★箱根駅伝、2018
好天の中、2日間に渡る熱戦が終わった。
☆青学大
往路は逃したものの、総合で新記録を作り、圧勝しましたね。
圧勝の要因は、
① スポーツ推薦で駅伝を本格強化したこと。
② 4年間、寮で監督夫妻と生活し、選手生活のマネジメントがうまくいった。
③ 大学からの強化費が充実していること。遠征費や合宿費にはカネがかる。
④ 寮の目の前にトラックとクロカンのグラウンドがあるベストな環境。
ただ、選ばれない選手には不満があったと聞こえてくるが、それはどの大学も同じ。
そこのケアをするのがマネジメントの仕事。
人間は生身だからなあ。
☆東洋大学。
往路優勝しました。おめでとう。
3年連続の2位ですが、敗因は選手層がちょっと足りなかった。
復路は捨てて、往路にベストランナーを集めて往路優勝を取りに行ったということでしょう。
しかし、1,2年を中心にチームを作ったのは、個人的には首を傾げる。
力が同じなら下級生を使うと監督は言ったそうだが、使うなら上級生でしょ。
上級生の4年間の努力は無視できないし、それを無視したらチームの底力は生まれない。
大学駅伝はプロじゃない。
☆早稲田。
3位、善戦以上でしたね。
私は5位か6位くらいかなと思ってましたが。
早稲田のドン瀬古は、打倒青学で全国高校のトップランナーをスカウトしているから、Wの復活は来年以降。
早稲田はスポーツ推薦の他に、トップアスリート制を新設して、高校生の有名ランナーを獲得中。
早稲田が強ければ、もっと盛り上がる。
☆法政大。
4位、いぶし銀のようでしたね。
前評判は高くなかったけど、やはり伝統校の走りでした。
☆東海大学。
優勝候補でしたが、往路でつまずき復路で追い上げて5位。
トラック向きの5千、1万メートルのスピードランナーを揃えたが、一区間20キロ以上の箱根剣山を含むロード向きではなかったということですね。
また2年生主体のチームもロードの経験不足が出たような気がします。
☆駒澤大学12位
神奈川大学13位
中央大学15位
三校ともシード落ちです。
今秋の予選会を勝ち抜けるか、重い秋になりそうです。
優勝候補だった神奈川大はエースの鈴木健吾が不発、そして敗因は、箱根が目標ではなく、全国大学駅伝だったことを考えると箱根はピークじゃなかった。
古豪、駒沢大学も中央大学も元気がなかったなあ。
何か根本的なところで歯車が噛み合ってないんでしょうね。
(じゅうめい)