、その道中は暑いのですから、下山してすぐにシャワー出来る裏山歩きのほうが歩きやすいのかも分かりません。

有難いことにわが裏山のコースは緑陰のコースになるので、、

登山不適期とは言っても、歩くスピードを落とし、距離を短縮すれば真夏でも歩くことは出来ます。

夏休みをすれば脚力がすぐに落ちてしまうことが分かっているタカ長は、仲間たちにも継続することを呼びかけ、、

呼びかけた以上タカ長も横着が出来なくて、、、

これからの夏も週3回くらいの山歩きを継続するつもりです。

    

今日は上空の寒気の影響が残っていて、風もさわやかでした。

裏山歩きがきつくなるのは梅雨に入ってからですが、、、、

とにかく、仲間たちと肩の押し合いをしながら、とにかく歩きつづけることにします。

   

水無月になって

2017年06月01日 | タカの渡り
今日から6月、水無月になりました。しかし、天気は晴れ、風もさわやかです。

大気が不安定で、ところによっては豪雨が降ると言う予報が昨日から出ていますが、、、

わが裏山には降っていないようです。

    

水無月にはいって、タカの渡りの季節は完全に終わりました。

この時期になっても空を見ているホークウォッチャーはどこにもいないはずです。

タカ長の気持ちはとっくに秋に向いていて、今秋はあの峰、志々伎山の山頂でタカの渡りを見ることを夢見ています。

夢見ることと、実際にあの山頂で渡りを見ることはまったく別物ですが、、、

それでも今から気になるのはホークウォッチャーの業なのでしょうか?

    

志自岐山で見るにしても、冷水岳で見るにしても生活の拠点はクロちゃん宅になります。

そのクロちゃん宅にはネット環境が無いので、今度行くときはWiFiのルーターを持って行けば問題解決になりそうなのですが、、、

何しろこのようなことはまったく分からなくて、、、

3000円もしないルーターを持って行くだけでインターネットが自由に出来るのかどうか、そのことがよくわからないのです。

    

いまさら言っても仕方ないことですが、パソコン関係のことについては基礎的なことが分かっていないので、、、

何かあるとすぐにつまづいてしまいます。

その日までまだ時間があるので、パソコンの分かる人の指導を受けて、、、

今秋クロちゃん宅に行くとしたら、パソコン環境を持って行きたいですね。

    

これらの写真は昨秋、冷水岳で撮影したものですが、、、

冷水岳ではこのアカハラダカの写真を撮るのを楽しみにしています。

アカハラダカは動きが速くて、タカ長のウデとカメラでゲットするのは難しいのですが、、、、、

    

このような群れの写真も撮りたいのです。

このような写真は広島で撮ることはまず不可能ですから、、、、、、。

    

志自岐山ではあの岩に座って、冷水岳の方向から海の上を飛んでくるハチクマを見て、、、、、そして、、、

志々伎山の斜面で高度を上げ、、、、

    

あの五島列島に向けて飛んでゆくハチクマを見送りたいのです。

そのように、タカ長が思い描いたとおりにハチクマが飛んでくれるかどうかはまったくわかりませんが、、、

渡りシーズンの前にはいつもそのようなことを考えています。

    

水無月になって、100日先のことを思い描いても、、、

思い描いた通りに出来るかどうかは分からないのですが、こころはすでに冷水岳方面に飛んでいます。

クロちゃん宅に行くためには5時間の運転が必要なので、その運転が辛くなる前に行ってみたいのですが、、、、、。