まずは、この映画…
″「寄付」って、なんかコワイな。でも、なんで そう思うんだろな? 思っちゃうんだろ? イカンイカン!そんなこと考えちゃダメだ! イイことなのに…″
僕が、小さい頃から抱いてた…そんな 長年のプチ引っ掛かりに対し、完全 & 完璧に答えを出してくれた作品だったよ。なんか、スッキリした。
さて、内容について…。
梅澤梨花 役(宮沢りえ)
相川恵子 役(大島優子)
隅より子 役(小林聡美)
この映画は、3人の女性…生き方についてのお話だと思った。
で、全く違った ″(女性的)ありがち″…な人生を歩んでいる2人。それが、宮沢りえ演じる「梅澤梨花」と 大島優子演じる「相川恵子」という図式。真逆のキャラクター。
で、で、そんな2人が、おそらく…″面白くない人生だろうなぁ~″って、感じているであろう「隅より子」を演じているのが、小林聡美。素晴らしかった。
こういう作品ってね、それが、良作品だったなら、3人のうち、1人だけ良かった!ってことはない…と思うんだな。だから、今回の宮沢,大島のW受賞(主演女優賞,助演女優賞)ってのは、意味があるんだ。価値があるんだ。
だって、その作品が良かった…ってことやからね。そういうことの証明だからね。
高評価…は、まず、作品(に対して)であるべきだと思うし、今年 亡くなられた 高倉 健さんも、
″俳優に賞は関係ありません。でも、ありがとうございます″って、いつも言ってたことは、ホント…よく分かるなあ~、そうだなあ~、と。
さて、大島優子…良かったねぇ~。ま、″作品が良かった!″って言ってるんだから、当然っちゃ当然なんだけどさ…。
でも、環境、いろんな意味での環境だろうね。
ただ、今回、この大島が、この作品で演じた「相川恵子」ってのは、物語の後半に差し掛かるチョイ手前で、実に あっさりとスクリーンから消えるんだよね、実は…。
でも、その″存在感″が(だけが)、その後…後半もちゃんと & しっかりと活きてた。そこが、1番良かったところだよ…今回の大島優子は。
大島演ずる「相川恵子」が、物語から退場することによって、3人、いや、残された2人の関係性が崩れる瞬間が訪れるんだ、突然ね。
すると、浮き彫りになってくるんだよね。実は、梅澤,隅…2人が 実は 憧れていた女性像 & 生き方が、「相川恵子」だった…ってことがさ。
でも、あのあたりは、そこまで(前,中盤)の大島優子の演技が良かったからだよ。作品の歯車として、100%機能してた!ってことだ。
そして、残された2人の信念が、グラングラン…揺らぎ始める。対立し、暴走し始める。
″「堅実」って、何? 「自由」って、何? (そういえば、あの子って、2つとも 持ってたのかも?)″
不安定な2人が対峙し始めるんだ。
″私は、ニセモノ?″
出ないはずの答えを求めてさ…。
そして、大島が演じた「相川恵子」の幻影が、出てないはずの後半も活躍してた。大島は、好演だったと思う。
まあ、3人とも 良かったよ。だから、今作品は、良かった。あれ? 逆か? 逆だよ…かな?
ところで、映画の細かい部分、僕が1番怖かったのは、痴呆が始まっている おばあさんにアクセサリーを紹介する場面における 梅澤(宮沢りえ)の この一言…
″ニセモノなのにね…″
…あの雰囲気、あの演技。いつか、大島優子にも演れるようになってほしいと思う。
ところで、ところで、2014年の10月、こんなランキングがあったんだ。
「あれ!? 演技下手なんじゃ…?と思う女優ランキング」(Gooランキング / 東京都内の男女計500名の調査による)
1位:佐々木 希
2位:前田 敦子
3位:篠田 麻里子
4位:大島 優子
5位:剛力 彩芽
6位:桐谷 美玲
7位:藤原 紀香
8位:奈々緒
9位:長谷川京子
9位:本田 翼
ま、ま…ね。
でも、僕、このランキングを見て、1つ思ったことがある。気付いたことがある。
それはね、昨年,一昨年のランキング…″あの人″の名前が入っていないことだ(20位にも入ってなかった)。あれ? 消えていることだった。
そう! ″あの人″の名とは、武井 咲。いわゆる、演技下手ランキングの常連…というか、この部門のトップの人だ。だったはず…。
なんで? そして、(大島 他と)何が違うんだろう?違ったんだろう?って、考えたよね。
そして、はじき出した答え…。
たぶん、彼女…武井 咲は、″女優さん″として認められているのだと思った。カウントされているのだと思った、逆にね。
だって、武井 咲…昨年何本の作品に出演(主演多し)したと思う? で、一方の大島優子は?
芸能界的…売れてても、仕事内訳の差 & イメージの差って、やっぱ…あると思うんだよね。
おそらく、武井 咲は、実際、女優活動…7, その他…3 だと思う。で、一般の方のイメージも そうなんだと思う。結構近いんじゃないか?と。
また、彼女の場合、CMのイメージを女優のイメージが、今年、初めて超えた!ってことなんじゃないのかな?
だけど、大島優子ってのは、現在、女優活動…1, その他…9 ぐらいだと思うんだ。で、一般のイメージは、女優活動…0.5,その他…9.5、超えちゃってると思うんだな。つまりは、「元AKB」のまま 時間が経っただけ …だと。
知らないんじゃないかな? 要するに、女優として、カウントされていない(心の中でね)可能性がある、と思ったな。
″女優もやってます!″という、まあ、危険なゾーンに大島優子のイメージは、いる!と思ったんだ。でも、まあ、それは、大島優子に限ったことではないんだけどね。剛力彩芽なんか…その典型だもんね。
女優って、CM活動以上に女優活動もしてます!ってイメージ & アピールも 実は、ホンっト大事なんだよね。
あと、前田敦子,藤原紀香なんかは、昔の作品でイメージ止まっちゃってる部分あるんじゃないかな?
だからのランクイン!
つまりは、『イケメンパラダイス』での あの素人演技。草なぎくんと共演した時の″なんだこりゃ?″って芝居。ぐっさんと共演した時の ″あ~この人、コメディーのセンス…全然無いんだな″って誰もが確信してしまった あの演技内容のことだよ。
つまり、今の女優活動は 知らない!ってこと。
映画で主演? ミュージカルで主演??? って状態。
″演り続けてる!″ってアピール不足の人も こういうランキングに入ってくる人の中には、あんじゃないかな~?と。
大島優子は、せっかく、『紙の月』で良い演技してるんだし、作品の評価も高いんだし、これを機に仕事の割合…変えていったらいいのにとか思うよ。
せめて、女優活動…7, その他…3 ぐらいにさ。
間違っても サプライズなんちゃら とかで、戻ってほしくないよな~、女優と反対方向にさ。
″「寄付」って、なんかコワイな。でも、なんで そう思うんだろな? 思っちゃうんだろ? イカンイカン!そんなこと考えちゃダメだ! イイことなのに…″
僕が、小さい頃から抱いてた…そんな 長年のプチ引っ掛かりに対し、完全 & 完璧に答えを出してくれた作品だったよ。なんか、スッキリした。
さて、内容について…。
梅澤梨花 役(宮沢りえ)
相川恵子 役(大島優子)
隅より子 役(小林聡美)
この映画は、3人の女性…生き方についてのお話だと思った。
で、全く違った ″(女性的)ありがち″…な人生を歩んでいる2人。それが、宮沢りえ演じる「梅澤梨花」と 大島優子演じる「相川恵子」という図式。真逆のキャラクター。
で、で、そんな2人が、おそらく…″面白くない人生だろうなぁ~″って、感じているであろう「隅より子」を演じているのが、小林聡美。素晴らしかった。
こういう作品ってね、それが、良作品だったなら、3人のうち、1人だけ良かった!ってことはない…と思うんだな。だから、今回の宮沢,大島のW受賞(主演女優賞,助演女優賞)ってのは、意味があるんだ。価値があるんだ。
だって、その作品が良かった…ってことやからね。そういうことの証明だからね。
高評価…は、まず、作品(に対して)であるべきだと思うし、今年 亡くなられた 高倉 健さんも、
″俳優に賞は関係ありません。でも、ありがとうございます″って、いつも言ってたことは、ホント…よく分かるなあ~、そうだなあ~、と。
さて、大島優子…良かったねぇ~。ま、″作品が良かった!″って言ってるんだから、当然っちゃ当然なんだけどさ…。
でも、環境、いろんな意味での環境だろうね。
ただ、今回、この大島が、この作品で演じた「相川恵子」ってのは、物語の後半に差し掛かるチョイ手前で、実に あっさりとスクリーンから消えるんだよね、実は…。
でも、その″存在感″が(だけが)、その後…後半もちゃんと & しっかりと活きてた。そこが、1番良かったところだよ…今回の大島優子は。
大島演ずる「相川恵子」が、物語から退場することによって、3人、いや、残された2人の関係性が崩れる瞬間が訪れるんだ、突然ね。
すると、浮き彫りになってくるんだよね。実は、梅澤,隅…2人が 実は 憧れていた女性像 & 生き方が、「相川恵子」だった…ってことがさ。
でも、あのあたりは、そこまで(前,中盤)の大島優子の演技が良かったからだよ。作品の歯車として、100%機能してた!ってことだ。
そして、残された2人の信念が、グラングラン…揺らぎ始める。対立し、暴走し始める。
″「堅実」って、何? 「自由」って、何? (そういえば、あの子って、2つとも 持ってたのかも?)″
不安定な2人が対峙し始めるんだ。
″私は、ニセモノ?″
出ないはずの答えを求めてさ…。
そして、大島が演じた「相川恵子」の幻影が、出てないはずの後半も活躍してた。大島は、好演だったと思う。
まあ、3人とも 良かったよ。だから、今作品は、良かった。あれ? 逆か? 逆だよ…かな?
ところで、映画の細かい部分、僕が1番怖かったのは、痴呆が始まっている おばあさんにアクセサリーを紹介する場面における 梅澤(宮沢りえ)の この一言…
″ニセモノなのにね…″
…あの雰囲気、あの演技。いつか、大島優子にも演れるようになってほしいと思う。
ところで、ところで、2014年の10月、こんなランキングがあったんだ。
「あれ!? 演技下手なんじゃ…?と思う女優ランキング」(Gooランキング / 東京都内の男女計500名の調査による)
1位:佐々木 希
2位:前田 敦子
3位:篠田 麻里子
4位:大島 優子
5位:剛力 彩芽
6位:桐谷 美玲
7位:藤原 紀香
8位:奈々緒
9位:長谷川京子
9位:本田 翼
ま、ま…ね。
でも、僕、このランキングを見て、1つ思ったことがある。気付いたことがある。
それはね、昨年,一昨年のランキング…″あの人″の名前が入っていないことだ(20位にも入ってなかった)。あれ? 消えていることだった。
そう! ″あの人″の名とは、武井 咲。いわゆる、演技下手ランキングの常連…というか、この部門のトップの人だ。だったはず…。
なんで? そして、(大島 他と)何が違うんだろう?違ったんだろう?って、考えたよね。
そして、はじき出した答え…。
たぶん、彼女…武井 咲は、″女優さん″として認められているのだと思った。カウントされているのだと思った、逆にね。
だって、武井 咲…昨年何本の作品に出演(主演多し)したと思う? で、一方の大島優子は?
芸能界的…売れてても、仕事内訳の差 & イメージの差って、やっぱ…あると思うんだよね。
おそらく、武井 咲は、実際、女優活動…7, その他…3 だと思う。で、一般の方のイメージも そうなんだと思う。結構近いんじゃないか?と。
また、彼女の場合、CMのイメージを女優のイメージが、今年、初めて超えた!ってことなんじゃないのかな?
だけど、大島優子ってのは、現在、女優活動…1, その他…9 ぐらいだと思うんだ。で、一般のイメージは、女優活動…0.5,その他…9.5、超えちゃってると思うんだな。つまりは、「元AKB」のまま 時間が経っただけ …だと。
知らないんじゃないかな? 要するに、女優として、カウントされていない(心の中でね)可能性がある、と思ったな。
″女優もやってます!″という、まあ、危険なゾーンに大島優子のイメージは、いる!と思ったんだ。でも、まあ、それは、大島優子に限ったことではないんだけどね。剛力彩芽なんか…その典型だもんね。
女優って、CM活動以上に女優活動もしてます!ってイメージ & アピールも 実は、ホンっト大事なんだよね。
あと、前田敦子,藤原紀香なんかは、昔の作品でイメージ止まっちゃってる部分あるんじゃないかな?
だからのランクイン!
つまりは、『イケメンパラダイス』での あの素人演技。草なぎくんと共演した時の″なんだこりゃ?″って芝居。ぐっさんと共演した時の ″あ~この人、コメディーのセンス…全然無いんだな″って誰もが確信してしまった あの演技内容のことだよ。
つまり、今の女優活動は 知らない!ってこと。
映画で主演? ミュージカルで主演??? って状態。
″演り続けてる!″ってアピール不足の人も こういうランキングに入ってくる人の中には、あんじゃないかな~?と。
大島優子は、せっかく、『紙の月』で良い演技してるんだし、作品の評価も高いんだし、これを機に仕事の割合…変えていったらいいのにとか思うよ。
せめて、女優活動…7, その他…3 ぐらいにさ。
間違っても サプライズなんちゃら とかで、戻ってほしくないよな~、女優と反対方向にさ。