ムシトリナデシコ(虫取り撫子) (ナデシコ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年04月19日 07時34分18秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。

 

ムシトリナデシコ緒言:1~越年草。

ヨーロッパ原産の観賞用に栽培されていたものが、野生化したものである。

茎は直立し高さ30~80cmになり、花のつく節の下に粘液を分泌する部分がある。茎や葉は無毛で白粉色帯びる。

葉は対生し、全縁の長卵形~楕円形~卵状披針形。基部は無柄で左右に張り出し茎を抱く、先端は鋭頭。集散花序に紅色の小さな葉を多数開く。

花弁は5個で、幅の狭い下部(爪部)と幅広い上部(舷部)とにわかれている。花弁の先は2浅裂し平開する。花弁基部には線形で先のとがった鱗片が各2個ある。雄蕊は10個、花柱は3個。花色は紅色。白色や淡い桃色もある。萼は先の太い円筒状で5歯(裂)があり、多くの脈がある。

果実は果で花柱の2倍数に分裂する、先が6裂して種子を出す。種子は0・8ミリ程度、半円盤状で側面に放射状の隆起がある。

 

01.09年07月14日 ムシトリナデシコ 風の松原内ではそんなに多く見かける花ではありません。日当たりのよい環境で生育しています。集散花序。

 

02.10年09月18日 ムシトリナデシコ 葉は対生。枝分かれをしている。葉は対生です。

 

03.10年09月18日 ムシトリナデシコ 根は浅く根張りはありません。

 

04.10年09月18日 ムシトリナデシコ 茎や葉は無毛で白粉色帯びる。

 

05.09年07月24日 ムシトリナデシコ 基部は無柄で左右に張り出し茎を抱く。

 

06.10年09月18日 ムシトリナデシコ 全縁の長卵形~楕円形~卵状披針形。先端は鋭頭。

 

07.09年07月24日 ムシトリナデシコ 集散花序に紅色の小さな葉を多数開く。

 

08.10年09月18日 ムシトリナデシコ 萼は筒状で5歯があり、多くの脈がある。

 

09.10年09月18日 ムシトリナデシコ 花弁は5個。花弁の先は2浅裂し平開する。雄蕊は10個、花柱は3個。

 

10.10年09月18日 ムシトリナデシコ 萼を取り除いた写真ですが、緑色の子房・花糸・花柱・柱頭等が解ります。

 

11.11年08月02日 ムシトリナデシコ 果実は果で花柱の2倍数に分裂する、先が6裂して種子を出す。

 

12.11年08月02日 ムシトリナデシコ 種子は0・8ミリ程度、半円盤状で側面に放射状の隆起がある。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、本当のまだかけ出しです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

参考文献:山渓・日本の野草

 

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