最近注目のアイテムの多いガチャのミニカーネタです。
今回のアイテムはスタンドストーンズから出ていた日産の初代シーマ。
スケールが72分の1とTLVよりも小ぶりで本来なら手を出さないアイテムなのですがギリギリでHOゲージのスケール〈強いて言えば1/76のOOスケール)に落とし込めそうだったので購入しました。
平成の初め頃でしたか、私の職場に入職した新人さんが居まして、最初の頃は旧型のアルトに乗っていたのですがその翌年くらいにいきなり初代シーマの中古に乗り替えて周囲を驚かせた事があります。
勢いでこういう事が出来たという辺り、如何にもバブル期の風景ではありました。
当時TVのニュースまでもが「シーマ現象」と呼んだ初代シーマのバカ売れっぷりは今からは想像もできないレベルだったと思います。
元々はY31セドリックの上級仕様として初の3ナンバー専用ボディを与えた「贅沢クルマ」だったのですが、いつの間にか冠のセドリック(グロリア)が取れ、単に「シーマ」で通用してしまいました。
中身はと言うとV6の3リッターターボエンジンをピンに据えターゲットをクラウンではなくソアラを選びそうなユーザーに絞り込んだパーソナル性の高い4ドアHTでしたが、その狙いは図に当たり「犬も歩けばシーマに当たる」と言うくらいの勢いを得たものです。
特にターボ仕様は高級4ドア車とは思えないほどの(見ようによっては下品にすら感じる)「どっかんターボ加速」だったそうですが、逆にそこに惚れ込んだユーザーも多かったとか。
その意味では「ミニカーで時代が語れる」という点でHOのレイアウトには向いたアイテムでもあると言えます。
さてこのモデルは一応ガチャで300円で買えるのですが「上級者向けの半完成品組み立てキットです」と販売機にまで明記されており買い手を怯えさせる事夥しい。
組み立てとは言っても取り付けるのはヘッドライトとテールランプくらいなのですがパーツが小さい上に、ボディとの合いがなかなかピッタリ行かないのでピンセットとカッターは必須です。
とはいえきちんと嵌れば、ライトの別パーツ化がなかなかいい雰囲気を出すのは確かで、その種の細かい工具を持っている事が多い鉄道模型のユーザーならばあまりまごつかずに組み立てられると思います。
(少なくともNゲージの機関車のナンバーやメーカーズプレートが取り付けられる方なら楽勝でしょう)
ボディの色つやはいかにも高級車らしく値段を超えた質感があります。
後、最近のガチャ系ミニカーにも共通しているのですが裏板のモールドがしっかりしているのでトミカよりも底面を眺めるのが楽しいという隠れたメリットもあります。
さて、初代に関しては流行語になるくらいのバカ売れだったシーマですが、バブルの崩壊とそれに続くRVブームに乗りそこなった事、V8を搭載し、光り物を増やしてより高級志向になった2代目以降が当時のユーザーの嗜好からずれていた事などから一気に存在感を失う事になります。
今回のアイテムはスタンドストーンズから出ていた日産の初代シーマ。
スケールが72分の1とTLVよりも小ぶりで本来なら手を出さないアイテムなのですがギリギリでHOゲージのスケール〈強いて言えば1/76のOOスケール)に落とし込めそうだったので購入しました。
平成の初め頃でしたか、私の職場に入職した新人さんが居まして、最初の頃は旧型のアルトに乗っていたのですがその翌年くらいにいきなり初代シーマの中古に乗り替えて周囲を驚かせた事があります。
勢いでこういう事が出来たという辺り、如何にもバブル期の風景ではありました。
当時TVのニュースまでもが「シーマ現象」と呼んだ初代シーマのバカ売れっぷりは今からは想像もできないレベルだったと思います。
元々はY31セドリックの上級仕様として初の3ナンバー専用ボディを与えた「贅沢クルマ」だったのですが、いつの間にか冠のセドリック(グロリア)が取れ、単に「シーマ」で通用してしまいました。
中身はと言うとV6の3リッターターボエンジンをピンに据えターゲットをクラウンではなくソアラを選びそうなユーザーに絞り込んだパーソナル性の高い4ドアHTでしたが、その狙いは図に当たり「犬も歩けばシーマに当たる」と言うくらいの勢いを得たものです。
特にターボ仕様は高級4ドア車とは思えないほどの(見ようによっては下品にすら感じる)「どっかんターボ加速」だったそうですが、逆にそこに惚れ込んだユーザーも多かったとか。
その意味では「ミニカーで時代が語れる」という点でHOのレイアウトには向いたアイテムでもあると言えます。
さてこのモデルは一応ガチャで300円で買えるのですが「上級者向けの半完成品組み立てキットです」と販売機にまで明記されており買い手を怯えさせる事夥しい。
組み立てとは言っても取り付けるのはヘッドライトとテールランプくらいなのですがパーツが小さい上に、ボディとの合いがなかなかピッタリ行かないのでピンセットとカッターは必須です。
とはいえきちんと嵌れば、ライトの別パーツ化がなかなかいい雰囲気を出すのは確かで、その種の細かい工具を持っている事が多い鉄道模型のユーザーならばあまりまごつかずに組み立てられると思います。
(少なくともNゲージの機関車のナンバーやメーカーズプレートが取り付けられる方なら楽勝でしょう)
ボディの色つやはいかにも高級車らしく値段を超えた質感があります。
後、最近のガチャ系ミニカーにも共通しているのですが裏板のモールドがしっかりしているのでトミカよりも底面を眺めるのが楽しいという隠れたメリットもあります。
さて、初代に関しては流行語になるくらいのバカ売れだったシーマですが、バブルの崩壊とそれに続くRVブームに乗りそこなった事、V8を搭載し、光り物を増やしてより高級志向になった2代目以降が当時のユーザーの嗜好からずれていた事などから一気に存在感を失う事になります。