★コートジボワール戦における本田。
昨日書いたことに付け加えて、ゲーム後半のFKで不思議なことをやった本田。
後半 遠藤がピッチに入った直後に日本はFKを得た。いつものように本田と遠藤がボールを前にして軽く言葉を交わしていた。そして本田と遠藤のどっちが蹴るだろうかと思って観ていたが、蹴ったのは本田だった。しかし次の瞬間、私は思わず「エッッ、違うだろう」と叫んでしまった。なぜなら本田は直接ゴールを狙わず、ゴール前にチョン蹴りしたからだ。
コートジボワールのイレブンは全員長身で、日本をはるかに凌いでいる。そこにボールを上げて、日本人選手が勝つのは有り得ない。あそこは直接ゴールを狙うべきであったし、その練習を本田は入念にやってきたはずだ。仮にはずれても、相手のDFはFKを恐れて鋭いタックルが出来なくなる。それを何故、本田はチョン蹴りにしたのか、個人的な観察では、遠藤に対する遠慮があったのではないのか。後半から入った遠藤に対して自分が蹴る遠慮、あるいは何か本田を吹っ切らせなかった消極性が見えたが、本田の致命的な戦略眼と覚悟の欠如ではなかったか。
★西村雄一主審。
ブラジル・クロアチア戦で西村主審は、クロアチアがブラジルのフレジを倒したとしてイエローカードを出し、PKをブラジルに与えた。
この判定が国際的に物議をかもしたので、数種類のユーチューブをスローで何度もチェックしたが、私の判定は西村主審のジャッジに納得だ。
クロアチアは巧妙にブラジル選手の左肩、右脇下を背後から押さえ、クリンチしている。それでブラジル選手が転倒したということは、紛れも無い事実、あれはPKで問題なかった。
★西村主審に対する中国の反応。
PKをブラジルに与えた西村主審の判定について中国は、「背景に移民を通じた日本とブラジルの密接な関係がある、不公正な審判だった」と批判。
さらに、「ブラジルは日系人社会を抱えており、日本とブラジルの関係はまるで助け合って生きる夫婦のような関係である、肉親の情が判定に影響を与えた」と非難した。
まあ、中国人らしいな。
こういう考え方は韓国朝鮮人も同じだが、自分たちだったらそうするから、日本人も同じだろう、という下種(げす)な考え方だな。
日本人は、そういう意味においては、公明正大だ。日本人移民が多いから、ブラジルをひいきするとか、日本人はそういう偏狭な考え方は持っていない。
スポーツという全身全霊で戦う、ある意味、神聖な戦いにおいて、日本人は自らを高めようとして、より無私になり、潔癖になる。
それは武士道でもあり、己(おのれ)を虚しゅうにして、相手を尊重する、そういう礼法が今の中国や韓国には存在しないし、そういう日本人の思考法が理解できない。
(じゅうめい)