光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

カツミの111系の出戻り入線(笑)

2025-02-11 05:48:34 | 車両・16番
 今回は2024年最後の16番モデルのはなしです。


 もう、9年も前の事になりますか、某中古ショップでカツミ模型店の111系4連を入手した事がありました。
 が、その時に「M車単独では走行できるのにT車を繋ぐと動かなくなる」というトラブルがあり、割合早い段階で知り合いに譲渡してしまった過去がありました。

 で、時は流れ去年の夏にその知り合いを訪ねた時、その111系がまだ棚ざらしになっていたのを見つけたのです。知り合いに聞くと結局あれから動かす事なくそのままほっとかれたとの由。
 なんだか不憫な気がして本人の許可をもらい再び持ち帰りました。


 9年前と違う所と言うと、HOモデルのレストアの経験が若干増えた(特にカワイモデルの60型蒸気で、集電系のレストアをやった)事くらいです。
 今回のモデルも相変わらずM車単独なら走るのに、T車を繋げるとうんともすんとも言いません。これはやっぱりT車の集電系の問題の様です。


 なのでT車の絶縁車輪の向きを何度かいじったのですがやはり症状は変わりません。
 ここまでやってさて、どうした物かと思ったのですが、改めてよく見るとT車の車輪のいくつかが車軸絶縁の車輪だったのです。とすると絶縁体なしの金属製の車軸から金属製の台車枠を経由してショートした可能性が高いと思われます。

 購入した当時は車輪が変わっているとは考えなかったので盲点だったのですが、当時に比べて多少はHOゲージモデルの構造がわかってきたから気づいたとも言える訳で(笑)

 そこから推察するにおそらく前ユーザーは何かのトラブルでT車の車輪を交換した際に絶縁の事を考慮せずに適当な車輪をあてがったために前記の症状で運転ができなくなり、そのまま売ってしまった・・・とも思われます。


 なので改めて通販で同じ径の片側絶縁車輪を購入して再度入れ替えたところ、
 見事に走りが復活しました。4連を組んでも問題なく走行可能です。
 9年目にしてようやく111系は復活を果たしました。

 HOに関して言うならまさに2024年最後の一大プレゼントと言えるかもしれません。

 今年のグランシップにでも持ち込んでジャンクの花道を飾ってやりたいと思っています。