★小池百合子・都知事
学歴詐称問題で火だるまになっている小池さんだが、その着火点はかつての小池さんの側近連中だから、近親憎悪、昨日の友は今日の敵になったのか。
小島敏郎は東大法卒、元キャリア官僚、都民ファーストの事務総長、弁護士で小池さんの側近中の側近だったが、月刊文芸春秋に小池さんを告発した。
さらには、元特捜部検事、元自民党の衆院議員で小池さんの側近であった若狭弁護士が自身のユーチューブで小池さんの学歴詐称を追求していた。
それは法曹家が学歴詐称の問題を法的に取り上げたかのように取り繕っていたが、その口ぶりは辛辣な小池批判であった。
そして、ジャーナリストAとして出て来る登場人物は、当時マスコミによく出ていたTU氏で、彼がカイロ大声明文の英文下書きを作成したと小島氏に語ったと言われている。
なお、TU氏は大学は英文科であった。
そして都議会で小池さんを直接攻撃したのは都議の上田令子で、上田さんはかつて小池さんの部下だった。
こうして見ると小池さんは元側近らに集中砲火を浴びているが、側近らを大事にしなかったことが、今の炎上を招いているのだろうか。
★アメリカ議会での岸田演説
岸田さん、アメリカの議会で英語で30分間ほどの演説を行った。
その動画を見たが、100点満点で95点をやってもいいと思った。
アメリカ人受けのする品の良いジョークで始まり、子供時代にニューヨークのクイーンズ(=セレブ地域)で育ち、日本人は自分だけという白人のセレブ学校に通った時、周りのアメリカ人の同級生に助けて貰ったことを述べ、そしてコアの部分は日米同盟の強化、自由と民主主義の推進というアメリカ人が喜ぶ演説を原稿を見ることなく、滑らかに英語で喋っていたのは素晴らしかった。
こうして見ると、岸田さんは学校で与えられた課題を座学で勉強することが得意な成績優秀者なんだな。
しかし、誰かのブレインにはなれても、自らリーダーシップを執って苦難の道を開拓するというガッツと見識はあまり持っていないようだ。
それが世襲議員の弱点だろう。
床の間を背にして飯を食うのは得意だが、刺身はそのまま海で泳いでいると思っている節がある。
(じゅうめい)