AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

現実を見せる「ガチ」は邪道、虚構という古典に回帰しないとつまらなくなる(ナッキー)

2014-12-13 06:32:48 | アイドル論
現実を見せる「ガチ」は邪道、虚構という古典に回帰しないとつまらなくなる(ナッキー)

映画「超能力研究部の3人」の感想を再録。
「あまちゃん」は虚構だからアイドルらしくて、
乃木坂46の映画は、虚構であるのは分かっているけど、現実のような映像であるところがつまらない。

AKB48は、それまでのアイドルが虚構を演じていたところに、選抜総選挙に代表されるアイドルの現実を、「ガチ」というキーワードで提供してきた。
確かに「ガチ」は面白い。でも、アイドルという文化は、虚構であることが核であり、「ガチ」は文化の縁を広げる異形として排除するものではないが邪道

世の中にはAKB48のよくないところを真似するアイドルグループがたくさん。
例えば、CDを何枚売れなければ解散とか、ワンマンライブに有料入場者何人以上でなければ引退とか。「甘い股関節」一万枚売れなければ大堀恵引退の二番煎じ。
アイドルファンのツイートに、「チャンスがあればCD買おうと思っていたアイドルに、売れないと辞めさせられますと言われると、とたんに買いたくなくなる」。
私は、「解散すると見られなくなるから、買ってあげよう」と思う派なのだが、このファンの心情には共感。

「ガチ」はつまらないし、「ガチ」を演じるアイドルもつまらない。
「ガチ」が面白いのは、AKB48選抜総選挙のような、ごく一部の例外だけ。

「虚構」を演じるアイドルは、美しく、可愛く、素敵なのだがそれだけでは飽きられてしまうという商売としての脆弱性と背中合わせ。だから、たまには、「ガチ」を演じるのもよい。

しかし、「ガチ」を見せようするアイドルが、
「AKB48は危機感が足りない」という理由で卒業宣言した高橋みなみ、
ドキュメンタリー風の乃木坂46の映画、
売れなかったら辞めさせられるという作り手に翻弄される、ライブアイドルにも、
ここにも、あそこにも、どこにでもあふれてしまうと、

アイドルは、虚構を見せるという、古典主義が復興することを望みたい

ナッキー
コメント (1)
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