今日の登山は岩手県から登る羽後朝日岳の山行でしたが、21日に六郷の女神山に行ったとき足が吊り、その後遺症があり、まだ太ももが痛く、長距離登山ができるかどうか不安のため、Nさんに連絡して近場で短めの登山の計画を変更して頂きました。足慣らしのためもありました。
行ったのは秋田県と青森県境界にある大鉢流山 625.8mです。
ここは林道が頂上付近まで延びており、そこから北側に入る道と、県境付近から入る道路がありますが、この登山道は廃道になっており今はブッシュになっております。
私は行ったことがなく、Nさんも冬季は何回か行ったことがあり、雪の無いときは初めてと行っていました。
まず県境付近の101号線の待避場所に車を駐車して、御境明神堂入り口の標柱がありますのでここから入って行きます。
ここから図A地点までは5分ぐらいは広い林道ですが、A~B地点までは林道が崩れており、ノイバラ・タラノキ・サンショウ・キイチゴ等の棘のある植物が沢山あり大変でした。
これを過ぎると、登山道が解らなくなり笹のブッシュに入っていきます。意外と急坂にかかっていきます。
登っていく内にC地点にかかるず前から背丈より高いネマガリダケのブッシュに悩まされます。枯れた枝とか竹の寝てしまったものとかに足を取られての登りです。なかなか前に進みません。
そうこうしているうちにC地点にたどり着きますが、C地点からはある程度緩やかな登りになり益々ネマガリダケが高くなっていくようです。Nさんが先頭で足が速いので5mも離れてしまうともうどこにいるか検討もつきません。
Nさんに何回も待っていただき、ブッシュをかき分けながら一歩一歩進みながら、Nさんがルートをを確認しながら登っていきます。途中白神山が見え最高でした。私はただ必死に着いていくだけです。
そうしている内に一度ちょっと下り、最後の登りで頂上にたどり着きました。
頂上はブッシュかと思っていましたが意外と広かったです。12時07分に着いて、ここまで2時間28分かかりました。ブッシュをかき分けながらの登りはきつかった。
頂上には2等三角点がありました。ここで楽しい昼食です。お天気最高。風もなく穏やか。
頂上付近の紅葉は終わりでした。昼食も終わり帰りは事故の無いようにお互い確認しあって下山。
途中ブナに着いていた熊の爪の後。ブナの巨木等の大木が相当にあり、ここに登山道を作れば最高のブナが見られるのに残念といいながら、紅葉の写真記録と、紅葉を見ながら降りてきました。素晴らしい紅葉でした。
それにしてもNさんの読図とナビは最高でした。一度も迷うことなく同じ道を戻ってきました。今日はNさんにオンブニダッコで全部お任せでした。おかげでこのような登山もあるのだと言うこと勉強させられました。
今日の山行では足も痛くなく、又怪我もせずに下山できました。Nさんに感謝。ありがとう御座います。
注意:ここは何度も言いますが登山道がありませんので注意してください。
01.11年10月27日 大鉢流山 625.5m 登山ルートと登山時間。
02.11年10月27日 大鉢流山 概略登山図 と登山ルート。低山といえども馬鹿にはできません。
02-1.11年10月27日 大鉢流山 国道101号県境表示。
03.11年10月27日 大鉢流山 登山道入り口。県境ちょっと手前の秋県側にあります。
04.11年10月27日 大鉢流山 ブナの巨木の紅葉。こんな巨木がこの山にはたくさんありました。
05.11年10月27日 大鉢流山 熊の爪痕。
06.11年10月27日 大鉢流山 木々の間から見える白神山。きれいでした。
07.11年10月27日 大鉢流山 前を行くNさん。ネマガリダケの高さが解ろうか思います。この連続です。でもさすが、Nさんのナビは正確なものでした。改めて感動いたしました。
08.11年10月27日 大鉢流山 頂上 二等三角点。
09.11年10月27日 大鉢流山 頂上は意外と広いが見通しは悪い。が木々の間からいろいろな山が見える。
10.11年10月27日 大鉢流山 Nさんに撮っていただく。
11.11年10月27日 大鉢流山 ブナ巨樹の紅葉。
12.11年10月27日 大鉢流山 ブナの巨樹。このようなブナの巨樹が沢山あります。藪こぎの疲れも忘れてします。もう最高です。
13.11年10月27日 大鉢流山 クサギの果実。花が咲いているように見えますが果実です。
今日は何度もNさんに感謝です。